現在、日本ALS協会の支部を立ち上げて、この地域のALS患者やその家族を支援す
る体制を整えようと頑張っている。
そして、7月23日に開催した1回目の設立準備会では30名を越える方が集って下さり、そのほとんどの方が何らかの役員を担当してくれた。
彼らには、心から「ありがとうございます」と言ったし、今でもそう思っている。
さらに、昨日、その準備会に出席できなかった方から「職場で日本ALS協会の支部に対する寄付をお願いしたところ、24名の方が賛同してくれました。」という連絡があり、嬉しい驚きを感じた。
しかも、その方は僕と同じ公務員であった。
この支部立ち上げに関して、同僚の公務員の方にだいぶ助けていただき、それだけで感謝していたのに、僕の知らないところでも「ALS患者やその家族を支援しよう」と頑張っている公務員がいたことに、2重の喜びだった。
彼女たちは、自分たちが勉強や経験で培ってきた知識を元に、「僕ら患者にとって何が必要か?」を考え、ボランティアとして支援してくれている。
”患者会の集い”の開催の仕方さえ解らなかった僕らにとって、彼女らの支援は非常に大きな支えになっていることは言うまでもない。
その一方で、ボランティア活動を一度もしたことがないにもかかわらず、「自分たちの専門分野に関係のあるボランティア活動は自粛した方がよい」と指導する公務員もいる。
そのように指導する公務員に問いたい。
「IT関連会社で働いている人は、身体障害者を対象にした”パソコン教室”をボランティアで開いてはいけないのですか?」
「”廃棄物対策課”で働いている公務員は、”ゴミ拾い”のボランティアをしてはいけないのですか?」
「難病の担当になった公務員が、難病患者の現状を知り、”彼らを少しでも支援したい”と思って、”患者会”を支援するためのボランティア活動をしてはいけないのですか?」
「自分の持っている知識や経験を活かしてボランティア活動する」ことは公務員も民間も関係ないはずだ。
だから、ボランティアの精神を何も知らないのであれば、一生懸命、県民のためにボランティア活動をしている人を抑止するような指導をせずに、まずは自分自身で体験してみてほしい。
そうすることによって、僕たちを喜ばせてくれた”彼女たち”の気持ちがわかると思うに、結果、ボランティアが増え、県民の笑顔も増えると思うから。
・・・そんな支援者達のお陰で、この「ひとりごと」も100話書くことが出来ました。
支援者のみなさま、本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
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