大発明2
「また凄い発明をしてしまったわ」
「そう、今日は何を発明したの?」
リツコの怪しい研究室でミサトがまた怪しげな物を作った。
「ふっふっふっふ、知りたい?」
「知りたくないわ」
「んなこと言わないで聞いてよ〜〜」
「聞いてほしいのね」
「うん」
ミサトは大きく頷いた。
「で今日の発明品は?」
リツコはコーヒーを口に含んだ。
「ジャ〜〜ン!今日の発明はなんと!水ろ過装置よ」
「はあ?この前作ったじゃないのよ」
前回すでに作った。
「今日のは違うのよ、水をフィルターに通すとカレーのルーになるのよ」
「はあ?」
リツコは驚いた、開いた口が塞がらない。
「見せてあげるわね」
ミサトは水を投入口に注いだ。
「でね、蛇口をひねると・・・」
「カ、カレーがでてる」
リツコは目を疑った、先ほど入れた水がカレーのルーになってでてきている。
「凄いでしょう、ノーベル賞は頂いたわ」
「ルーだけじゃなくて具まででるなんて、どういう仕掛けになっているの?」
出てきたルーには肉やニンジン、ジャガイモが入っていた。
「私にもわかんないのよね、しいて言えば私の愛情かしらん」
「そ、そう・・・」
「じゃあ試食しましょうか」
「し、試食」
何時の間にかご飯と皿が二枚用意されていた。
「わ、私も食べるの?」
「そうよ、感想教えてね。美味しかったら店始めようと思うのよ。経費は水だけだからぼろ儲けよ」
すでに億万長者の夢を見ている。
「さあ食べて」
「え、ええ・・・」
リツコの前に置かれたカレー、見た目は普通である。
「水からどうやってカレーになるのかしら?見た目は普通のカレーだけど・・・」
意を決してカレーを口に運んだ。
「どう?」
「!!!」
口に含んだ瞬間リツコの身体に電撃が走った。
「ミサト・・・お店を出すのはやめにしなさい・・・」
リツコはそう言うとスプーンを床に落として気絶した。
「どうして?美味しいのに〜」
同じく食べるミサトは美味しそうだ。
(アナタが作ったカレーだからよ・・・)
ミサトさんの発明は迷惑ですね(笑)
水からどうやってカレーができるのかわかりませんが、ミサトさんが作った機械から出たカレーはミサトカレーでしたね(^^;)
こんな小説?でも最後まで読んでくれた方々に感謝します。
NEON GENESIS: EVANGELION 大発明2