にゅ〜にゅ〜プリン その3

Made by ふきのとう


「アスカ。水を200CCお鍋に入れて。」

「ええ、分ったわ。」

「そこに、赤い寒天をいれて。次にお砂糖を30グラム加えて。」

「こうね。」

アスカちゃん、てきぱきと準備をしていきます。


「そう、そう、アスカ上手よ。 レイ。」

「なあに、お母さん。」

「ボールに牛乳を400CC入れて。シンジくん手伝ってあげて。」

「はい、レイちゃん。計量カップではちゃんと量ってね。」

「うん、わー、楽しいね。」

「シンジくん、牛乳にスキムミルク60グラム入れて。」

「はい。」

「シンジおにいちゃん。私いれたいー。」

「レイちゃん、手伝ってくれるのかい。でも、こぼさないようにするんだよ。」

「んしょ、んしょ。これぐらいかな。」

「レイ。牛乳とスキムミルクをかき混ぜてちょうだい。よくかき混ぜると美味しくなるわよ。」

「はーい。ぱしゃ、ぱしゃ。えへへ、たのしいよ。」

レイちゃん、牛乳とスキムミルクを楽しそうにかき混ぜています。


「リツコー、私は。」

「寒天とお砂糖を溶かしたお鍋を火にかけてちょうだい。」

「それだけ。簡単じゃない。」

「溶け残りがないように、かき混ぜながら2〜3分よ。」

「このアスカさまにかかっては問題ないわ。」

「ふふ、たのもしいわね。」

アスカちゃんの様子をみながらリツコさんは

(これでアスカも料理を覚えれば、シンジくんとも進展するでしょね。)

と、ひそかに考えています。


「リツコさん、スキムミルクが溶けましたよ。」

「あら、あら、レイがんばったわね。」

「うん。がんばったよ。」

「じゃあ、シンジくん、この牛乳をアスカが火にかけているお鍋にいれてあげて。」

「はい。アスカ。ちょっとどけて。」

「なによ。あんたがどけるのよ。」

「アスカ。仲よくつくらないと。美味しいオヤツにならないわよ。」

「わかったわよ。」

アスカちゃん、リツコさんに「仲よく」と言われて、少しだけ赤くなりましたが、

「じゃあ、いれるよ。ふーん、でも手軽で美味しそうなオヤツだなあ。」

シンジくん、オヤツの作り方に感心していて、ちょっと鈍感です。

(シンジくん、もう少し積極的にならないと・・・・)

と、リツコさんもため息ですが、気を取り直して、次なるアドバイスです。

「あと、少しだけ火を強くして、かき混ぜながら2〜3分よ。」

「あっという間ですね」

「できたら、お玉で器に分けて冷蔵庫で20分冷やすだけよ。」

「おかあさん、赤というよりちょっとピンク色だね。」

「もっと真っ赤がよかったのに・・・まあ、今回はこれぐらいで許してあげるわ。」

アスカちゃん、さっそく気を取り直します。


「リツコさん、白いプリンもおなじ作りかたですか。」

主夫・シンジくんにリツコさんは次なるアドバイスです。

「そうよ。ただ、牛乳を多めに入れると、やわらかくてプルプルになるわ。」

「プルプルになるの。そうと分れば、さっそく実行あるのみよ。シンジ、早く作るのよ。」

「アスカも手伝ってよ。」

「なに言ってるのよ。アンタが作るのよ。あたしが美味しく食べてあげるわよ。」

「シンジおにいちゃん。わたし手伝う〜。」

「うー、しょうがないわね。わたしも手伝ってあげるわよ。ありがたく思いなさいよ。」

「ありがとう、アスカ。」

「べ、べつにお礼を言っても何もでないわよ。さっさとはじめましょう。」


(うふふ、なんだかんだといって、少しは、進展しているのかしら。)


1人微笑む、リツコさんでした。



  おしまい


れしぴ

<材料>(4人分)

かんてんクック1本分  (4グラム)
スキムミルク      (60グラム:大さじ10杯)
砂 糖         (30グラム:大さじ5杯)
牛 乳         (400CC:カップ2杯)
 水          (200CC:カップ1杯)


<作り方>

 @200CCの水にかんてんクック1本分を浸し、さらに砂糖30グラムを
  加えて火にかけ、2〜3分温めます。

 A400CCの牛乳に60グラムのスキムミルクを加え、よく混ぜ@に加えて
  2〜3分火にかけます。

 Bお玉で器に手早く取り分け、冷蔵庫で20分ほど冷やします。

 スキムミルクをいれるとカルシウムが取れます。牛乳を多めに入れるとやわらかくなります。


 ふきのとうさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 プリンを作るアスカちゃん達、リツコさんの上手な教えで作っていきます。

 レイちゃんも楽しく作っていますね、流石リツコさんの娘、料理上手になるでしょう(^^)

 アスカちゃん、プリンの作り方を覚えたので、いつでもシンジ君に作る事ができますね。

 リツコさん、もっと色んな料理を教えてねと感想を送りましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったふきのとうさんへの感想は掲示板かjun16に送ってくださいね。ふきのとうさんさんに送っておきます。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom_6 その2

投稿:にゅ〜にゅ〜プリン その3