てるてるぼうずのとなり

「梅雨時期はよく降るわね、洗濯物が干せないわ」

「おかあさん、てるてるぼうずを作れば良いよ」

「そうね、作ったら晴れるかしら」

「うん、晴れるよ。頑張っちゃおう」


「よいしょ、よいしょ、私の完成〜〜」

「あら上手に出来たじゃないレイそっくりよ」

「おかあさんもそっくり〜」

「ふふ、器用なのは遺伝ね」

「もう一つ作ろうっと」

「あら、足りないの？」

「うん、もう一つはね・・・」


「完成〜シンジお兄ちゃんなの」

「ふふ、シンジ君にそっくりね」

「うん、いつも見ているからだよ」

「いつもレイに見られていてシンジ君は幸せね」

「うん、シンジお兄ちゃん大好きだもん」

「ふふ、それじゃあ吊るしましょうか」

「うん、私とシンジお兄ちゃん〜〜」

「あらシンジ君の隣なのね・・・」

「これで明日は晴れだね〜〜」








「シンジの隣はアタシよ〜〜」