去年一年を振り返ると、病気を患った割には、結構、いろんな事をしていたような気がする。
1月。
本庁で遅くまで企画などの仕事をさせていただいたのに、体力的にどうしてもクリアできない仕事が増え、1月異動を余儀なくされ、新しい職場の雰囲気にとまどった。
3月。
インターネットなどで「ヨーロッパの有名な科学雑誌に”漢方と鍼”による僕の病気の治療法」が掲載されていたので、その論文を書いた人とコンタクトを取り、一人、中国へ。
しかし、その医師は、現在、失業中で中国での治療はできず、彼自身もなんだか信用に足る人ではないような気がしたので、その後、連絡は取っていない。
4月。
「パワーで病気を治す」集団の方と知り合い、計100万円近いお金を使ってしまったにもかかわらず「別の入会者を紹介したらあなたのパワーが増え病気はきっと治る」と言われたのがきっかけで、そこへはもう足を運ばなくなった。
5月。
政策提案@プロジェクトAのメンバーとの初顔合わせ。
ここから数ヶ月の間、出張やレポート作成の日々に追われることになる。
6月。
数ヶ月前から勉強していた「簿記2級」の試験を受ける。
これまで受けた試験の中で初めて「解ける問題が”書けない”」つらさを味わい悔し涙が出て荒れていたが、後日、「簿記とは何か?」ということは十分理解できたことで「良し」という気持ちが持てるようになった。
7月。
職場での僕の健康区分が「出張をさせない」ことであったため、政策提案@プロジェクトAに関する現地調査の際に上司と口論になったが、なんとか北海道に調査に行くことができた。
札幌市で会った「YOSAKOIソーラン」の発起人が「僕と同い年であった」ことに驚いたが、彼と話しているうちに「彼にできて僕にできないわけはない」という気持ちになり、「よーし、僕も
この地域の観光振興を成し遂げてやるぞ!」と固く誓った。
8月〜9月。
政策提案@プロジェクトAの最後の追い込み。
キーボードを叩くのがきつくなりながらも、毎日のようにメンバーにメールを送りながら協議する日々が続いた。
11月。
とある縁で創価学会に入会。
法華経の「実は自分の中に仏(絶対的幸福の境涯)がいる」という言葉が心に響き、それ以来、毎日、朝晩に自分と向かい合うことを続けている。
12月。
政策提案@プロジェクトAの参加賞として、28日の仕事納めの時に、議場で知事から「奨励賞」を受賞し、地方の新聞にも写真などが掲載されたそうだ。
今年に入って、国内外に取材に行っている記者の方からこんなことを言われた。
「イラクやカンボジアの人達は”生きているだけですばらしい”と思っているように感じた。”今生きている”。それでいいじゃないか」
とても心に響く言葉だった。
でも、僕は、もう少しだけ「生きること」にプラスアルファを求めたい。
多くは望まない。
「自分と向かい合う」ことを毎日かかさず行う。
これだけはがんばるので、そのご褒美に、自己治癒力を極限まで高めて「病気の完治」に近づけてほしい。
今年は、ただ、それだけを望みたい。
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