トントントントントン・・・・・・・・・
サードインパクトから8年が経過した平和な第三新東京市の碇家では規則正しいリズミカルな包丁の音が聞こえている、
サードインパクトによって、すべての人類はひとつの意思の液体へと変えられてしまったが、シンジの想いによってそのすぐ後に、現実の世界へとすべての人間が帰ってくることができた、
もちろんその力に例外は無く、初号機に取り込まれていたユイや、爆発に巻き込まれたミサト、さらにはカヲルまでもが人間として戻ってきていたのだった、
そして、彼女もまた人間として、ここ、第三新東京市に戻ってきたのだ、
彼女の名は碇レイ、御年22歳、
あの頃とまったく変わることの無い美しい容姿、少し伸びた背、大人っぽさを兼ね備えた可愛らしい微笑み、
しかし、彼女のその微笑みはたった一人の人物に向けられていた、そう、彼女の夫、碇シンジである、
話は8年前までさかのぼる、
あの大惨事の後、浜辺でアスカと二人で横になっていた時、目の前の赤い湖の中からレイが現れて、唐突に
「再びジオンの栄光を掴むため、私は帰って来た〜〜〜〜!ソロモンよ、私は帰ってきたのだ〜〜〜〜!!!」
と、叫んだところから二人の物語は始まったのだった、
FUCK"n太郎15作品投稿経過記念特別読みきり
レイ奥様の華麗なる日常
Made by FUCK"n太郎
「あの時私が湖から出てきた時・・・・・碇君・・・・うれしそうだった・・」
私の名前は碇レイ、今年で二十二歳の人妻なの、人妻・・・・・・・・・・ぽっ・・・・・・・・良い響き・・・・・
私は碇君のお嫁さんなの・・・・・・・・・・いいえ、碇君じゃないわ、今は結婚してるから「だ〜りん」と呼ぶべきかしら・・・・・・・
あの後私と碇君は高校に通うようになったの、でも、高校も楽しいことばかりじゃなかったわ、
何故かは知らないけど、あのホモ使徒もいつのまにか復活して通ってたし・・・・・・・・・・SALは私と碇君の間を邪魔しようとするし、ヒゲは高校の制服を着た私を見て、
「萌え萌え〜〜〜〜〜〜〜!」
なんて意味のわからないことを言ってたわ・・・・・・・でも・・・・・・・私と碇君の愛は誰にも邪魔されなかったの、そして、つい一ヶ月前、私と碇君は電撃結婚したの、
そう・・・・・私は新妻・・・・・・・・・
団地妻シリーズなの・・・・・・
あら・・・・・いけないわ・・・・・・・私のことばっかり話して・・・・
今私のだんな様・・・・・・碇君が私のために夕飯を作ってくれてるの、あ、碇君が呼んでる・・・・・
「おーい、レイ、そろそろ夕飯できるから、テーブルの上片付けといて〜」
私・・・・・・家事できないの・・・・・・・だから碇君が作ってくれるの・・・・・・・・・・・しくしく・・・・・・
「ねぇ、レイ、どうして泣いてるんだよ?」
しくしくしくしく・・・・・・・・・・・・
「おなか痛いの?」
ふるふる
「おなか空いたの?」
それはちょっと当たってる・・・・・でも違うの・・・・
ふるふる
「じゃあ・・・・・・・・僕のこと嫌いになった?」
それは絶対に無いの・・・・・・・
ぶんぶんぶん、
「私・・・・・・・・・・・・家事できないの・・・・・・・くすん」
「なんだ、そんなことで泣いてたの?良いんだよ、そのうち覚えようね、」
そう言って碇君は私の頭をなでなでしてくれるの・・・・・碇君の手ってあったかい・・・・・・・・・新婚さんの特権なの・・・・・思いっきり甘えるの・・・・・
「おいおい、レイ、そんなにくっつかないでよ」
碇君・・・・・・・いい匂い・・・・・・でも・・・・・・・・・香水みたいな匂い・・・・・・香水!?
「あなた・・・・・・・・・・何・・・・・・・・・この香水の匂い?」
「えっ・・・・その・・・・・・・あの・・・・・・・・」
「浮気したの・・・・・・・・私に飽きたのね・・・・・・・・しくしく」
碇君・・・・・うろたえてる・・・・・やっぱり浮気してたのね・・・・・
「違うよ、これは母さんの・・・・・・・母さんの香水の匂いだよ」
母さん・・・・・・・お義母さん・・・・・・・ユイおば様・・・・・・・久しぶりにこっちに帰ってきたと思ったらヒゲよりも私の碇君にべったりのお母さん・・・・・・危ないわ・・・・・・・碇君を取られちゃう・・・・・・・・・
「あなた・・・・・・・・・・浮気しないでね・・・・・・・・・・・・」
「絶対しないよ、僕にはレイだけだよ、」
碇君、笑ってる、
「ほらほら、ご飯冷めちゃうから早く食べようよ、」
おなか空いた・・・・・・・パクパク・・・・・・モグモグ・・・・・碇君のご飯、美味しい・・・・
ご飯を食べたらお風呂に入るの、それから二人でいっしょに寝るの・・・・・・・・・ぽっ
それから夫婦の営みが待ってるの・・・・・・・・・・・ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽっ!
「レイ、どうしたの、レイ、顔赤いよ?風邪かな、」
ううん、違うの・・・・・・・・・・でも、体が熱いの・・・・・ぽっ
「やっぱり風邪かも、早く寝た方が良いよ、」
あ、碇君が私を抱っこして布団に運んでくれてる、違うの・・・・・風邪じゃないの・・・・・・まだ寝たくないの・・・・・・でも・・・・・・・・・このまま、抱っこされてたい・・・・・・
ああ・・・・・布団に入ったら眠くなってきたの・・・・・・・お腹もいっぱいだからすぐに眠くなるの・・・・・・・
ダメ・・・・・・まだ碇君と・・・・・・・・・ぽっ
でも・・・・・・・・・・・・・・・眠いの・・・・・・・・・・・まだだ、まだ終わらんよ!なの・・・・・・・・・
でも・・・・・・・・・・・・睡魔には勝てないわ・・・・・・・・SALと同じくらい睡魔は強いの・・・・・・・
ダメ・・・・・・・・・・・・おやすみなさい・・・・・・・・・・・・・・・あ、碇君の声が聞こえる・・・・・・
「おやすみ、レイ、早くよくなってね、」
チュッ!
あ・・・・・・・・・・碇君が・・・・・・・・・・キス・・・・・・・・・・
でも・・・・・・・・・・・・・・寝ちゃうの・・・・・・・しくしく・・・・・・
明日こそは・・・・・・・・碇君と・・・・・・・・・・・・するの・・・・・・・
次回に続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・のかな?
FUCK"n太郎さんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます。
今回はここに投稿十五作品経過記念小説ですね。なんとっ!レイちゃん人妻(良い響きですね)です、それもシンジ君の奥さん、夢が適いましたね(^^)
レイちゃんとシンジ君のラヴラヴな生活、羨ましいですね。レイちゃん家事ができないけどシンジ君ができるから大丈夫。
こんな奥さん、皆さん欲しいですよね、甘く萌え〜ラヴラヴな続きを読みたくなってきましたね。皆さんのレイちゃんラヴをFUCK"n太郎さんに感想として送りましょうね
とっても素敵なSSをくださったFUCK"n太郎さんに皆さん感想を送りましょう。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
SSroom レイ奥様の華麗なる日常劇場版、逆襲のナルシスホモ
投稿:レイ奥様の華麗なる日常