僕は、「できない」とか「無理です」という言葉の変わりに「○○だったらできる」という言葉を使うようにしている。
確かに、「オリンピック選手になれ」とか「総理大臣になれ」と言われると、「無理です」といわざるを得ないが、日常の生活でそんなことをいわれることは皆無に等しい。
それ以外のことであれば、「できない」とか「無理です」ということはほとんど無く、それらの言葉を使う人は、自分で勝手に「自分の限界を作っている」だけだ。
その勝手な限界を取り除くことによって、人間は更なる成長を遂げる。
例えば、パソコンを全く使ったことがない人に「このデータをパソコンで解析してくれ」と言われた場合、「僕には無理です」ではなく、「わかりました。パソコンの使い方を勉強するので少し時間をいただいたらできる」と答える。
そして、このようなことを繰り返していくうちに、この人はパソコンの達人になっていくだろう。
大事なのは、「今はできない」ということを認める勇気と、「これからはできるようになりたい」という向上心を持ち、それに向かった努力を惜しまないことだ。
こう考えてみると、「できない」という言葉は「できないわけではないが、それをするための努力をしたくない」という言葉に置き換えることができる。
だから僕は「できない」という言葉を使わないようにしているのだ。
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