倉敷



倉敷は江戸幕府直轄の天領地として代官所が設置され、
明治まで物資を運んだ多くの船が、この倉敷川を出入りして賑わいました。
今、この地区は「倉敷美観地区」として
国の「伝統的建造物保存地区」に指定されています。
天気が悪く、美しい景観をお伝え出来ません。





白壁と黒い本瓦葺、格子窓の蔵屋敷、柳並木の掘割、
それに加えて萩が見頃でした。
白とピンクの萩が、情緒たっぷりの町並みをより引き立てていました。
(瓦は真っ黒なんです。空が暗かったからかこんな色に・・・)





河畔を散策していて、またまたサギに出会いました。
このサギはボーーーとしていて、疲れ果てた私とそっくり。思わずニンマリしました。
サギ君に敬意を表して!!!





大原美術館の顔とも言える「受胎告知」を描いたエル・グレコ。
名画の余韻を楽しんでもらえるような喫茶店を、という大原總一郎の思いから、
1959年、美術館に隣接して開店した喫茶店「エル・グレコ」です。
美術館から続いたツタの葉が店の壁一面を覆い、時が止まった感があります。
温かいカフェオレを頂いて、疲れた体に元気をもらいました。





旅のもう一つの目的「大原美術館」の入り口です。奥に見えるのが本館です。
名画の多くは東京国立近代美術館に出掛けていましたが、
お目当てのエル・グレコ作「受胎告知」は留守番をしていました。
来館者が少なく、コーナーに一枚飾られた「受胎告知」を独り占めにするという、
信じられないような最高の贅沢を味わうことが出来ました。





大原美術館にはクロード・モネが描いた名画「睡蓮」があります。
創立70年を迎えた2000年、工芸館横に「モネの睡蓮の池」が作られました。
フランス・パリ郊外にあるモネ邸の日本庭園から株分けされた睡蓮が、
絵の代わりに黄色と赤紫の花で迎えてくれました。


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