野球の理論

 

 今日、ワールド・ベースボール・クラシックの決勝が行われ、日本が、見事、初代チャンピオンとなった。

 これには多くの国民が興奮したようで、僕もその一人であった。

 今回の日本の勝因は、一部のプレーヤーによる活躍というよりは、チームワークによるところが強のかったということは言うまでもない。

 ファインプレーをした名手がなんでもないゴロをエラーしたり、それをフォローするかのように、これまで得点圏打率ゼロだった人が「ここぞ」というときに代打で登場してホームランを打ってみせる。

 また、ピンポイントによる出番で、数球しか投げないピッチャーもいた。
 それでも、「チームに必要なメンバー」として招集された。

 チームワークの勝利。

 僕の家にも、パートナーという「やんちゃな強打者2人を完封できるピッチャー」がいるが、たまに、その”やんちゃなバッター”の攻撃にうち負かされることがあり、”ピンポイント”として僕がマウンドに立ち、”やんちゃなバッター”を押さえ、勝利投手の気分になるこ
とがある。

 しかし、その時、このチームのエースから、「途中から口出してきておいて、”勝利投手”のような気にならないで」と言われてしまう。

 家族のチームワークは野球より難しい!?

 それでも、僕は、「ピンポイントピッチャーの必要性」を信じて、今日も投球練習に精を出している。



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