海外旅行記 アメリカ西海岸 

ChapterW 「ロサンゼルス 」


グランドキャニオンを後にし、ロサンゼルス市内観光へ
映画で見た「HOLLYWOOD」の看板があった



世界一のヨットハーバー

午前10時、ラスベガス空港を出発し、ロサンゼルスへと向かう。
長年の夢が叶ったので、これからの行程はさほど興味がない。強いて言えば、翌日のディズニーランドくらいか・・・。機内でそう思いながら、日程表を見ると「着後:マリナデルレイにてシーフードの昼食及びロサンゼルス市内観光」となっている。

空港到着後、早速、昼食会場へ向かう。
王様の海と称する「マリナデルレイ」は、
人工的につくられた小型ヨットハーバーとしては世界一の規模で、6000隻以上もの豪華なヨットやクルーザーが係留されているらしい。

昼食後、辺りを散歩したが、ヨットに興味がない私にとっては、長崎県時津町のヨットハーバーと変わらないな〜との印象を受ける。


誰の手形?

昼食会場を後にし、私達は映画ファン憧れの地「ハリウッド」に向かう。
ハリウッドは、北からハリウッド大通り、サンセット大通り、サンタモニカ大通り、メルローズ大通りといった、各々個性と流行をもって発展する通りが東西に延びており、映画の都としてのみならず、ゲイ・パワー、音楽の街、そしてファッションの震源地として熱気で溢れている。

ハリウッドやサンセット通り界隈は治安が良くないらしく、一人歩きは絶対に避けるよう現地ガイドより説明を受ける。私達は車中からの観光を楽しみ、チャイニーズシアターに到着する。

そこには、スターの手形やサインがあった。200以上あるらしい。妻は興味があるようで、シルベスタ・スタローンやスティーブ・マックインなどの手形を何枚も写している。なお、
この写真はマリリン・モンローの手形らしい。(その上に、ソフィア・ローレンのサインも見える)


あの白いものは?

その後、私達はハリウッド・ボウルを訪れた。
この野外音楽堂(写真左下)はハリウッド丘陵にあり、2万人以上収容できる。7月から9月にかけて開催されるロサンゼルス交響楽団の「星空の下コンサート」が有名らしい。この日も夕方から演奏会が予定されており、音響のチェックが行われていた。

ツアーの皆は、観客席の最後列まで登って行く。私は、「あんな上まで登るのは疲れるな〜」と思いながらも重い腰を上げ、息を弾ませながら何とかたどり着いた。最後列に腰を下ろし、ちょっと目線を上げると、何か白いものが見えた。

何だろうと思い、片時も離さず持ち歩いているビデオカメラでズームインする。
かの有名な「HOLLYWOOD」の看板だ!


謎のメキシコ村

ハリウッドの次に我々が向かった場所は「メキシコ村」である。
皮製品などを扱う小さな店が立ち並んでいる


「メキシコ村」ってロサンゼルスの観光地なのだろうか(?)と疑問を抱きながらも、
折角立ち寄ったので、店の中を覗いてみる。その店は帽子を扱っていた。店員がたどたどしい日本語で「いらっしゃいませ」と話しかけた後、まがいもの風の帽子を差し出し、「50ドル(約7000円)。」「高い!」と言うと、「30ドル」と答える。帽子は全く買う気がなかったので、店を出た。

いくつか店を覗いた後、再びその帽子店の前を通りかかった。なんとなく、店に入ってしまった。店員は私の顔を覚えていたのだろうか、同じ帽子を差し出し「25ドル」と言う。私は冷やかし半分「20ドル」と言うと、店員は「OK」と返事し、帽子を袋に詰め込んでいる。
全く買う気がない私は、そっと店を出ようとすると、何か叫んでいる。「20ドルで買うといったではないか!」と怒っている様子だ。
店員に期待を持たせてはいけないな〜と少々反省した。