尽きない元気

 

 さすがに、この連休における「子供へのサービス」の疲れが出てしまい、夫婦でぐったりしてい しまった。

  しかし、子供達はまだまだ元気で、疲れを知らない。

 僕がズボンを履くのに四苦八苦していると、”ここ数日のサービスのお礼”とばかりに、 長男が「僕が手伝ってあげる」と言って、力強くズボンを持ち上げてくれ、危うく前のめりに倒れそうになった。

 そして お昼過ぎ。

 お母さんが昼寝をしていたため、暇を持て余していた娘が「本を読んであげる」 と言ってお父さんの膝の上に乗ってきた。

  久しぶりに膝に乗ってきてくれた娘に喜びながらも、「う、重たい・・・。大きくなっ たなあ。・・・それにしても、このままだと足が持たないぞ。」と、僕は”膝からおろす口実”ばかり考えていた。

  それにしても、子供の元気は尽きることがない。

 これでは、もし、僕が元気だったとしても、とても彼らの元気にはかないそうもなさそうだ。

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