僕は「もう頑張らない」と決めた。
頑張ってもきついだけだし、だいいち体にもよくない。
それに、頑張っても「できないもの」はできないし、それではストレスも溜まってくる。
だから、もう、頑張ることは止めて、「できること」だけやろう。
それによって自分の成長は止まるかもしれないけど、それは仕方のないこととあきらめよう。
まずは、身の回りから。
他人にしてもらうと分かるのだが、服の着方や体の洗い方は人によって違う。
だから、パートナーによく「そうじゃない!」と怒って「自分の仕方」をわかってもらおうと頑張ってきたのだが、もう頑張らないことに決めた。
しばらくは違和感に悩まされるだろうが、いずれ慣れるに違いない。
ところで、「僕にできること」って何があるのだろう?
できることといえば・・・
気を付けていれば少しは歩けるし、指も7本ぐらいは動くので何とかパソコンは打てる。
そういば、「書くことを止めた」ことによって、逆に、パソコンを活用した「情報のデータベース化」に寄与することになり、結果としていろんな「仕事の効率化」にも成功した。
僕は「頑張ること」は止めたけど、「できること」はやる。
あきらめずに「できること」を探していけば、まだまだ「一人前にできる仕事」はあるはずだ。
身体が動きにくいのなら、動こうとあがくのではなく、その分、必死になって「できること」をやろう。
そうすることによって、「知識を必要とし、かつ、クレームが多く、処理するまでに数年係る人もいた」仕事を今年の4月に一手に任せていただき、創意工夫の結果、11月末までに全ての案件の処理に目処がついた。
そして、同僚からも「あれがもう処理できるなんて凄いですね」という言葉をいただいた。
「上司が適材適所に仕事配分をしてくれたおかげである」ことに感謝しつつ、「決裁印」や「クリップ留め」をしてくれた方にも感謝したい。
人間、できないことは多くても、できることに知恵を加えて、ねばり強く、一生懸命やっていけば結果は必ずついてくる。
だから、どんなにハンディキャップを持った人も、「自分はもうダメだ」と思わずに、粘って粘って必死にやろう。
あ、そういえば、子どもの話し相手になることも「できること」の一つ。
改めて考えると、「できることって結構多いんだなあ」、ということに気付いた。
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