難病の役員会
今日は忙しい一日だった。 薬を取りに行って、子ども達を予防接種に連れて行って、難病患者連絡会に行って、その後買い物に行って・・・。 その中でも、難病患者連絡会は特に疲れた。 この会は、いろんな難病患者会の代表による会だ。 しかし、「会の代表の人が勝手に行政に結論を出したこと」に異を唱えると、「僕は皆さんのことを考えて答えたんだ」と怒鳴られた。 「そんなに僕のやり方が気に入らないんだったら、僕たちは役員を降りるから君がひとりでしてやってみろ!」という言葉に、僕は「いいですよ。」とあっさり言ってのけた。 自分の意見が通らないと「もう仕事はしない」と考えている人は、代表には向かない。 しかし、メンバーはほとんど代表の人の息がかかった人ばかりで、僕が議題を振っても一切無視。 しばらく沈黙が続いた後、「そらみろ」と、その代表はまたその会議を仕切り始めた。 そして、規約を無視して「難病と関係ない知人」を副代表に決めたほか、「今後新たに難病患者会ができたとしても役員にはしない」と宣言して、自分の息がかかっている人だけ で会を運営しようとしている。 彼は彼なりに一生懸命難病患者を支援しようとしており、決して悪い人ではないのだろうが、どうしても、ワンマン経営を受け入れることができない自分がいる。 僕はなぜここにいるんだろうか? 彼らの協力がないとALS患者やその家族の支援ができないのだろうか? そんなことを悩んでいるうちに、会議は終わり、「会議のしこりを残してはいけない」と代表の方に「先ほどの議論の中で不愉快な発言が有ったらすいませんでした」と謝った。 謝りはしたが、それが本当に本心から言っているものか、自分でも分からなかった。 ほんと、疲れた一日だった。 |