「おやつ」の続きです
おや2
フンフンフンフ〜〜〜〜ン♪っと、あれ?誰の真似だっけ、まあいいわ忘れるくらいならそれほど重要な人じゃないわね、多分。
私はマナ、霧島・可愛い・マナよ。世間では鋼鉄って呼ばれているけど本当は可愛くてキュートな女の子なの。
今、私は何をしているのかって言うと・・・う〜〜〜〜ん良い香り、おやつを作っているの。
今日のおやつはドーナツ!砂糖をまぶして甘い甘いドーナツを作るの、そう愛しの彼に食べてもらう為に。
作り方は簡単簡単!誰にでも作れるわよ、でも私のドーナツは私にしか作れないの、それは私の愛情がこもっているからね。
手軽に作れるからおやつに最適、レシピは省くわよ、これはマナちゃんの企業秘密なんだから。
完成〜〜〜♪美味しそ〜〜〜涎が出ちゃうわ、お皿に移して彼が待つ部屋へ。
ドキドキ、ドキドキ
彼、これを見たら何て言うかな?彼って言うのは勿論シンジよ。
「お待たせ〜〜♪」
「遅い!いつまでかかっているのよ!」
・・・・アスカも居るんだった・・・・もうっシンジしか呼んでないのにどうして来るのよ、このオマケ!
「あん?なんか言った?」
はうっ、口に出していないのに流石はSALを称号に持つだけあるわ。
「マナ、悪いね呼んでもらって」
ううん、シンジは悪くないの、悪いのはここにどんと腰を据えているSALよ!
「シンジ、ドーナツを作ったの食べて」
そうこれを食べてもらって愛を更に深めるわよ。
「ふ〜〜〜ん、ドーナツね。まあアンタにしてはなかなかできているんじゃない」
アスカはドーナツを人差し指と親指で摘み上げると、欠陥が無いか丹念に見つめ始めたわ・・・極悪姑みたい。
「ここちょっと焦げているわよ」
・・・・本当にちょっとの焦げだけどそんなのを見つけるのはアスカだけよ、前に行った時の仕返しかしら?仕返し・・・・復讐・・・・逆襲・・・・はっ!
「まったくドーナツのひとつも作れないの?」
「アスカ、あなた!」
「な、何よ?」
「逆襲のアスカね!」
「はあ〜〜?」
そう、アスカの色は赤、赤と言えばシャア、シャアと言えばザク、ザクと言えば飛んで飛んでサザビー、サザビーは逆襲のシャア!
「あなた、地球にアクシズを落すつもりね」
そうわさせないわよ、このマナちゃんがνガンダムに乗ってアクシズは落させないわよ。
「アンタ、前からイッちゃっていると思ったけど本当にイッているわね」
「マナ、マニアだね。僕はブリティッシュ作戦が良いな」
流石シンジ、話に乗ってくるわ、私達通じ合っているのね。
「バッカみたい、食べないなら全部食べるわよ」
全部食べるって沢山ある・・・・・
「あっ〜〜〜〜〜〜!!」
「ごちそうさま」
ぜ、全部無くなっている〜〜〜〜
「アンタにしては上出来ね、案外美味しかったわよ。お茶頂戴」
折角、折角シンジの為に作ったのに、本当に逆襲されたわ。
「早くお茶頂戴」
う、ううう・・・・いいもん、いいもん、こうなったらアポロ作戦発動するわよ。
「な〜〜に、寝ぼけてんのよ。また食べに来るからね」
こ、このSAL・・・・・・本当に極悪だわ。
今回はマナちゃんがアスカちゃんに邪魔をされてしまいました。ドーナツ食べてみたいですね。
そしてマナちゃんはガンダムマニア(笑)サザビーに乗っているアスカちゃんとνガンダムに乗っている自分を想像したんでしょうね。
折角作ったのにシンジ君は食べられませんでした。
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION おや2