海外旅行記 アメリカ西海岸 

ChapterU 「ヨセミテ国立公園 」

日帰り往復12時間の旅は疲れましたが、Yosemite公園は素晴らしい!
まだ2日目なのに日本食が恋しくなりました



早い出発

   2日目は、「ヨセミテ公園」の日帰り観光である。当日は午前6時モーニングコール、6時45分朝食、7時30分集合と、出発まで慌ただしい。妻は、楽しみにしていたのだろう、なんとなく上機嫌である。一方私は、「たかが『公園』見物のために早起きするなんて・・・」と思い、観光パンフレットを手に取る。
   パンフレットによると、「ヨセミテ公園」はサンフランシスコの東約300キロ、車で約4時間半のシエラネバダ山脈中に位置しており、面積は東京都の約1.5倍に相当するらしい。
「アメリカで最も人気の高い国立公園の一つ」の文面を見つけるや、「早く出発しなければ!」


●ガイド兼運転手


私達一行は、しゃれたバス
(写真参照)に乗り込み、往復12時間のオプショナルツアーに出かける。
運転手は現地に住む日本人。さて、観光ガイドの人はいないな〜と思っていたら、出発と同時にその
運転手が、運転しながらガイドをしてくれる。

  一人二役という合理性なのか、それとも経費節減なのかは解らないが、日本では考えられないことである。

  ちょっと危なっかしい運転ではあったが、バスは、1〜1.5時間毎に休憩しながら、国立公園の入り口へ無事到着する。


ヨセミテ国立公園


我々は、花崗岩がそそり立つヨセミテ国立公園の某所で休憩する。運が良ければこの岩壁(写真参照)を登るロッククライマーに出会うことがあるらしい。

これまで九州の阿蘇山くらいしか大自然に触れる機会がなかった私は、芸術品とも言えるこの景観に酔いしれる。感心したのは、
観光地とはいうものの「俗化」されておらず、ゴミやたばこの吸い殻等も全く見当たらないことである。日本の観光地、そして私が住む観光地「NAGASAKI」も見習うべきだと思った。

  その後、公園の中心部へとバスは進み、12時前に「Yosemite Lodge」に到着。昼食後も、広大な公園内で休憩をとったり、景勝地で写真撮影など行い、その後、バスはホテルへと戻る。


●TEMPURA



ホテル到着後、ツアーの人達と夕食へ出かける。旅行2日目というのに、全員日本食が恋しくなり、サンフランシスコの「TEMPURA HOUSE(写真参照)」へ向かう。店内を見渡すと日本人はもちろん、多くの外国人の姿が目に入る。大盛況のようだ。


  席に着いた後、メニューをみると定食類は1人5,000円。皆、一瞬沈黙するがもう後には引けない。ほぼ全員が「TEMPURA 定食」を注文する。(日本では2,000円程度のボリュームかな)
   ビーフとサラダを中心とした食事に飽きていたのか、全員の評価は◎であった。




●ケーブルカー

日本食に満足した後は、サンフランシスコの想い出づくりに、「ケーブルカー(写真参照)」に乗ることにした。
しかし、乗車券の発売場所が解らない。身振り手振りで、どうにか発売場所を見つけたものの、今度は、乗る場所が解らない。いわゆる「停留所」が見当たらないのだ。

  しばらく、停留所を探していたところ、偶然ケーブルカーに乗ろうとする外国人を見かける。
なんと、飛び乗っているではないか!私達もそれにならい飛び乗った。なかなか乗り心地がよく、楽しむことができた。

  私が住む長崎には、どこまで乗っても100円
(平成14年1月現在も同額)の「チンチン電車」があるが、このケーブルカーは片道1.5ドルの値段だった。市民生活の足として定着しているようだ。