DREAM WORLD

 鳥達が囀る朝、私は、愛しいダンナ様を起こしに行く。

「おはよう」

「ZZZ」

「おはよう、シンジ」

「ZZZ」

「起きてください」

「ZZZ」

「遅刻するわよ」

「ZZZ」

「シ・ン・ジ」

 チュ!目覚めのキス。何をいっても起きないけど、これでいつも目が覚めるの。ポッ

「うーん、おはよう、レイ」

「おはよう、シンジ」

 私は碇レイ、結婚してまだ3ヶ月。大好きなダンナ様碇シンジは、私の事を大事にしてくれるの。

 私は台所に戻り、朝食のしたく、シンジの健康を気遣ってのご飯。

「美味しそうだね、レイ」

「ふふ、いつもと同じよ」

「「いただきます!!」」

 いつでも二人で食事、シンジの幸せそうに食べる姿を見ていると、楽しくなるの。

「どうしたの?僕の顔に何かついてる?」

「ううん、みていたいの」 (ポッ)

 私は頬を赤らめたの、そしたらシンジも赤くなったわ。

「レイ、照れるよ・・」

「ふふ」

 いつも楽しい食事本当に結婚してよかったわ。

「「ごちそうさま!!」」

「おいしかったよ」

「うん」

 朝食が終わり、後片付けをする。シンジは少し休憩して会社に行く準備をはじめる。

 準備ができ玄関まで見送り。

「じゃあいってくるよ」

「まって、ネクタイがまがっているわ」

 ネクタイをなおし、そのまま頬にイッテラッシャイのキス。

「チュ!いってらっしゃい」

「!いってきます」

 シンジは驚いていたが、いつもの事。ダンナ様を見送った後、私の仕事が始まる。

「ようし!」

 気合を入れて、まずは洗濯、洗濯物はためないでこまめに洗うの。

 洗濯機が回っている間に、部屋のお掃除。私が綺麗好きもあるけれど、シンジの喜ぶ顔が見たくて欠かせない。

「ふう!ここは、これでいいわ」

 掃除をしている途中で洗濯が終わり、そのまま洗濯機へ直行。そしてベランダへ。

 パンパン!!

「今日もいいお天気ね」

 空を見上げると雲一つない青空、ふふ私達みたい。

「早く乾きそうね」

 干し終わると、掃除の続き、主婦も大変。そうしているうちに、もうお昼。いつも簡単にすませるの。

 トースト、サラダ、スクランブルエッグに牛乳。

「いただきます」

 モグモグ、パクパク!

「たまごがチョット、かたかったわ」

 こうして、積み重ねて料理が上達、シンジにはかなわないけど。

 パクパク、モグモグ!

「ごちそうさま」

 後片付けをして、少し休憩。テレビをON。

 お昼はワイドショーが放送してるけど、私は今日から始まる連続ドラマエヴァンゲリオン学園を見るの。

 主人公の男の子と幼なじみの女の子、そして転校してきた女の子が繰り広げる学園物、主人公の男の子はカッコよくてなんだかシンジみたい。

 でも私はシンジだけ、ポッ。

「ふふ、次回はどうなるのかしら」

 ウトウト、暖かいせいか、眠くなって少しお昼ね。

 スヤスヤ・・・

 スヤスヤ・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

「ふああ・・・」

 お昼ねが終わり、掃除の続き、さあ張り切って頑張りましょう!

 掃除が終わり、洗濯物を取りこむ。気持ちいいわね。

 洗濯物をたたみ、次は買い物。近くの商店街、スーパーに行くの。

「今日は何にしようかしら」

「これが安いわ」

 値段を見て決める。家計を考えるのも主婦の仕事。

「奥さんこれ安くしとくよ!!」

「そう、じゃあいただこうかしら」

 おじさんに”奥さん”と言われるからついつい買っちゃうの。でも嬉しいわ。

「これでいいわね」

 両手に買い物袋、買い込み過ぎて・・・・きついけど。

「ただいま」

 台所にたち早速、夕食の準備、腕によりをかけて作るわよ。

 サッサ!

 ジュージュー!!

 手早く料理、シンジはいつも美味しく食べてくれる。

「ただいま!!」

 愛しのダンナ様のご帰宅。玄関まで迎えにいくの。

「お帰りなさい!」

「ただいまレイ、いいにおいだね」

「ふふ、もうすぐできるから待っていてね」

 台所に戻り。急いで料理。

「シンジ、おまたせ」

「すごいね、美味しそうだよ」

「ありがとう」

「「いただきます!!」」

 モグモグ

 パクパク

「これ美味しいよ」

「ふふ、どんどん食べてね」

 パクパク

 モグモグ

「どうしたのレイ?」

 私はずっとシンジの顔を見つめていた。

「美味しそうに食べるから、作りがいがあるわ」

「美味しいよ、レイの手料理は」

「うん、ありがとう」 (ポッ)

「「ごちそうさま!!」」

 楽しい夕食も終わり、私は後片付け、シンジはお風呂。

「♪♪♪」

 バシャバシャ!!

 鼻歌を歌いながら、洗い物。

 バシャバシャ!!

 バシャバシャ!!

 キュキュ!!

 キュキュ!!

 食器を拭いて・・・・

 ツルッ!!

「あっ!!」

 ガッシャーーン!

 ガッシャーーン!!

 ガッシャーーン!!!

 手が滑り次々に割れる食器。

「キャー」

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

 ジリリリリーーー!!!!

「うーん」

 カチッ、目覚ましを止める。

「・・・・あれ?」

 寝ぼけ眼に、頭をかき不思議がるレイ。

「シンジは・・・私・・・」

「夢・・・・」

 ようやく状況がわかり、悲しくなる。

「そう夢なのね・・・クスン」

 ベットから出てカーテンを開ける。朝の日差しが瞳に飛び込む。

「ふふ、碇クンの奥さん・・・・」 (ポッ、ウレシイ)

 レイは夢での出来事を思い出していた。

 しかしそれは、学校に遅刻する事でもあった。

おしまい


 短すぎ!おもいっきり暴走しました。最初を読んだらすぐオチがわかりますね。(笑)

 これがレイの願いですね。

 お昼にレイが見ていたTVエヴァンゲリオン学園も書いてみました。

 夜まで書くとX指定になるので(爆笑)途中でやめています。

 jun16は全年齢対象で書いていますので、ご了承ください。

 こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。


NEON GENESIS: EVANGELION DREAM WORLD