もうすぐ今年度が終わる。
この1年、仕事関係だけ振り返っても、いろいろなことがあった。
その中でも、アルコールのにおいのする人に追いかけられたことによる「職場待避」や「もう君の業務改善案は聞かない」、それに、「昼休みの窓口の担当」が平然と昼休みに食事を取ったあげく通常の休憩時間よりもかなり長く休憩を取っていたことは、僕の公務員生活13年の中でも初めてのことであり、衝撃的だった。
しかし、ふと考えてみると、職場からアルコールのにおいはすっかり無くなり、かつて、僕を「殺してやる」と追いかけ回していた人は、今では、「パソコンの使い方を教えてくれ」といって追い回すようになった。
また、「昼休みの窓口の担当」についても、僕と同年代の人たちを中心に、「昼休みの後にもらえる休憩時間」に昼食をとるようになった。
「当たり前」と言うかも知れないが、その「当たり前のことを当たり前のようにできるようになったこと」がなんだか嬉しかった。
それだけではない。
上司は、「もう君の業務改善案は聞かない」ということを解禁しないまでも、僕に「3年以上たまっていた”クレームが多い業務”の処理」を集中しておこなう環境に置いてくれたおかげで、この1年でそれらの業務を全て処理することができた。
そして、その裏では、「上司自ら単純作業を行ってくれる」などの支えがあった。
心身共に、多少、忙しい職場ではあったが、上司の適材適所による業務配分と支援により、この職場は、1年前と比べて、明らかに、業務改善と県民サービスの向上がなされた。
そのことを素直に喜びつつ、少し気にしすぎているだけなのだろが、「今年度改善されたこと」が、(僕がいなくなっても?)末永く続くことを切に願った。
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