 |
1/3 ページ
グレトル釣法の最大の特徴は独特の付け餌ですが、仕掛けの特徴としていえることは、
かなり重いオモリを使うことです。
昨今のグレ釣りの傾向として、仕掛けはドンドン軽くということなので、これに逆行しますが、
グレトル釣法では、ガン玉の3B〜5B、とかなり重いオモリを使います。
グレトルの付け餌は比較的比重が小さいので、沈めるのにオモリが必要ということもありますが、
重いオモリを使うことで、仕掛けを早く送り込み、付け餌を目的のタナまで早く届け、
グレに早く付け餌を食わせる為です。
又、速く沈めた方がエサ盗りも交わし易いです。
重いオモリを使うことでラインが常に張った状態である為、グレのアタリが
ダイレクトにウキ伝わり、微妙なアタリでも拾うことができます。
オモリを重くすることで潮の複雑な流れに対応がしやすく、仕掛けを短時間で馴染ませることで、
決着が早く付き、その分釣果があがります。
仕掛けはシンプルに
グレは付け餌よりも違和感の無いマキエの方を良く食います。
グレの食いを良くする為には、仕掛けはシンプルに、出来る限り何も付けない方が
いいのですが、しかし、仕掛けを飛ばしたり、アタリを取る為のウキ、仕掛けを沈める為のオモリは
最低必要です。
なかでも特にウキの果たす役割は重要で、釣果を決める最大の要因の一つともいえます。
ウキの機能について
ウキは仕掛けの中で最重要項目
グレ釣りの仕掛けでは、ウキはその中心になります。
ウキの果たす役割の出来、不出来では釣果に大きな差がでます。
磯の状況によって仕掛けを決め、それに合ったウキを選ぶということは、釣果をあげるうえでは
非常に重要な要因になってきます。
グレ釣りは仕掛けと、特にウキへの拘りが大変重要です。
グレトル釣法は確かによく釣れますが、しかし、その場の状況に合った仕掛けに
なっているのか、なっていないのかで、釣果にかなりの差がでるのも事実です。
特にウキの良し悪しで、釣果に歴然とした差がでる場合もあります。
ウキには様々な機能があります、というより、ウキは様々な機能を要求されます。
(1) エサを魚の居る所まで運ぶ機能――仕掛けをポイントまで飛ばす、飛ばしウキの機能
(2) アタリ(魚信)を取る機能。
(3) 潮の流れに乗せて餌を運ぶ機能。
(4)ウキは単に魚信( アタリ)だけでなく、水面下の様々な情報を伝えてくれます。
例えばエサ盗りの状況、潮の流れ、その時の魚の活性状態、など。
そしてそれはウキの動きを目で見て知る訳ですから、見易さ、ウキがよく見えるということは
大変重要です。
それと、そのウキの特性、癖を充分把握しておく、ということも大事なことです。
ウキを遠くへ飛ばすには、竿の長さ、硬さ、弾力などにもよりますが、重い方がよく飛びます。
アタリが取り易いのは軽い棒状で細いものです。
見やすいということになると、ウキが水面上に多く出てる方が、見やすいのですが、
水面上に出ている部分が多くなると浮力が大きくなる為、アタリが取りにくくなります。
ウキのこれ等の目的は相反する場合が多く、1つのウキでこれらの機能を全て満たすことは
ほとんど不可能です。
したがってどの機能を優先させるかは、その時の磯の状況に合わせて,決めていくしかありません。
あらかじめ何種類かのウキを用意しておいて、状況の変化に合わせて、まめに対応してゆく
というのが、最もいい方法だと思いますが、一つのウキを使いこなす==そのウキの特徴を
しっかり掴み、そのウキに慣れるということも非常に大事なことです。
次ページへ→
|