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教材名・時数・指導目標・言語活動 学習活動 評価規準
10月
多角的に分析して書こう
説得力のある批評文を書く
 4時間
具体と抽象など情報と情報との関係について理解を深めることができる。(知・技(2)ア)
文章の種類を選択し,多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて,文章の構成を工夫することができる。(思・判・表B(1)イ)
表現のしかたを考えたり資料を適切に引用したりするなど,自分の考えがわかりやすく伝わる文章になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ)
言葉がもつ価値を認識するとともに,読書を通して自己を向上させ,我が国の言語文化に関わり,思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力,人間性等)
関心のある事柄について批評するなど,自分の考えを書く。(思・判・表B(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し,学習の見通しをもつ。
1 批評文について知り,題材を選ぶ。
地域社会の中で見聞きしたことや,メディアを通して知ったこと,本や映画など,関心のある事柄や気になった事柄を選ばせる。
友達と題材を挙げ合うとよい。
先にP132「批評文の例」を読み,批評文のイメージをつかませてもよい。
P240「発想を広げる」
2 観点を決めて分析する。
広告の例を参考に,対象とする事柄の特性や価値などについて,観点を決めて客観的に分析し,自分の考えを書き出す。
自ら提起した問題について,具体的な根拠を挙げて答えを導かせる。それを基に友達と意見を交流させて,さらに考えを深めさせるとよい。
資料を引用して説得力をもたせるようにする。
3 構成を考える。
意見と根拠の関係など,説得力のある論理の展開を考える。
自分の考えを支える資料の引用を検討する。
4 推敲して仕上げる。
下書きをして友達と助言し合い,清書する。
600~800字で書くようにさせる。
P132「批評するときの言葉」や「批評文の例」下段の文型を参考にさせるとよい。
P133「説得力のある批評文を書くには」
P284「語彙を豊かに」
5 学習を振り返る。
どのように分析吟味して批評をまとめたか。
どのような工夫をして文章にまとめたか。
分析や資料の引用,論理の展開や言葉の選び方などに着目して評価し合うとよい。
P244「グラフの活用/引用出典」
【知・技】
具体と抽象など情報と情報との関係について理解を深めている。((2)ア)
具体的な題材を基に,その価値についてまとめている。
【思・判・表】
・「書くこと」において,文章の種類を選択し,多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて,文章の構成を工夫している。(B(1)イ)
観点を決めて問いと考えを書き出し,表にまとめるなどして分析している。
・「書くこと」において,表現のしかたを考えたり資料を適切に引用したりするなど,自分の考えがわかりやすく伝わる文章になるように工夫している。(B(1)ウ)
自分の意見を支える根拠となる資料を引用するなどして構成を考え,批評文を書いている。
【態】
粘り強く表現のしかたを考えたり資料を適切に引用したりし,学習の見通しをもって批評文を書こうとしている。