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【1月31日】
同居人が風邪気味ということで、元気がつくものを食べよう!と外食をすることに決定。さて、元気がつくものというと・・・。「うなぎ」
長崎では有名らしいウナギ屋へ。ランタンフェスティバルの真っ最中ということで、店内は大混雑, 40分程待ってやっとうなぎにあ
りつきました。う〜んデリシャスでした。満足して店を出て、せっかくだからとランタンフェスタへ。ところが、人の波で動けないくらい
あきらめて家路に着きました。

「おいしかったねぇ」と二人で確認しつつ家に着き。ほっと一息。TVを見ていると急に激しい腹痛に、「トイレへ行け!」の合図と思い
いそいそと早足でトイレへ。便座に座るがいつもと違う。どんなに待っても「こんにちは」って来ない。基本的にトイレで困ることはな
かったので焦る。そして腹痛はますますひどくなる。30分程頑張って、なんとか水のような下痢が出る(汚い話ですが)これで勝利
したかと思い一安心でトイレを出る。

しかし、その後も度々腹痛に襲われ、その度にトイレへ行くが全く成果は出ず。無駄な努力を何度か繰り返すと、なんと血便が出て
きました。「こりゃ、頑張りすぎて切れたかな?」と簡単に考えて、やっぱりウナギに当たったのかなぁ、と結論し薬局も閉まっていて
正露丸も買えないし、しばらく我慢しておけば直るかなと、冷や汗をかきつつ、お風呂に浸かってお腹を暖め、無理やり床につきまし
た。しかし、眠りについても1時間ごとくらいに襲ってくる腹痛とトイレに行って血便を出すという地獄のローテーションに苦しみました

【2月1日】
朝になって目が覚めるとすっきり良くなって気分爽快!と期待したのですが、今回ばかりはそうもいかず、腹痛はひどくなるばかり
身悶えするほどの痛みにとうとう耐え切れず、休日でも診てくれる病院に行く事にしました。まぁそうは言ってもただの食あたり、わ
ざわざタクシーで行くこともないか、と思い痛みに波があったので、引き潮の時をみはからい自分で運転して病院へ行きました。

病院へ着くと休日だというのに何名か外来の患者さんがいて、季節がらインフルエンザっぽい。「みんな大変だなぁ」と痛みの中の
んきに考えていました。順番になり事態を説明し、肛門に指を入れられ触診してもらうとやはり血が出ているようで、先生の口から
意外な言葉が「入院しなきゃ駄目ですね、当分絶食ですよ」。私の反応としては「・・・入院?」あまりにも唐突な宣言に一瞬なんの
ことやらって感じです。しかし「お断りします」と言うこともできず。早速、入院準備へ。

車で来ていると説明すると、家に一度戻っていいですので、外出許可をとって、すぐ戻ってきてくださいとのこと。もうすでに病院の
管理下に入ってしまったのを実感。帰宅するにあたり先生に2度程「お菓子とか食べちゃ駄目ですよ!」といわれる。そんなに意志
が弱そうに見えたかな?

一度帰宅して、入院準備を整えて今度はタクシーで戻ってくると。早速、抗生剤と栄養剤の点滴を始める。しばらく絶食して24時間
の点滴とのこと。入院初体験の私としては点滴だけでもうドキドキ。それに加えて、明日は大腸内視鏡検査とのこと、恐ろしい。ベッド
サイドに看護師さんが「絶飲食」と書かれたプレートを持ってくる。しかし、先生からは「お茶と水はいいですよ」と言われていたので、恐
る恐る抗議すると、「絶食」に書き換わったプレートが再登場、言ってみるものです。

入院初日は、その後特になにもなく、9時に消灯。って9時に寝れるわけもなく。かなり頑張って寝るものの、「もう朝かな?」って目覚
めるとまだ11時30分!久々に寝ることが苦痛に思えました。

【2月2日】
病院の朝は早い。a.m.5:00起床。早速、看護師さん登場で採血をしていきました。その後、目覚ましテレビからトクダネまで朝のテレ
ビを一通りご飯もないので眺めて過ごし、検査の嵐に備えました。まず、身長・体重測定、胸部レントゲン、心電図、血液凝固検査そ
して今日のメイン、大腸内視鏡検査!

内視鏡検査室へ行くと、先約が一人。胃カメラをしているみたいで、悶絶の声が聞こえてくる。まずは、着替え。本当は上下着替える
んですが点滴中の為、下半身のみ着替え。この衣装がまた面白い。もちろん後ろからカメラを体内に入れるので当たり前なんですが
お尻の所が社会の窓になっています。しかし、不思議なもので、痛みがあり、加えて病院内ということで全く羞恥心が麻痺してしまって
います。何でも来い!って感じです。

診察台に横になると、挿入口にまずゼリーを塗られ、腸の動きを抑制する筋肉注射を打たれます。そしていよいよカメラが入ってきま
す経験者の方に事前に聞いていた情報によると「全然痛くないよ」ということだったので安心していると。いっ痛い〜!それも当たり前
で腸内が炎症を起こしているので、生傷に直接触れられた感じ。それでも冷静にモニターを見ていると、腸内はそうとう荒れていました。
無事検査が終わり、また着替えるんですが、お尻についたゼリーを自分でティッシュを使ってふき取るのはかなり惨めな気分です。検
査の結果は、腸から取った組織を培養と病理に出してからしか正確には分からないとのこと。しかし見る限り慢性の「潰瘍性大腸炎」や
「クローン病」の可能性は低いとのことでした。

【2月3日〜2月5日】
特に目だった検査もなく、点滴は栄養剤3本/1日、抗生剤2本/1日を24時間行い。絶食。あとは何をしてもいいとのこと。入院生活も2
日目以降になると、なれて横着になってきます。本当はトイレのたびに小便を別容器に溜めなければいけないのですが、しだいに面倒く
さくなって溜めなくなり。消灯後もあまりにも暇なので、看護師さんに勉強するので面談室を使わしてと頼んで、消灯後も勉強してました
が、同室の人が、TVを見ているので、私も消灯後はTVの時間になりました。

6時に起きてワイドショーを9時まで見て。9時〜12時まで勉強。1時くらいからお見舞いに来てくれた人と話して、その後また勉強OR読
書そして、7時〜10時までTV鑑賞。10時就寝という生活でした。困るのが、点滴をしているので、風呂に入れないこと、日に日に臭くなる
のがわかります。なんとかタオルで身体は拭くのですが、結局、退院するまで入浴は無しでした。髪は洗いましたよ。それと、点滴をしてい
るのに自由気ままに歩き回るので、すぐ血が逆流して、つまってしまい、差し直しになるのが嫌でした。加えて、静脈が見にくいらしくひどい
ときは3度差し直しをされました。何回打っても注射は嫌!
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