ちるどれん らいふ 番外編

なんば〜わん

お風呂

Made by シゲボー

「さ〜〜て、晩ご飯も食べておなかいっぱいになったし。ファ〜スト、ゲ〜ムでもやりましょう。」

珍しいわ。アスカから誘ってくるなんて。明日は雨かしら?

「アスカ、だめだよ。明日から期末試験じゃないか。」

碇クンの忠告・・・・アスカはなんて答えるかしら?

「べんきょおぉ〜〜〜〜?そんなもの大丈夫よ。なんてったって、あたしは大学を出てるのよ!」

やっぱりそうきたわね。さすがおSALさん。大学出たからって勉強しなくってもいいなんて思ってるなんて。

「綾波はどうするの?」

なんて答えましょう。

「・・・・・・・・・わたしは大丈夫。教科書の内容は全部暗記してるから。」

「そう。じゃあ大丈夫だね。すごいな綾波って。」

・・・・ぽっ・・・・・碇クンにほめられちゃった。・・・・・うれしい・・・・・

「じゃ、さっそくやるわよ。」

 

ちるどれん らいふ

 

大丈夫なのかな?綾波はともかくアスカは。

学校で、「こんなの大学でも習わなかったわよ」とか言ってたくせに。

まあいいや。僕の成績が悪くなるわけじゃないし。さあて、さっさと片付けちゃおうっと。

洗剤つけて、きゅっきゅっきゅっ、っと。

 

ちるどれん らいふ

 

「きぃ〜〜〜〜〜〜なんであんたこんなに速いのよ!」

ファ〜ストに負けるなんて最悪。しかも7回連続!!

シンジに勝つために夜中に一人でこっそり練習してるっていうのに。やりはじめたばっかりのファ〜ストに負けるなんて・・・・・・

なにが「SAGAラリ〜」よ!ぜんぜんラリ〜になってないじゃない!ラリ〜ってもんは、もっとデコボコな道を行くんじゃないの?

まあいいわ、次で勝てば。

「ファ〜スト、も一回やるわよ!」

次こそは・・・・・・・・

 

ちるどれん らいふ

 

はあ〜、やっと終わった。さてと、勉強しなきゃ。

居間ではまだアスカと綾波がゲ〜ムをやってる。勉強する場所がないな。

どうしよう・・・・

 

 

そうだ!こうしよう。

 

 

 

「綾波、ちょっといいかな。」

我ながら名案。却下される可能性0,000000001%だとマギが算出したぞ。

別名「オ〜ナイン作戦(仮名)」と呼ばれている。

「なに?碇クン。」

「あのさ、いま綾波がここに居るんだったら、綾波の部屋を貸してくれないかな?」

「どうして?」

「だって、ここで勉強してたら気が散って集中できないから。」

「何バカ言ってんのよ!わざわざファ〜ストの部屋で勉強することないじゃない!」

やっぱり、アスカは口を挟んできたな。ふふっ、その答えもすでに用意済みだよ。

「そんな・・・・・・・だったらアスカの部屋でやってもいいの?」

「えっ?何でそうなるのよ!あたしの部屋に入っていいのはあたしだけなのよ。」

「だったらいいでしょう?」

「・・・・・そうよ!ミサトの部屋があるじゃない!そこでやれば・・・」

「いやだ!ミサトさんの部屋は散らかってるし、ミサトさんの許可なく入れないよ。ね、綾波。」

「私は構わないわ。」

「ハンッ。勝手にしなさいよ!ファ〜スト、続きをやるわよ。」

 

 

作戦成功〜〜♪

アスカなんかちょろいもんだぜぃ。

さて、勉強道具をもって、元自分の部屋へGO〜〜♪

 

 

ちるどれん らいふ

 

碇クンが私の部屋へ・・・・・・もともとは碇クンの部屋だったところへ・・・・・・

今は私の部屋・・・・・・・

机もある。

イスもある。

本棚もある。

ベッドもある・・・・・・・・ポッ

今日は碇クンと一緒に寝ましょう。

 

「アスカ、私つかれたわ。お風呂に入ってきてもいいかしら?」

「くぅ〜〜〜また負けた。くやしい〜〜〜〜〜〜もう一回やるわよ!」

「いやよ、お風呂が先。その後に相手をしてあげるわ。」

「その『相手をしてあげるわ』っていうのがむかつくけど・・・・まあいいわ。お風呂入ってらっしゃい。」

「じゃ、先に入るわ。」

 

そのままお風呂場に直行。早くお風呂に入って碇クンと一緒に・・・・・・・

 

 

 

「綾波、僕ここがよくわからないんだけど。」

 

「ここ?ここはね、・・・・・・私にもわからないわ。」

 

「綾波もわからない事があるんだね。」

 

「・・・・・お母さんに聞いてくるわ。」

 

 

だめ、お母さんが出てきてはだめよ。

 

 

 

「綾波、僕ここがよくわからないんだけど。」

 

「ここ?ここはね、こうやって・・・・・・・・・。」

 

「すごいや綾波。さすがだね。」

 

「そんなことないわ。」

 

「ふわぁ〜〜〜もう眠いや。」

 

「碇クン、一緒に寝ましょう。」

 

「うん、今日は寒いし、そうしようか。」

 

「碇クン・・・」

 

「綾波・・・」

 

 

 

ぽっ!ぽっ。ぽっ、ぽ〜〜〜っ・・・・・・

 

 

ぱたん!

