リレー小説

EVA CHANGING Type SINJI

その1

「碇、ますますユイ君に似てきたな。」
「ああ。シナリオ通りだ。」
「本当か?本当にシナリオ通りなのか?」


「問題無い。冬月、後を頼む」
「何処へ行く、碇」
「これから(
女装した)シンジと食事に行くのでな。」

made in LINA

 レストラン、ゲンドウは決めポーズでじっと相手を待っている。
「父さん。待った〜?」
 そこに現れたのはショートカットのよく似合う女性。


「今来たところだ」
 ゲンドウはフッと笑うとサングラスをグイッとあげる。

made in jun16

 食事が終わってレストランを出た後、一緒に歩く二人髭親父、なにげなくホテル街へ
シンジ「父さん、ここってなんだか……」
ゲンドウ「問題無い」


 髭親父、突如シンジの腕を掴みホテルへ連れ込もうとする
シンジ「! 父さん、何をするんだよ!」

ゲンドウ「問題無いんだ!ウォ〜、ユイ、ユイ〜!
シンジ「父さん!シンジだよ。ボク母さんじゃないよ〜!」
ゲンドウ「
ユイ、ユイ〜!

made in 出水 涼

 ホテルにシンジを連れ込もうとするゲンドウシンジは身の危険を感じる、処女(男だけど・・・)を父親に捧げるのはごめんだ。
ユイ〜〜!ユイ〜〜

 それでも、しつこく迫ってくるゲンドウ。
「逃げちゃ駄目だ、じゃなかった。逃げなきゃ駄目だ、逃げなきゃ駄目だ。」
 必死で逃げようとするシンジと、反対にホテルに連れ込もうとするゲンドウ。


「何をやっている!」
 警察官が駆けつけたおかげで、
シンジの処女は守られた。(だから男だって・・・)

made in LINA

 シンジは操を散らすことなく事無きをえた。ゲンドウは警察官に腕を掴まれパトカーに乗せられつれて行かれそうになっている。
「私を誰だと思っている。ネルフの司令だ」


 だが警察官は
ヒゲ面のオヤヂが、司令になんて見えない。ホテルの前で未成年者を連れ込もうとする
犯罪者に見えた。
「ユイ!コイツに説明してくれ」


 なかなか理解しない警察官にゲンドウの本当の姿を知らしめ、恥をかかせた事を反省させる為にシンジに助けを求めるが・・
「この人、私を無理やり!う、うう」


 口元を手で隠し、泣き声を殺して涙を浮かべ、その場を走り去った。
ユ、ユイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
 ホテル街、ゲンドウの声が木霊した。

made in jun16

 少女の貞操の危機を守ることが出来たこの某警官は、一瞬満足げな顔をしたあと件のヒゲな変質者に向かって「さて、署までご同行願えますか・・・貴方には、」
と被疑者の権利について説明をしかかったが、


 その時ゲンドウは、サッと右手を振り上げ指を鳴らした音と共に何処からともなく湧いて出る
ネルフの黒服さん達勿論彼らの仕事は、変質者の逮捕ではないわけで、

「ご同行願いますか」の一言も無しに連行される警官
 そして、リーダらしきモノがゲンドウに「MAGIによるコース算定によるとユイ様は、ポイント8J-M3へ向かっておられるようです」と報告する

ゲンドウは、「
ユイ〜、今助けるぞ〜〜」と叫びながら駆け出す

made in Ver7(HP:T-AI1 Ver7.0のチョット六角なWebページ

 夜の街を走るシンジ
シンジ「はぁ、はぁ、ここまで来れば……」
 
ドン

 何かにぶつかった
男  「てめぇ、どこ見てんだ!」
シンジ「あ、…ごめんなさい」

 男、シンジの全身を値踏みするように眺める
男  「ねぇちゃん、ぶつかってワリィと思うならちょぉっと俺につきあってもらおーか」
シンジ「え?」

made in 出水 涼

 男は、一呼吸おくと「冗談だよシンジ君、ほら僕だよ・・・」
 きょとんとするシンジ、そして「・・・?あの〜、ボクって方に知り合いはいませんので・・・」
男「まったく、酷いな〜オペレータの日向だよ、ひょっとして眼鏡掛けてないからわかんなかった?」

 そう言いながら黒縁眼鏡を掛ける男
シンジ「あっ本当だ、普段は眼鏡掛けておられないんですか?」
日向「そうだよ普段はコンタクトなんだ」


「でもあの発令所じゃぁ、これがないと特徴のないその他大勢になっちまうからね・・・シゲルのロンゲも同じ理由さ」
「ところで、えらくめかし込んでるようだけど誰かとデートかい?」

シンジ「・・・いや、その・・・」

日向「こんな所で立ち話もアレだし、どっかその辺の喫茶店でも入ろうか」

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マコト、ちょっと待った〜〜!
 マコトの次に現れたのは、某男性オペレーターA氏である。これでは可哀相なので、仮に名前を与えるとしよう

「あ、え〜と、そのロンゲとギターは・・・『パターン、青』さんですか?」
その場で泣き崩れる『パターン、青』
「日向さん。『
パターン、青』さんどうしちゃったんですか?いきなり泣き崩れちゃって。」


「大人には、いろいろと事情があるのさ。シンジ君もその内判るよ。」
大人になっても、主役である以上は判らないと思うが。
「はあ、そうですか。青葉さん元気出して下さい。」


