HP開設三周年記念小説

リツコおかあさんシリーズ

9 years after

14-2

 

 キ〜ンキ〜ンカ〜〜ンコ〜〜ン!

 ふう〜〜退屈でつまらない・・・じゃなかった有意義でためになった一時間目が終わったわ。

「ふあああ〜〜眠〜〜い」

 昨日も遅くまでラジオを聞いていたからまだ眠いわ、授業中何度眠りそうになったか・・・でも私は真面目だから寝ないのよね。それに比べマナは・・・

「zzz〜〜」

 授業が終わったっていうのにまだ寝てるわ、何時まで起きていたのかしら?次は家庭科だから起こしに行かないとね。

「相変わらず遅刻ギリギリだな、もう少し早く起きれないのか?」

「早く起きる時間があったら寝る時間に使うもん」

「それじゃあいつかは遅刻するぜ、なあ」

「うん」

 む〜〜〜ちょっとむかつく〜〜〜、説教?しに来たのは仲良しグループのムサシとケイタ君、ムサシはいっつも元気いっぱいで五月蝿いのよね、それに比べケイタ君は静かで大人しくて大人しくて・・・それしか思いつかないわ。

「ふ〜〜んだ遅刻しないもん、遅刻するとしたらマナよ」

「ノンノンノンノン、レイ〜私は絶対に遅刻しないわよ。チョコレートパフェを賭けても自信があるわ」

「むっ何その自信は?」

 いつの間に起きてきたのよ、それにいつの間に背後にまわったの?気配に気がつかなかったわ。マナってもしかして忍者?

「レイさんにマナさん、賭けは違法ですよ」

「違法ってお金をかけるわけじゃないのよ」

「それでもダメです」

 相変わらず真面目ね、チョコレートパフェ美味しいのに。特に学校帰りに食べると美味しいのよねえ〜今度マユミも強引に誘って悪の道に引きずり込んじゃえ!

「ははは、山岸は相変わらずかたいなあ」

「学級委員長として当然です、ムサシ君もケイタ君も早く家庭科室に移動してください」

「おっとそうだった、ケイタ行こうぜ」

「うん」

 そう次はヒカリお姉ちゃんの家庭科、家庭科室に移動しないと行けないわ。










「今日は先週の続きですね、わからなかったら先生に聞いてください」

 今は家庭科でエプロンを作っているの、ネコさんのアップリケが胸についたエプロンこれができたらおかあさんと一緒に料理しようっと。

「いたっまたさしちゃった」

 マナったらまた指をさしているわ不器用ねえ〜

「もう〜〜イヤになっちゃう」

「マナさん針の持ち方が違うのよ、こうしてね・・・」

 おおっ流石マユミすらすらと縫って行くわ、凄いわねいいお嫁さんになれるわよ。

「上手い!マユミってどうしてそんなに上手なの?山にこもって特訓しているの?」

 山にこもって特訓?違うんじゃないの、マユミはエプロンはすでに終わって時間が余ったから鍋つかみを縫っているのよね。

「そう言われても困ります、こういうのって好きなんです」

「ふ〜〜んそうなんだ私は大嫌いだけどね、じゃあ私のぶんをお願い♪」

「霧島さんダメですよ、自分のは自分でしましょうね」

 おわっとヒカリお姉ちゃんが来たわ。

「え〜〜だって見てこれ〜〜手がもう血だらけなの」

 血だらけって・・・誇大表現じゃないの。血なんてちょびっとしか出てないでしょ。

「ばんそうこう貼ってあげるから自分でやりましょう、そうしないと・・・」

 あうっ『そうしないと』の台詞がでたわ、あっマナが生唾を飲んだ。

「点数は零点ですよ」

「は、はい!自分でやります」

「よろしい」

 ヒカリお姉ちゃんって微笑んできつい事を言うのよねえ〜でも下手でも完成すればちゃんと点数をくれるから嬉しいわ。

「ねえヒカリ先生、これ上手くできているかな?」

 お姉ちゃんじゃなくちゃんと先生って言わないとね。

「ええ、上手にできているわよ。ネコさんも可愛く仕上がっているわね」

「へへ〜ネコさんは大得意だもん」

 ネコさん大好きだからね。それじゃああと少し頑張ろうっと!








 キ〜ンキ〜ンカ〜〜ンコ〜〜ン!

「よ〜〜し完成よ」

 チャイムと同時に完成なんてドラマチックね違うかしら?

「今日終わらなかった人は来週までの宿題にします、できた人は提出してくださいね、帰りのホームルームで返します」

「んげ!宿題なの〜〜〜はあ」

「俺もだよ」

 マナとムサシはがっくり肩を落としているわ、頑張ってね〜

「なあケイタ俺のエプロン縫ってくれよ」

 ケイタ君ってエプロン上手に縫えているのよね、手先が器用なのね。

「え〜?僕が」

「頼むよ、お礼はするから」

「うん、わかったよ」

「おおっ!流石は心の友恩にきるぜ!」

 抱き合う二人・・・男同士で気持ち悪〜〜い。

「マユミちゃ〜〜〜〜〜ん!!私の手伝って」

「ダメです」

「お願い〜〜」

 マナったらマユミにしがみ付いているわ、みっともないわねえ。

「そ、そんな事言わないで〜〜断ったら私泣いちゃう〜〜〜うえうえうえうえ〜〜〜」

 あ〜〜あ顔を覆って泣いちゃった・・・ってウソ泣きじゃない!そんなのに誰が引っかかるのよ。

「マナさん泣かないで手伝ってあげるから二人でしましょう」

 ええっ!引っかかっている。あっマナの口元が微かに歪んだわ、計算していたのね。

「本当?嬉しいわ流石マユミね」

「あっマナさん」

 抱き合う二人・・・可愛いから絵になる?やおいが入るかな。

 家庭科も無事終わり!それじゃあこの辺でまた会いましょうね〜


 三周年です。もう三年も続いてしまいました、何度自然消滅になろうとした事やら(笑)

 今回はSS初登場のムサシとケイタです。「鋼鉄のGF」のキャラなので知らない人もいるかもしれないですね(知っているでしょうね)

 「jun16 Factory」はリツコおかあさん推奨HPです(爆)

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


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NEON GENESIS: EVANGELION リツコおかあさんシリーズ 9 years afrer 14-2