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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
10月
人工知能との未来
人間と人工知能と創造性
 3時間
情報の信頼性の確かめ方を理解し使うことができる(知・技(2)イ)
文章を批判的に読みながら,文章に表れているものの見方や考え方について考えることができる。(思・判・表C(1)イ)
文章を読んで考えを広げたり深めたりして,人間,社会,自然などについて,自分の意見をもつことができる。(思・判・表C(1)エ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を通して自己を向上させ,我が国の言語文化に関わり,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
論説の文章を比較して読み,理解したことや考えたことについて討論したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 文章の要旨を捉える。
内容の信頼性や客観性を確かめながら,それぞれの要旨を捉える。(学習①)
筆者の意見とその根拠が書かれているところに印を付けさせるとよい。
P234「説明的な文章を読むために」
2 文章の比較を基にグループで討論し,考えを広げる。
観点を決めて二つの文章を比較し,共通点や相違点を表にまとめる。(学習②-1)
筆者の考えに納得できたこと,できなかったことを手がかりに,「これからの時代に大切なこと」を考え,グループで討論する。(学習②-2)
P242「話し合いの方法」
3 自分の考えを文章にまとめる。
2で行った討論を基に,「これからの時代に大切なこと」を300字程度で文章にまとめる。
自分の立場を明確にして,根拠となる文章や事実を引用するなどして,説得力のある意見を書かせる。
4 学習を振り返る。
人間と人工知能との関わりについて意見を述べる場合,他にどんな立場が考えられるか考える。
「批判的に読む」ことは,どういうときに必要だと思うか,自分の考えをまとめる。
【知・技】
情報の信頼性の確かめ方を理解し使っている。
自分の知識や経験と比べ,筆者の意見や根拠に納得できるかどうか検討しようとしている。((2)イ)
【思・判・表】
・「読むこと」において,文章を批判的に読みながら,文章に表れているものの見方や考え方について考えている。(C(1)イ)
二つの文章を比較して共通点や相違点を表にまとめ,それを基に,話し合っている。
・「読むこと」において,文章を読んで考えを広げたり深めたりして,人間,社会,自然などについて,自分の意見をもっている。(C(1)エ)
自分の立場を明確にし,根拠となる事実を引用するなどして,自分の意見を書いている。
【態】
積極的に二つの文章を批判的に読み,学習課題に沿って自分の考えを文章にまとめようとしている。
広がる読書   『人間の未来 AIの未来』
羽生善治・山中伸弥/講談社
『人工知能の核心』羽生善治/NHK出版
『AIに心は宿るのか』 松原仁/集英社 『アンドロイドは人間になれるのか』
石黒浩 /文春新書