離婚の理由

  銀座のスナックのママが執筆したコラムにこんな話があった。
「結婚30周年を機に家内から離婚されたというお客がいた。理由は”結婚当時から嫌いだった”のだそうです。・・・」

 家に帰って、パートナーに「お前、俺のことどう思う?」と聞いた。
「嫌い。昔は好きなころもあったかもしてないけど、今はね・・・。こんな状況で一緒にいるのって、あなたも辛くない?」
「・・・。辛いけど・・・。僕もこんなんで大変かもしれないけど、少なくとも、子どもが独り立ちするか、”お父さんなんていらない”て言い出すまでは、子どものためにも一緒にいようね。」
「・・・そうねえ。」

 「子は鎹(かすがい)」とはこのことをいうのだろう。

 その翌日、病院に行こうとすると、子ども達が「一緒に行く〜」と駄々をこねたので、仕方がないので家族全員で病院に行くことになった。

 この状況から推測すると、子ども達が「お父さんなんていらない」と言うまでにはまだ時間がありそうだ。

 その間に、パートナーにも「一緒に行く」と言われる関係になるように努力することにしよう。

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