今日、テレビで「夜廻り先生」と呼ばれている人の特集があった。
彼は、「深夜に歌舞伎町などをウロウロしている未成年者を注意して廻っている」ことから、いつの間にか、このように呼ばれるようになったという。
そして、今では、夜中2時〜4時を中心に、子供達の相談の電話やメールの対応に追われているそうだ。
相談の主な内容は、「自殺やリストカット」についてであり、「数日対応しなかったために自殺をした子供もいた」ことから、毎日送られてくる数百通のメールにもその日の内に返事を書いており、おかげで睡眠時間が無い日もあるという。
僕は、「夜廻り先生」がこのような大変な活動を何年も行っていることに脱帽してしまった。
また、彼はこんなことも言っていた。
「親は子供達に、”もっと良い子になってもらいたい”という気持から、つい、褒めることを忘れて叱ってばかりいる。しかし、叱ってばかりいると、子供達は”自分はダメな人間”と思ってしまう。だから、”10回褒めて1回叱る”ような気持で接してほしい」
そこで我が家を振り返ってみると、そこには、「早くご飯を食べてしまいなさい」という”叱り役”のお母さんと、「よくかんで食べているから遅いんだよだね。偉いね。」という”褒め役”のお父さんがいることに気づいた。
この2人の役者さんは、お互いに「余計なセリフは言わないで」と言い合う犬猿の仲?ではあるが、”抱っこができないお父さん”という役も受け持っているお父さん役の人は、もしかしたら、子供にとっては”すごい役者”であり、必要不可欠な役を演じているのではないだろうか?
そんな、”自己満足”みたいなものも、少しばかり考えてしまった。
戻る
|