42~49ページ

教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準

説得力のある構成を考えよう 
スピーチで社会に思いを届ける
資料 リオの伝説のスピーチ
 4時間
情報の信頼性の確かめ方を理解し使うことができる。(知・技(2)イ)
目的や場面に応じて,社会生活の中から話題を決め,多様な考えを想定しながら材料を整理し,伝え合う内容を検討することができる。(思・判・表A(1)ア)
自分の立場や考えを明確にし,相手を説得できるように論理の展開などを考えて,話の構成を工夫することができる。(思・判・表A(1)イ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を通して自己を向上させ,我が国の言語文化に関わり,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
提案や主張など自分の考えを話したり,それらを聞いて質問したり評価などを述べたりする。(思・判・表A(2)ア)

3|
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。  
1 話題を決めて,情報を集める。
P56「リオの伝説のスピーチ」を通読する。
P52下段を参照させ,社会で起きている出来事や問題の中で,多くの人に伝えたいと思ったことを選び,話題にする。
P240「発想を広げる」
スピーチの目的と,スピーチをする相手や場を確認し,信頼性の高い情報を集める。
P32「情報整理のレッスン 情報の信頼性」
P239「情報整理の方法」
2 話の構成を考える。
P53「観点」や下段を参考にしてスピーチの構成を考え,構成メモにまとめる。
構成メモの内容について,P55窓「聞き手の心に訴えるスピーチをするために【内容を考えるとき】」を参考にして,グループやペアで評価し合い,推敲する。
ポイントや評価規準をまとめたチェックシートを用意して参考にさせてもよい。
3 スピーチの会を開く。
推敲した構成メモを基に,P54「スピーチの例」やP55「スピーチで大切な三つのポイント」,P55窓「聞き手の心に訴えるスピーチをするために【発表するとき】」を参考にスピーチをする。
ポイントや評価規準をまとめたチェックシートを用意して参考にさせてもよい。
聞き手が感想を伝えたり質問したりする時間を取る。
 DVD・二次元コード
P26「評価しながら聞く」
P55「質疑応答の例」
生徒たちが自分のパフォーマンスを振り返ることができるよう,ICT機器を使ってスピーチや質疑応答の様子を録音撮影しておくとよい。
4 学習を振り返る。
根拠とする情報は,信頼性の高いものを選んだか。
聞き手の心を動かすスピーチをするために,どんなところに気をつけたか。
【知・技】
情報の信頼性の確かめ方を理解し使っている。((2)イ)
情報の発信者・出典,調査方法,情報の数などが適切か確認して,必要な情報を集めている。
【思・判・表】
・「話すこと・聞くこと」において,目的や場面に応じて,社会生活の中から話題を決め,多様な考えを想定しながら材料を整理し,伝え合う内容を検討している。(A(1)ア)
話す目的や相手を明確にし,相手の立場に立って,伝える必要がある情報を選んでいる。
・「話すこと・聞くこと」において,自分の立場や考えを明確にし,相手を説得できるように論理の展開などを考えて,話の構成を工夫している。(A(1)イ)
→興味を引く導入や明確な主張,聞き手が納得できる根拠や提案の設定,適切な説明の順序などを考えて,話を構成している。
【態】
相手を説得できるように粘り強く論理の展開などを考えて話の構成を工夫し,今までの学習を生かして自分の考えを話そうとしている。
広がる読書 『世界で一番貧しい大統領のスピーチ』くさばよしみ 汐文社 『とてもよい人生のために』JKローリング
静山社