「レイ〜起きなさい、朝よ」







「う〜〜ん、zzz・・・」







「学校に遅刻するわよ」







「大丈夫・・・後五分」







「遅刻してもおかあさんは知りませんよ」







「平気平気・・・zzz」










































きゃ〜〜!もうこんな時間?遅刻しちゃう〜〜!














































EVA小説掲載500本目記念小説

リツコおかあさんシリーズ

9 years after

14

 

「おかあさん〜どうして起こしてくれなかったの?遅刻しちゃうじゃない」

「おかあさんはちゃんと起こしましたよ、大丈夫だから寝たんでしょう」

「もうっ」

 あ〜〜私ってどうして朝が弱いのかしら?また遅刻しちゃうわ、おかあさん私が慌てているのにゆっくりコーヒーを飲むなんて子供不孝ものなの。

 あっ自己紹介がまだだったわね、慌てちゃってすっかり忘れていたわ。私は赤木レイ、みんな知っている超有名な中学二年生ピチピチの十四歳よヨロシクネ。そして私が慌てているのにゆっくりコーヒーを飲んでいるのがおかあさんの赤木リツコ、ネルフ一の天才科学者なの私の尊敬するおかあさんよ。

「ごはんくらい食べていきなさい、お腹すくわよ」

「食べてる時間な〜〜い、パンを持っていく〜」

 食パンくわえてダッシュ!行ってきま〜〜〜す。










 タッタッタッタ

 遅刻遅刻〜〜〜パンを食べて〜っと、それにしても私って器用だわパンを食べながら走るなんて誰もができる技じゃないわ。世界広しといえどもパンを食べながら走れる女子中学生って私くらいしかいないわね。

「あ〜〜ん遅刻遅刻ゥ!初日から遅刻じゃ、かなりやばいって感じだよね」

 別に転校してないんだけどパンをくわえて走ると必ず言いたくなる台詞なのよね、何故かな?

 タッタッタッタ

 よしっこのまま行けばギリギリセーフだわ、流石レイちゃんね。

 ゴンッ!!

いったぁ〜〜

 だあああ、いたたたた誰よ?急に角から飛び出してくるなんて・・・あ、パンツ・・・

いったいわね〜!どこに目をつけてんのよ!

 その白いパンツは・・・

「むっそれはこっちの台詞よ!遅刻するじゃないの!」

「その声はレイ」

 ふら付きながら立ち上がった相手はマナ、霧島マナ。私の同級生よ。

「またパンくわえて寝坊なの、相変わらずねえ」

「そういうマナだって寝坊したんじゃないの?」

「私はちゃあんと起きているわよ、ただギリギリに行くのがスリルがあって楽しいよねえ」

 ・・・理解できないわ、ちゃんと起きているなら少し早く出て歩いて行けば良いのに。

「ふ〜〜ん変な趣味、走ろう遅刻しちゃうわ」

「ええ」

 こうしている間にも時間が過ぎちゃう、猛ダッシュで学校へGOよ。










 キ〜〜ンコ〜〜ンカ〜〜ン

「「セ〜〜〜フ」」

 チャイムが鳴る前に教室に着いたわ、流石私の足ね。

「二人ともまたギリギリよ、もう少し早く来れないの?」

「い〜じゃない、早く来たってすることないもん」

「うん、少しでも寝ていたいの」

「はあ〜〜」

 呆れられちゃった、この眼鏡っこは委員長の山岸マユミ、超がつくほど真面目なの。私とマナそしてマユミは三美少女トリオと呼ばれているわ、ほとんどが私の美貌で持っているんだけどね。

「まあまあ、明日マユミもパンをくわえて走ってみない?楽しいわよ」

「楽しくありません!早く座って先生が来るでしょ」

「は〜〜い」

 ホントに超真面目だよね、マユミに言わせれば私達が不真面目って言うのよね、そうなのかな。

「きり〜〜つ」

 先生が来たわマユミの号令でおはようございます。

「みんなおはよう出席を取ります・・・赤木レイさん」

「は〜い」

 先生はなんと、ヒカリお姉ちゃんなのだ。科目は大得意の家庭科、流石昔から家事をしているだけあるわ私も見習わなくっちゃね。

 そして驚いた事に結婚しているの、相手は当然・・・あのトウジお兄ちゃん、二人は昔からラヴラヴだったもんね。幸せだよね。

「それでは先週渡しておいたプリントを集めます、後ろからまわしてください」

 あっプリント、忘れちゃった。まあいいやヒカリお姉ちゃん優しいから許してくれるわ。

「先生プリント忘れました」

「あ、私もです」

 マナもなの?なんだか張り合っているみたいね。

「そうなの?明日持ってきなさいよ」

「「は〜い」」

 ほらね、優しい。これがおかあさんなら怒るのよねえ。



 あっ一時間目の授業が始まっちゃうわ、1時間目は国語ね。先生は・・・紹介しても知らないからパスね。これから授業だからちょっと紹介できなくなったわ、また会いましょうね、バ〜イバイッ!


 このSS(リレー小説&投稿SS&CGに付けたSSを除く)で500本目です!V(^▽^)V

 これだけ書き続けると呆れてしまいますね(笑)

 今回は「リツコおかあさんシリーズ」の九年後の世界、レイちゃんが十四歳です(そしたらリツコさんは・・・)

 同級生はマナちゃんにマユミちゃん、そして先生はなんとヒカリちゃんです。続きはまたの次回で。

 「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


 14−2

NEON GENESIS: EVANGELION リツコおかあさんシリーズ 9 years afrer 14