猫伏石(2010.7)

職場に大学時代の友人が訪ねてきた。
その友人が住んでいる上益城郡益城町の地図を見ていたら、気になる場所を発見した。

「猫伏石」。
何か化け猫でも退治した、などの伝説の地なのか。
これは行って確かめてみなければ・・・
そう思い、早速、その週の土曜日に行くことに。

ここは、沼山津神社。

「猫伏石」のある益城町は、熊本市のお隣。
熊本市桜木町のコンビニに車を停めて、そこから歩くことにした。

この道をまっすぐ歩く。
そのまま進むと、第二空港線に出て、益城熊本空港ICがある。

ちょっと歩いて、この辺りから右折。
右側は、もう上益城郡益城町だ。

この辺りは、田畑と新興住宅団地が入り混じっている。
そのせいか、道がとても狭い。
ちょっと不便。

道が狭い割りに、車の往来が激しい。
車で来なくて良かった。

地図を持参してなかったので、この道で合っているのか不安になってきた。
もしも道を間違っていたら、炎天下歩かされた嫁に怒られてしまう。

うまい言い訳がないか考えていたところ、前方に林が見えてきた。
あそこに、間違いない。


正解。
猫伏石だ。
昔から、史跡の場所を誤ったことはない。
臭いというか、史跡の場所は大体分かる。

猫伏石。
石を中心に、道がロータリーのようになっている。

後ろにある木も、かなり大きい。
猫伏石は、ふたつあるようだ。

猫伏石の説明。
横手五郎に由来するとのこと。

横手五郎といえば、加藤清正を討とうとして、逆に殺された怪力男。
熊本城にも「首掛石」があり、知名度は高い。
熊本には、彼に関する逸話も多く残っている。

猫伏とは、藁で編んだ筵(むしろ)のこと。
それに包んで、この石を運んだそうだ。

思っていたような由来とは違ったが、勉強になった。

横手五郎の父といわれる木山弾正。
もともとは益城町の城主だったが、島津氏に追われて天草に逃れた。
その後、天草仏木坂にて加藤清正と一騎討ちして敗死。
益城町には、木山という地名がある。

木山は益城町の中心地で、春には初市が開かれる。
益城町も史跡や水源など、見所がたくさんあるようだ。
せっかく近くなので、機会を見つけて回ってみよう。


住宅地の開発の波に飲まれず、よく今まで残ったものだ。
今後も大事にしていかないといけない。

しかし、夜は、かなり気持ちが悪そうだ。
痴漢も隠れやすいし、何か幽霊とか出てきそうな雰囲気・・・
猫伏石へ訪れる際は、道が狭いので運転には注意が必要。


今日はとても暑いので、このまま涼を求めて県内を回ることにした。
まずは、湧水のまち嘉島へ。

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