長男が釣った

 

 実は、昨日から、僕以外の家族が義母の家に泊まりに行っている。

 知人のお誘いで、パートナーと長男が今日の早朝から釣りに行くことになり、娘の世話を義母が見るためだ。

 僕もできることなら、一緒に釣りに行きたかったが、「船の上」ということもあり、今回は家で待つことにした。

 あいにく1人では何もできない僕ではあるが、リモコンのスイッチぐらいは押せるので、ゆっくり、ビデオを見ることにした。

 さすがに、映画を3本も見ると頭がクラクラしてきたが、「必死に頑張っている仕事の時間」とは異なり、楽に「ボー」と過ごしていると、時間はあっという間に過ぎていく。

 もしかすると、毎日、こんな「楽な時間」を過ごしていると、あっという間に5,6年経ってしまうのではないか?

 そんなことを思いながらも、「でも、しっかりと足跡だけは残していこう」と思い直した。

 20時過ぎ。

 家族が帰ってきて、我が家が、また、賑やかになった。

 僕の夕食は、長男が釣った「小さい魚の刺身3切れ」。

 量は少なかったが、ほんわか温かくて、少し遅い僕だけの夕食を賑やかにしてくれた。


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