ラジオの取材

 

今年のゴールデンウィークも、子供達にとってなかなか楽しいものではなかった
だろうか?

5月3日
 子供達を連れてデパートへ。
 いつものように、パートナーは一人で買い物に出かけ、子供達は、遊技場へ。

5月4日
 祖父母と一緒に子供達が”取ることが好き”な回転寿司で昼食を取った後に、
ロープウェーで山頂へ。

5月5日
今年のゴールデンウィークのメインイベントであるテーマパークへ子供の従兄弟
と一緒。  結婚した人が未婚者に「結婚も楽じゃない。独身の方がましだ」ということがある。

 そして、時には、今はやりの「あなたが結婚しないのは”偶然ではなく必然”。それはあなたが求めていないから」と説明する場合もある。

 ということは、僕も「病気を患ったのは”偶然ではなく必然”。それは僕が求めていたから。」ということなのか?

 冗談ではない!

 僕は、「病気になりたい」と思ったことなど一度もない。

 いや、僕だけではない。

 今まで、同じ病気を患った人から「この病気になって良かった」ということを一度も聞いたことがないし、結婚したい人が「今まで結婚できなくて良かった」と思うはずもない。

 それに、結婚した人が、”結婚したくても縁がない人”に「それは偶然ではなく必然」と言うのは、なんだか、上からの目線で言っているようで耳障りが良くない。

 誰も「好んでもいない状態」に「なりたい」とは思わないもの。

 しかし、みんな、不幸にも「好んでもいない状態」になってしまったからといって「他人をうらやんで落ち込んでいる」と、もっと不幸になりそうだから、「今置かれた状態の中でベストを尽くそう」と思っているだけなんだ。

 そして、今日、僕は、とある自治体から「うちが持っている”夢を持って生きている人を紹介するFMラジオの番組”で約30分にわたってあなたを紹介したい」というお誘いがあり、すっかり公務員としての夢をあきらめてしまった自分を含め「今、夢をあきらめた人が少しでも前を向いて生きていきますように!」という願いを込めて、録音スタジオで取材に応じた。

 録音時間は約2時間。

 とてもきつかったが、この取材のおかげで、これまで自分が歩んできた道を振り返ることができ、「僕も少しは頑張ってきたんじゃないか?」と前向きに考えることができた。

 良いタイミングで取材して頂いたことに感謝しながらも、今日だけは、「落ち込んだ精神状態にもかかわらず取材に応じた自分」を褒めてあげたい気分になった。

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