今日の反省

 

 今日、パートナーから「私のことを呼び捨てにしないで下さい」と注意を受けた。

 これは、昨日、長男が家でピアノの練習をしていたときのやりとりが発端である。

 僕曰く、
「4歳の子どもにピアノを教えるのに、泣かせるやつがあるか!」
 彼女曰く、
「泣いている原因も知らないのに途中からいちいち口を出さないで!・・・そんなに言うんだったらあなたが弾いて見せてあげればいいじゃない!」

 一見普通のやり取りのように見えるが、「あなたが弾いて見せてあげればいいじゃない!」という言葉が僕の逆鱗に触れた。

「あのな、僕が昔キーボードの練習をしていたのを知っているだろ。本当だったら僕が教えたいけど指が動かないんだよ。どんなに腹が立っても、言って良いことと悪いことがあるのが分からないのか!」

 子どもの教育のこととなると、つい熱くなってしまい、きつい言い方になり、パートナーもそれに呼応して激しさを増していった。

 その後、パートナーは早く寝てしまい、僕が寝る時、「肩当てを付けてくれないな?」と言って起こすと、「ろくに寝れやしない」と嫌みを言われ、僕も「俺もこんなことを君に頼みたくないよ!!」と切り返し、その翌日、パートナーから「私のことを呼び捨てにしないで下さい」と言われたわけだ。

 毎日のように繰り返されるこんなやり取りに、「いったいいつからなんだろうか?やっぱり病気のせいだろうか?」と考えた。

 結婚する前は、毎日の電話を欠かさないほどの関係だった。

 結婚後は、仲間内でよく飲みに行くようになり、パートナーが迎えにきてくれることもあったが、男女を問わずに飲みに行っていた僕は、その度にパートナーを悲しませていた。

 子どもができた後も、土日を勉強や趣味に費やし、子どもの世話はパートナーに任せっきり。

 それが、病気になって家にいる時間が多くなると、急に、パートナーに「子育て」について口を出すようになった。

 なんだか、パートナーが「あなたを嫌いになったのは、病気になって身の回りの世話をしなければならなくなったことが原因ではない。」と繰り返す理由が分かってきたような気がした。

「どんなに腹が立っても、言って良いことと悪いことがある」とは言ったものの、「元気なときに、もっと家族のために時間を費やすべきだった」という反省が先に来る。

 そして、この反省は、これからの人生に活かしたい。

 「自分がやりたいこと」と「やるべきこと」

 これからはよ〜く考えていきたい。   

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