EVA CHANGING

ごじゅうごわ

だめかも

シンちゃん助けて・・・

「あ、綾波どうしたの?」

 ネルフ、シンジが自販機のベンチで休憩しているとレイがフラフラしながらやってきた。

き、気分が悪いの

「顔が真っ青じゃないか」

 シンジは驚いた、レイの白い顔が真っ青になっていたからである。

真っ青なの?

「リ、リツコさんのところにいかなきゃ」

う、ううん平気

「平気じゃないよ」

横になっていれば平気

 レイはベンチにゆっくり座わり横になった。

膝枕してくれる?

「あ、うん」

 シンジはレイの頭をゆっくり自分の膝に乗せた。

「熱は無いようだね」

えへへシンちゃん優しいね

 シンジの手の温もりにレイの気分は少し良くなり微笑んだ。

「いつから気分が悪くなったの?」

さっきかな、急に気分が悪くなったの、げほげっほ

「だ、大丈夫?」

 レイの咳はわざとらしかったがシンジは気づいていなかった。

うん、大丈夫。シンちゃんが膝枕してくれているから、でも、ごほごほ・・・だめかも

 レイの瞳は焦点が合わずに宙に浮いた。

「綾波しっかりするんだ!」

短い人生だったわ・・・

「そんな事言っちゃダメだ、頑張るんだ!」

 シンジはレイの手を握って励ました。

ありがとう、でも自分の命は自分がよく知っているの、だから・・・キスして

「え、ええ!?」

最期にシンちゃんの温もりを感じたいの・・・

「で、でも」

 レイの潤んだ瞳にシンジの手が震えた。

ごほ、ごほ・・・ねえシンちゃん

「わ、わかったよ」

本当?嬉しい

 レイの顔に少し明るさが戻った。

シンちゃん・・・

「綾波」

 レイの瞳が静かに閉じるとシンジは生唾を飲んだ。

ん〜〜〜

 シンジも瞳を閉じ二人の唇が触れ合う・・・

こんら〜〜〜レイ〜〜〜!

 ばっち〜〜〜〜〜〜ん!

いった〜〜〜い

 触れる瞬間にアスカのコブシがレイの頭に直撃した。

「アンタなにやってんのよ!」

何ってシンちゃんとあっつ〜〜〜〜いキスよ。さあシンちゃんキシュして、ん〜〜〜

「あ、綾波」

「こらやめ〜〜い」

 アスカはレイを無理やりシンジから引き剥がした。

「アスカも乱暴はやめなよ、綾波は病気なんだよ」

「病気〜?」

「うん、もう余命短いんだよ、さっきから苦しそうにしているんだよ」

 シンジの瞳が涙でにじんだ。

「ぷっ・・・シンジ〜〜アンタ騙されているわよ」

「え?でも苦しそうにしているよ」

「レイはアイスの食べすぎでお腹を壊したのよ」

「アイスの食べすぎ〜?」

 シンジは驚いてレイを見た。

食べすぎじゃないもん、シンちゃんあと少しの命だからキシュして〜〜

 唇をとがらしてシンジに迫った。

「だからやめぃ〜」

 ボカッ!

うにゅぅ〜〜・・・

 アスカの強烈なコブシが頭に見舞われ気絶した。

「だ、大丈夫なの?」

「リツコに薬を貰いに行くから大丈夫よ、まったくアタシの分も食べるからお腹壊すのよ」

 アスカはレイを肩に乗せるとリツコの研究室に向かうのであった。


「久々の更新ね、なんと一年ぶり!」

「本当ね、まったくだらけていたんじゃないの」

「ふふアスカと同じだね」

「同じじゃないわよ、アタシはだらけるなんてしないもん」

うそ〜?いつのだらけているじゃない、尻尾がずっと垂れているわよ」

「尻尾なんてついていない!」

「一年ぶりの更新だからここの設定を知っている人なんているのかな?」

「多分いないわね」

「そうなんだ、じゃあ少し設定を紹介しようかな。私は綾波レイ、性格は読んでいてわかったと思うけど元気いっぱい!これはMADリツコ博士の変な発明でくら〜〜〜〜い性格から変えられたの、だから文字がいつも大きいの」


「よく憶えていたわね」

「実は読み直したんだ」

「そうね、アタシも忘れていたものね」

まったく困ったものね」

「そうね、今度更新が鈍ったら鉄拳が飛ぶわね」

うん飛ばそうね」


 レイちゃんの気分が悪かったのはアイスの食べすぎ、それもアスカちゃんの分まで(^^;)

 元気が良いレイちゃんも流石に沢山食べたのはまずかったですね。。

 こんな連載小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


ごじゅうよんわ おふりょ

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