「うわーん、ない、ない、プリンがない。」
葛城家、天才美少女アスカちゃんが冷蔵庫の中をみて絶叫しました。
「シンジっ。アンタがプリンを買い置きしていないから悪いのよ。」
「でもアスカ。昨日スーパーで、特売の牛乳プリンを5つも買っておいたんだよ。」
「5つしか買ってなかったからよ。このアスカさまがたった5つのプリンで満足すると思ってるの。」
「5つしかって・・・そんなに食べるから太・・・」
ボクッ
「それ以上言うと殺すわよ。とにかくそんな減らず口をたたく暇があれば、イヌのように走ってプリンを買ってくるのよ。」
「無茶だよ。」
主夫・シンジくんがアスカちゃんに非力な抵抗をしているとき
「ピンポーン」と玄関のチャイムがなりました。
「今日はシンジ君。あらあら、またケンカ。仲がいいほどケンカをするというけどね。」
「リツコ」 「リツコさん」
リツコさんとレイちゃん(5歳)が遊びにきたのです。
「ダメだよアスカお姉ちゃん、シンジお兄ちゃんとケンカしちゃ。」
「なに生意気言ってるのよ。せっかくだけどレイ、あんたが来てもバカシンジがおやつの牛乳プリンを切らしているからおやつは無しよ。」
「ええー、にゅ〜にゅ〜プリン無いの。」
「そうよ。にゅ〜にゅ〜プリンはバカシンジが切らしちゃったのよ。」
「違うよレイちゃん。昨日5つも買っておいたのをアスカが一晩で全部食べちゃったんだよ。」
「そうなんだ。アスカお姉ちゃん食いしん坊さんだからね。」
「むっ。レイまで余計なことを言うの。」
アスカから怒りの闘気(オーラ)が吹き上がり、シンジとレイちゃん(5歳)は思わず後ずさりをしてしまいます。
「アスカ。そんなに牛乳プリンが食べたいなら作ってあげるわよ。」
「えっ、本当リツコ。」
「いいですよリツコさん。僕が買ってきます。」
「わーい。お母さんのにゅ〜にゅ〜プリンだ。」
「いいのよシンジ君。いつもレイお世話になっているからこれぐらいはお返ししないとね。」
「でも、悪いです。僕がプリンを買ってきます。」
せっかく遊びにきたリツコにおやつを作ってもらうのは気がひけるシンジにリツコは・・・
「大丈夫よ。ただアスカもレイも手伝うのよ。」
「うん。私、お母さんとシンジお兄ちゃんを手伝うよ。」
「何で私がプリン作らなきゃならないのよ。」
「うふふ。シンジ君と一緒に作ると楽しいわよ。」
つづく
ふきのとうさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜
冷蔵庫にお気に入りの「にゅ〜にゅ〜プリン」が無くて怒るアスカちゃん(食べ過ぎですね^^;)自分では買いに行かずにシンジ君に買いに行かせようとする番長ぶり(笑)
そこへ遊びに来たリツコさんとレイちゃん。プリンが無いのはレイちゃんも残念がりましたね。でもリツコさんがなんとプリンを作ってくれる事になりました。
リツコおかあさんをベースに書いていただきました。「れしぴ」シリーズで主婦リツコさんがお手軽な料理をシンジ君達に教えるSSです。料理を作る事によってシンジ君とアスカちゃんの仲が少しは良くなるかも(笑)
アスカちゃん、プリン五個は食べ過ぎと感想を送りましょうね。
とっても素敵なSSをくださったふきのとうさんへの感想は掲示板かjun16に送ってくださいね。ふきのとうさんさんに送っておきます。
皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!
投稿:にゅ〜にゅ〜プリン