白玉屋新三郎(2010.7)

嘉島町天然プールを後にして、国道3号を南下。
しばらくすると、イオンモール宇城バリューが見えてくる。
そこから、もう少し南へ下ると小川町に着く。

この辺りに、昔から行きたいと思っていた白玉屋がある。
白玉屋新三郎である。

途中に通った小川町の商店街は、とても素敵な街並みだった。
後で訪れることにしよう。
まずは、白玉屋へ。

この砂川の左が小川町、右が氷川町。
白玉屋新三郎は小川町と氷川町の境にあり、住所は氷川町になる。

橋を渡ると、すぐに白玉屋新三郎が見えてきた。

白玉屋新三郎
370年以上前から、白玉屋を営んできた老舗である。
大丸福岡天神店本館地下2階に店舗があり、それで存在を知った。
その他、HPによると、福岡市中央区桜坂にも支店がある。
福岡では有名だが、熊本ではあまり知られていないようだ。

定番の白玉甘味こしあんを注文。

思えば、白玉を食べたのは久しぶり。
もちもちして、すごい食感。
見た感じ、量が少ないのが気になったが、とても美味。
これは、ぜいたくな大人の甘味。
子供が食べるのは、もったいない。

妻が注文した、よもぎ白玉つぶあん。
こちらも美味。
量が少ないかなと思ったが、意外と満腹になった。

白玉の他にも、ぜんざいなどのメニューがある。
また、美味しそうなかき氷もあった。
今度、チャレンジしてみよう。


店舗では、白玉粉の他に、ネーブルオレンジのジャムや白玉シュークリーム、水飴などが売られていた。どれも美味しそうだ。
この日は、我々のほかに何組も客が来ていた。
どの客も福岡など県外ナンバーの車だった。

平成23年春には、熊本城の桜の馬場に出店するそうだ。
そうすれば、熊本県内でも有名になるだろう。
楽しみである。

白玉屋新三郎の横には、薩摩屋敷が残っていたそうだが、老朽化により取り壊しの最中だった。
氷川町が保存してくれなかったという話を聞いた。
もったいない。
白玉屋新三郎が有名になれば、訪れる人も多くなるだろうに。
古い建物は、もう作ることが出来ないし、その地域固有の財産になるのだから、絶対に壊すべきではない。

砂川の河口にあたるこの地は、水運で栄えた交通の要衝だった。
かつては、長崎まで交易をしていたという。
今は、国道から外れて寂れてしまった。
しかし、良い感じに幅が狭い道が残り、独特の雰囲気を醸し出している。隣の小川町商店街は、まちおこしに頑張っているようだが、こちらまで含めて盛り上げてもらいたいものだ。

駐車場付近には、古い洋館風の建物も残っていた。
この周りには、古い建物が多いようだ。
またの機会で、ゆっくり散策することにしよう。

さて、次は立神峡へ。
と思ったが、途中に通った小川町商店街を散策することにした。
駐車場に車を停めたまま、砂川の向こう側へ渡る。
涼を求めた旅であったが、予定外の長時間の散策になってしまった。
それは、次の「小川町散策」にて・・・

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