グレトル釣法の仕掛け 2/3 ページ
グレトル釣法の基本的な仕掛け(下の図)

グレトル釣法の基本的な仕掛けです。ウキの浮力調整もこの仕掛けが基準になります。
グレ針(4〜6号) 錘 サルカル(18号) ウキ止めクッション(ゴム製) フックサルカン(16号)
シモリ玉(極小) ハリス(2〜3号)約1ヒロ(1.5m) 道糸 ライン(3〜4号)
道糸 ライン
道糸は細いほど、風、潮の流れの影響を受けにくいのですが、細いと絡み易い、
いたみ易いという事がいえます。
それに、糸切れする時のことを考えると、出来る限り先の方で切れて欲しいものです。
そのためにハリスよりやや太めを使った方がいいと思います。(3号〜4号)
サルカン
サルカンは小さいもの(18号)を使って下さい。
最近はサルカンを省略して、直結びする人も多いみたいですが、ウキ止めクッションを止める為ににも、
サルカンを使った方がいいと思います。
ハリス
ハリスは勿論細いほうが、魚の食いは良いに決まってますが、魚が掛かった時のことを
考えると、ある程度の太さは必要です。
グレトルの付け餌の場合、2号ハリスでよく釣れます。
朝間詰め、夕間詰め、波が高い時、嵐とか大雨の後などで海水が濁っている時、
又、竿1本以上の深いタナを釣る時などは3号ハリスでもよく釣れます。
しかし、2号と3号を同じ条件で並べて釣ると、2号ハリスにより多くのアタリが出る
というのも事実です。
ハリスは強く引っ張ったり、直射日光に長時間当てた状態で放置すると、劣化して透明度が
落ちてきます。そうなると、ハリス自体が弱くなり、魚の食いも悪くなります。
大物を掛けて長い間やり取りをした後などは、思い切ってハリスを交換したほうが良いです。
それと、チモト付近は傷が入りやすいので、餌を付ける毎に、指で触ってチェックして下さい。
又、魚を釣り上げた後は必ずハリスのチェックをして下さい、
そして、少しでも傷があったら、必ず針を結び直して下さい。
傷んだ部分を切り取って結び直せば大丈夫です。ハリス全部を換える必要はありません。
ハリスに限らず道糸についてもいえることですが、結ぶ時は出来る限りゆっくりと締めるように
してください。
急激に締めるとかなり高温の摩擦熱が発生する為、ハリスを傷め、切れ易くなります。
(特にナイロン系は注意) (つばを付けて締めると良いです。)
(参考) ツケエの大きさとハリスの太さの関係について
ヒラマサ狙いで、活きアジを餌にした場合、8号ハリスでも良く食ってくるのですが、
オキアミの餌に替えた場合、5号ハリスでも食いが悪く、3号位まで落とさないと、なかなか
食ってくれません。
付け餌の大きさと、ハリスの太さには相互関係があるみたいです。
グレトルの付け餌はアミエビの塊で比較的大きい為、太いハリスでもグレは食ってきます。
ガン玉
グレトルの付け餌は比重が小さいので沈むのに時間がかかります。その為にかなり大きいオモリ
(ガン玉3B〜5B )を必要とします。
取り付け位置は針から40cm〜50cmぐらいの所でいいのですが、
グレの食い渋りがひどく、アタリが取りにくいときは20〜30cmぐらいまで降ろして下さい。
ウキの浮力調整には、ガン玉とサルカンの中間にオモリ(調整オモリ)を付けて調整して下さい。
ガン玉を付けるときは、あらかじめハリスにティッシュペーパーを2〜3重程巻いて、
その上からガン玉を挟むと、ハリスを傷めず、又、ガン玉を移動させる時に容易に動かせます。
大きいガン玉を付ける事によって、ウキ下の糸が常に張った状態になる為、
魚の微妙なアタリがダイレクトにウキに伝わり、アタリが取り易くなります。
(それだけウキの感度も要求されますが、)
大きいガン玉を付けることによって、沈む速度が速くなり、沈む時間が短縮される為、
そのぶんエサ盗りの攻撃が防げます。又、目的のタナへ早く着く為、勝負が早くなります。
釣針
針はグレの4〜6号位がいいと思います。
グレは比較的口が小さいので針掛りしやすい魚ですが、あまり針が小さいと大型グレには掛かり難く、
針外れでバラしてしまいます。
また針が小さ過ぎると折れたり、伸びたりします。
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