 

ちるどれん らいふ

 

「も〜〜〜っ。ファ〜ストったらいつまでお風呂に入ってんのかしら?」

すでに30分は過ぎている。こんなにファ〜ストが長風呂したことがない。

何かあったのかしら?

「しょうがないわね、ちょっと様子を見に行こうかしら。」

 

「ファ〜スト、いるんでしょ!いるなら返事ぐらいしなさい!」

おかしいわね。中からは何も音が聞こえてこない。ファ〜ストの服はあるのに・・・・

「ファ〜スト!入るわよ。」

 

 

「きゃ〜〜〜〜ちょっと、ファ〜スト!大丈夫!?」

のぼせてる・・・・・?顔がまっかっか。体も赤いわね。

「アスカ!どうしたの?」

「ファ〜ストが・・・・・って入ってくるな〜〜〜〜!!!」

げしっ!

カウンタ〜パンチをお見舞いしたから、しばらくは立てないわね。さて、まずは湯船から上げなきゃね。

よいしょ、よいしょ。

ふぅ〜〜〜見かけよりも重たいのね、ファ〜ストって。

そんなことはともかく、どうやって介抱すればいいのかしら?とりあえず体を冷やせばいいのかな?

腰掛に座らせてっと。冷たいシャワ〜で流しましょう。

「ファ〜スト!大丈夫?おお〜〜〜い。生きてますか〜〜〜?」

「う・・・ん・・・・?アスカ?なんでアスカがいるの?碇といっしょに寝てたのに・・・・・・」

「はぁ??何バカなこと言ってんの!あんたはお風呂でのぼせたのよ。」

「そうだったの。・・・・残念ね。」

「ほら、早く服を着ちゃいなさい。そこで寝てるバカシンジがいつ起きるかわからないんだから。」

 

ちるどれん らいふ

 

「碇クン?そこにいるの。」

碇クンが寝てる?どうして?またアスカがいぢめたのね。

いかりくぅ〜〜〜〜ん。

「あ、こらファ〜スト!服を着なさい。風邪ひくわよ。」

アスカが何か言ってる。でも、そんなことより碇のことのほうが大事。まっててね、今助けるから。

 

ちるどれん らいふ

 

ここはどこ?

 

僕は誰?

 

何をしてるの?

 

 

 

ここは大きな川

 

僕は碇シンジ

 

この川を渡ろうとしている

 

そうか、ここは死んだ人が渡るといわれる川だな

 

僕は死んだんだ

 

アスカに殺されたんだ

 

 

 

・・・・誰かが後ろから僕を呼んでいる

 

体が揺れる

 

僕を呼ぶのはだれ?

 

父さん?

 

母さん?

 

ミサトさん?

 

綾波?

 

 

 

 

 

 

目をあけたら・・・・・・・・綾波がいた。

しかもハダカ・・・・・・・・・

鼻から何かが垂れてきた。脳の神経細胞がショ〜トして、また僕は気を失った。

 

 

 

<つづく>

 

 

 

 

 

あとがき

 

ども。

今回はjun16さんの「CHILDREN LIFE」を元にして書きました。

レイちゃん、妄想大爆発!シンジ、生死の狭間をさまよいます。アスカ、ゲームの才能無いんじゃない?

続きは早めに書きます。

楽しみにしててください。

 

でわでわ〜〜〜♪


 シゲボーさんからSSを頂きました(^▽^)ありがとうございます〜

 今回はなんとっ!jun16が連載?している「CHILDREN LIFE」の設定で書いてくださいました(^^)

 お腹がいっぱいになったアスカちゃん、やることは一つレイちゃんを誘ってゲーム。でも明日から試験、シンジ君は注意しますが、大学出のアスカちゃんはお構いなしにゲーム、頭が良いレイちゃんもゲーム、余裕がありますね。

 ゲームに自信満々なアスカちゃんでしたがレイちゃんに負けっぱなし、へっぽこですねえ(笑)SALだから勝てないのかな。

 家事が終わり勉強を始めようとしたシンジ君でしたが部屋がな〜〜い!でも流石は主夫、考えていますね〜、生活の知恵。

 今はレイちゃんの部屋で勉強するシンジ君にレイちゃん妄想爆発(笑)お風呂での妄想は危険です(爆)

 気絶したシンジ君、羨ましいから一生気絶してなさい!

 続きが楽しみですね〜。続きが気になる〜〜感想を送って早く書いてもらいましょうね。

 とっても素敵なSSをくださったシゲボーさんに皆さん感想を送りましょう。

 皆さんの感想が作者の力になります!一言でもよいから感想を書きましょう!!


SSroom なんば〜つ〜 男の試練

投稿:ちるどれん らいふ 番外編 なんば〜わん お風呂