EVA CHANGING

よんじゅうよんわ

ふくしゅうしゃ

あ〜〜〜もうっ超むかつく〜〜〜っ

 バッシバッシ!!

 ネルフの仮眠室、レイはマクラに怒りを込めてパンチを繰り出していた。先日アスカとマナにMADの薬を飲まされた怒りがまだ収まらない。

もうっお母さんの薬で天国に行くところだったわ

 頭痛を治す薬だったが何故か気絶して天国に行く一歩手前だったのであるが、不屈の精神力で戻ってきたのであった。

マナちゃんはまた学校に来るし、ライバルが増えちゃったじゃないの〜〜〜

 マナは翌日にまた学校に転入してきてクラスメ〜トを驚かせたのであった。

やたらシンちゃんにベトベト纏わりついて絶対に私への挑戦だわ

 マナは学校に居る時シンジに抱き付いたりして周囲の注目をさらっていた。それにレイは黙っておらず二人を引き離そうとしたがマナの元気に勝てずに連敗を記していた。

くううう〜〜〜シンちゃんもシンちゃんよね、私という婚約者がありながらどうして何も言えないのかしら

 婚約者ではないレイが思い込んでいるだけである。

アスカもちゃっかりしてるわよね、いつもお弁当作ってきてもらって、くう〜〜〜羨ましい〜〜〜

 アスカはまだシンジにお弁当を作ってもらっていた。それをマナとレイの前で美味しそうに食べるものだから腹立たしい。

何とか二人を亡き者にして・・・いけないいけない犯罪は駄目ね。二人をギャフンと言わせる方法はないかしら?

 ベッドの上でマクラを抱きしめ転がり良い方法がないか考える。

う〜〜〜〜ん

う〜〜〜〜ん

う〜〜〜〜ん

う〜〜〜〜ん・・・思いつかないわ

 一生懸命考えるが方法が見つからない。

こんな時は・・・お母さんに相談しよっと

 ベッドから飛び跳ねると靴を履きダッシュでリツコの研究室に向かった。









「ふ〜〜〜コ〜ヒ〜はブラックにかぎるわね」

 静かな研究室、リツコはコ〜ヒ〜を飲み休憩をしていた。

お母さん居る〜〜?

 バシッ!

うびゃ!

 ナイスコントロー〜ルでレイの顔に猫の縫いぐるみが当たった。

「レ〜〜〜イ、何回同じことを言わせるの?お母さんじゃなくてお姉さんでしょ〜〜〜」

 眼鏡を輝かせながら『姉』の部分を強調する齢?歳のリツコ。

は・・・はひ〜〜〜

「じゃあ言ってごらんなさいお姉さんって」

お、お、おお・・・・・・・・・・・お姉さんっ

 なかなか言い出せなかったが言わないと改造されるので嘘でも言わなければならない。

「ヨロシイッ!それで何か用なの?」

実は・・・

 レイはアスカとマナにされた事を話した。正確に話したのではなく自分が美少女なのでいぢめられたり頭が良いので宿題をやらされると脚色をつけて話した。

「そうなの、アスカに霧島さんまで加わってレイをいぢめるのね」

うん、そうなの〜〜私このままじゃ学校に行けないよ〜〜〜

 ハンカチを目に当て嘘泣きをしリツコの同情を引こうとするレイ、顔は泣いているが心では泣いていない。

「可哀想なレイね、わかったわ私に任せなさい」

本当っ?

「ええ、私の可愛い妹はが守るわ」

ありがとうお姉さん〜〜〜〜

 抱きつき止めを刺す、レイの心はガッツポ〜ズである。

「これを二人に食べさせなさい」

これってキャンディ〜

 リツコは机から可愛い包み紙を二つ取り出すとレイに渡した。

「ええキャンディ〜よ。でもただのキャンディ〜じゃないわよ、食べるとね・・・ああっここからは私の口から言えないわ」

そ、そんなに凄いの?

「凄いってものじゃないわよ、ひとかけらで惑星を消滅・・・な、何でも無いわよ聞かなかったことにしてちょうだい。って冗談よ冗談♪〜」

う、うん

 生唾を飲み込むレイ、リツコの言葉が冗談とは思えない。

なんだか危なそうなキャンディ〜だけど死ぬことは無いかな?ふっふっふっふアスカにマナちゃん、待っていなさいよ〜〜〜〜

 レイの瞳が燃えるのであった。


「ふっふっふっふ、次回でアスカもマナちゃんも居なくなってシンちゃんは私のもの〜〜」

「何言ってんのよ、居なくなるわけないでしょう。それに何よリツコのキャンディ〜って?」

「とっても恐ろしいものなの、なんたってお母さんが作ったものだからね」

「食べたらどうなるの?」

「知りたい?」

「ええ知りたいわ」

「それじゃあ教えてあげる。ええとねアスカが食べたら・・・」

「ア、アタシが食べたら?」

「SALになるの〜〜〜」

 
ばしっ!

「い、痛いっなにするの〜?」


「アンタいっぺん死んでみる?」

「駄目、代わりはいないの〜〜」

「アンタバカ〜?何言ってんの」

「言ってみたかっただけ〜〜〜」

「お気楽ね」

「でね、マナちゃんが食べたら・・・」

「マナが食べたら・・・鋼鉄になるって言うんじゃないんでしょうね」

「うっ・・・ど、どうして知っているの?超能力者?」

「アンタの考えることなんて単純だから大体わかるわよ」

「な〜〜〜んだ、てっきり次回のスト〜リを知っているかと思っちゃった」

「知らないわよ、アンタは知っているの?」

「知らな〜〜〜い、でもアスカとマナちゃんが死ぬことは確かね」

「なんですって〜〜!?」

「次回をお楽しみにね〜〜」

「こらレイッ待ちなさい〜〜」

 レイちゃんの復讐にリツコさんのキャンディ〜なにやら恐ろしいキャンディ〜ですね。

 『姉』を強調するリツコさん、齢?歳(恐くて聞けませんね。30・・・げほげほっ)

 果たしてレイちゃんは二人にキャンディ〜を食べさせることはできるのでしょうか?
 
 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


よんじゅうさんわ けいさんちがい よんじゅうごわ ふくしゅう?

EVA CHANGING よんじゅうよんわ ふくしゅうしゃ