 やっと名前が出てきたので、元気を取り戻す『パターン、青』こと青葉シゲル
「マコト、抜け駆けは無しだと言っただろう。それに、お前には葛城さんがいるじゃないか」
「シゲル、どうしてお前がそれを知っているんだ。」


 一人の少女(少年)を賭けて二人の男のバトルが始まる。だが、決着がついた時シンジは既にこの場から立ち去っていた。

made in LINA

 メガネとロンゲ、シンジがいないことに気づく
日向「あれ、シンジ君がいない!」
青葉「しまった!ロストしたか!?」

 メガネ、道の向こう側にシンジの姿をみとめる
日向「あれ、シンジ君……あんなところに……」
青葉「その…隣にいるのは…マヤちゃん?」

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 少し時間を遡る
シンジ「なんか今日は周りの男の人、変なの。父さんも日向さんも青葉さんも」
シンジ、正面からマヤが歩いてくるのに気づく

シンジ「あ、マヤさん」
マヤ 「あら、シンジ君。どうしたの、そんなカッコして、デート?」
シンジ「いえ……その……」
マヤ 「でも、とっても似合ってるわよ。そうだ、これから私のうちに来ない?」

マヤの心(あぁ、シンジ君……かわいいわ。どうしよう、うちに連れてって……)
 シンジ、マヤの顔を覗き込む
シンジ「あの……マヤさん?」


マヤ 「あああ……なんでもないのよシンジ君。さぁ、行きましょ、そうしましょ。」
マヤ、シンジの腕を掴み
引きずるように歩いていく

made in 出水 涼


 先程からシンジの様子を電柱の陰から見つめ続けている二つの人影。
「ファースト、アンタには譲りたくないけど、ここは一時休戦よ。」
「判ったわ。一時的に同盟を組むのね。」


 その二つの人影は言わずと知れた。
綾波レイ惣流アスカラングレーである。シンジを障害から守るべく、スクランブル発進してきた2人のチルドレン。
「あ、碇君が移動するわ。」


「よし、追うわよ。」
「隣にいるのは・・・」
「マヤじゃないの。怪しいとは思っていたけど、
ショタ+レズの噂は本当だったのね。」


「碇君は男の子よ。」
「外見は立派な女の子じゃないの。とにかく、追うわよ。」
レイもアスカもシンジと一緒に歩いてたら女の子3人と思われるだろうがこの2人は今(シンジに合わせて)
男装している。


 2人とも意外と似合っている、特にアスカは性格はまるっきり男なので知らない人は女だと言っても信じないだろう。
「駅に向かっているみたいね。」
「こっちの方は、伊吹二尉の家」

made in LINA

「あのマヤさんって、かわいいですね。清純派っていうか」
「ええっ、シンジ君。はずかしいわ、マヤ、困っちゃう、でもでも・・・」
ここまでは妄想だったりする、シンジとおててを繋いでぽわぁーんとするマヤの。


「あ、あのマヤさん?どうして
手を繋がないといけないんですか?」
「あ、これはね。そうっ、はぐれないためよっ!」
「あの、僕そこまで子供じゃないんですけど・・」


 おっきな汗を一つ後頭部につけるシンジ、それでもマヤは力説する。
「だめだめ、さっきみたいに変な人達に捕まっちゃうわ。私がたっぷり保護してあげるから、手を離しちゃ駄目よ」


 ぎゅと力を入れて握られるマヤの手、シンジのは少し赤くなってしまった。
きぃぃっっっ、何よ、何よ、何よぅー。」「・・・・碇君」
 アスカが隠れた電柱を掴んでマヤを睨む、レイはちょっち危ないフィールドをだしてネルフを
第一種戦闘配置に移行させる。

made in NaNa(HP:期間限定のお部屋

 第1種戦闘配置になったので、パイロットやオペレーター3人組は当然ネルフへと召集される。
「よくやったわ、レイ」
「狙ってやったわけじゃないのに・・・」


 レイにしてみれば狙ったわけではないがとりあえず姫(シンジ)を魔王(この場合はマヤ)から救出することに成功した。
 この二人が立ち去った後にはレイによって破壊された壁と、アスカによって破壊された電柱が残された。

「碇め、ユイ君(シンジ)は渡さぬぞ。」
 どうやら、この第1種戦闘配置は副司令が発したものらしい。もちろん、冬月はこれがレイのATフィールドであることを知っている。相当ゲンドウに仕返しがしたかったようだ。

 パイロットはプラグスーツに着替えて待機している。シンジのスーツは新たに作られたもので、
外見は女性用のものと同じだ。もちろん胸にはパットが入っている。
レイとアスカはいつもと同じ物だ。


 アスカやレイとしては「男性用」のスーツが欲しいのだが、総司令と副司令が許可しないので
仕方なく女性用を着ている。

made in LINA


 ついに!ついに!このHPでリレー小説が始まってしまいました。

 初めはLINAさんのちょ〜〜としたカキコからはじまり、気がついたらSSにまとめるまでの長さになりました。それも今話題の?シンジ君の女装モノ!+レイ、アスカの男装のオマケつき。

 違う人が書いていくって面白いですね。どんな展開になるかワクワクしますよ。

 こんなへっぽこなHPに参加してくれるなんてjun16は嬉しいかぎりです\(^O^)/

 下手ですが編集をして字を大きくしたり色を変えましたが、どうでしょうか?


その2

リレー小説:EVA CHANGING Type SINJI その1