未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20100830
今夜も出撃した土曜日の続きです。水辺の森公園での撮影を終え、カメラを三脚に取り付けたまま車の後部座席に寝かせて移動します。30分ほど南下し、昼間のロケハンを終えている場所に到着しました。丁度良い塩梅に月が高度を増しており、海の表情が良くでています。少しだけ雲が多かったのですが、海の方向(ほぼ真西)は何とか晴れています。ここでネタその2に襲われます。....。この時刻、その真西の方向には明るい星で形作る星座が少なかったのであります(汗)。写野にはへび座頭部とへびつかい座がありました。うーむ、目立つ星座がないと星景写真にならないなぁ....。次の撮影地に向かう予定もあったので、ここではあまり時間を掛けずに夜のロケハンに徹します。場所のロケハンは済んでいましたが、星空のシミュレーションをしていなかったのが敗因であります。それでも3枚ほど撮影を行い、気を取り直して次の撮影地に向かいます。次の撮影地ではどうなるんだろう?と不安になりました。ここでの気温もまだ高く(29.5℃)、相変わらず生ぬるい風が吹いています。(明日へ続く)

20100829
完全には晴れなかったのですが、とりあえず出撃して良かったです。昨夜に活躍したのは自家用車。今回の撮影スタイルは固定撮影での短時間露光とし、昼間ロケハンの済んでいる撮影地を移動し、夜間のロケハン(?)と割り切りました。もちろんお笑いネタも満載....と言うより自己嫌悪するほどあります。まず、向かった撮影地は長崎市内中心部にある「水辺の森公園」であります。この場所は光害バリバリではありますが、一度やってみたい構図があったのです。もちろん写るかどうか分からないけど、やってみなければどの程度写るのかがわかりません。ここで取り出した撮影レンズは、一眼レフでモノクロ街撮りスナップ(昼間)に使用している準標準レンズです。露出と絞りを換えながら5枚ほど撮影し、とりあえず撤収。三脚を短くしてレンズにキャップを被せようとした瞬間にネタその1に襲われます。....「モノクロスナップ用のY48(黄色)フィルターが付いたままだ....。」そうです、露出と絞りを換えながらカラー撮影した5コマは全て黄色になっています。まだ時間はあったので、気を取り直してもう一度撮影をすることにしました。初っぱなからお笑いネタを作ってしまった今夜はこれからどうなるのだろう?と不安になりました。当夜の気温は高く(30℃)、相変わらず生ぬるい風が吹いています。(明日へ続く)

20100828
現在時刻は19時45分です。低気圧が近づいており、明日の朝には天候が崩れる予報ですが、一縷の望みをもって撮影に行こうかと鋭意準備中です。短時間露光による撮影がメインになりそうですが何も撮影しないよりは良いし、次回に繋がるロケハンになると信じて撮影しようと思っています。何より、いつも言うように「不戦敗は嫌だ」が基本です。では、出撃の準備をしまーす!

20100827
先日から書いている「やってみたい撮影」について、肝心の撮影領域が決まりません。使おうとしているレンズを準広角である「35mmレンズ」と決めています。じゃあ、ここから先は35mmレンズの写野を選択すれば良いのですが、う〜ん、どの星座にしようかなぁ。オリオン座付近には季節が早すぎますし、さそり〜いて座近辺は時期はずれですし、うーん、悩むなぁ。あ、それより先に熱帯低気圧が台風にならずとも、明日あたりから接近しそうなので今月の撮影が無理っぽいです。(泣)

20100826
ところがどっこい、撮影に失敗するのはいいんですが、その撮影に行けないのはストレスが溜まります。今は満月過ぎたばかりですし、仕事も月末で忙しくなっています。さらに「もういいっつーの!」と言いたいのが、また来月に職場関係の資格試験が入りましてー、今月の撮影出撃ピーンチ!となっています。沖縄近海に台風の発生もありそうだし、今月の撮影は難しい状態であります。やばいなー....。

20100825
試写を繰り返す。と言えば少々聞こえは良いのですが、ten.の「てきとー撮影」の場合は失敗写真が結果として試写になります。今回の失敗を礎にして....その撮影DATAを憶えておきます。撮影に失敗すると大抵の場合は「また来年〜」となる訳で、毎年毎年の課題山積となっています。初めて撮影する場所での撮影だと今までの経験値のみがモノを言う訳で、これまた大抵の場合「また来年〜」が多いんです(笑)。それからもう一つの要因として感材の性質というのがあるのですが、これまで出来るだけ「ポジ・ネガ・モノクロ」感材を統一してきました。販売終了してしまったネガについては所有する在庫が払拭すれば終了となるのが悲しいところであります。「そんな面倒な撮影を毎年毎年繰り返すなんてよくやるねー?」と言われるのですが、前回の撮影よりは少しずつ前進している自分を見つけるから楽しいのかもしれません。「去年と今年は少しだけ違う」そう思えるのが生きた証だと。ん?なんかかっこいいぞー<俺。(ちなみに去年より後退した場合はお笑いネタにします。笑)

20100824
頭の中にある「やってみたい撮影」のためには、使用するレンズの焦点距離を決定する事と撮影領域、そして適切な径のステップアップリングが必要です。さらに最高条件に近い夜空の透明度。しかも、試写を繰り返す事。近年、希に見るハードルの高さでありますが、これはこれで「面白そうなのでやってみたいなぁ〜」と思っていましてぇ〜....一度の撮影にひとコマくらい試し撮りしていこうか、それとも一晩かけて試し撮りしようかとすると失敗を前提に試写をやるのなら前者(一度の撮影時にひとコマ)で行こうかと。で、ステップアップリングも色々あるのよね....。その前に実家に行ってジャンクボックスをゴソゴソしなきゃ。(こりゃ、試写はいつになるかわからんな。笑)

20100823
さて、どう書こうかなぁ〜?と思いつつも、未記載な応募用紙が目の前にあります。自分の中では納得がいかず、一度は応募をやめておこうと考えました。友人の薦めで「自分の中の基準と選者の基準は違うから、出してみれば?」の後押し。んじゃ、そろそろ動きましょうかねぇ。

20100822
最近、無いんだよぉ....。」「え?そう?いつでもあると思っていたけど」「いや、それがね、....」構成枚数が少ない(2群2枚)接眼レンズで製造コストも価格も安い「PL(プローセル/プルーセル)についてです。中でも、中〜高倍率用である短焦点の接眼レンズはPLに限らず、Or(オルソスコピック:ここではアッベオルソという事にして下さい)や広視野の接眼レンズの選択肢が沢山ありますが、ふと気付くとPL25mmやアメリカンサイズ視野環最大径で最低倍率になるPL32mmを「販売しているメーカーが少なくない?」と思いませんか?以前は笠井トレーディングさんや国際光器さんなどで廉価でも高性能なPL32/25がラインナップしていたと思っていたのですが、いつの間にかウェブから消えています。スタパーなどでお見かけする「自宅にあった古い望遠鏡って今でも使えますか?」と持参される人のほとんどがツァイスサイズと呼ばれる24.5mmの接眼レンズを使っていますが、その望遠鏡にアダプターを介してアメリカンサイズ(31.7mm)のPL25mmやPL32mmを挿して天体を見ると「うわぁ〜この望遠鏡って、こんなに見えるの?」と言われます。それはオリジナルに付属しているツァイスサイズの接眼レンズよりもより低倍率になるであろう事とレンズ構成枚数の少なさからくるヌケの良さからくる見え味の向上である事が多いです。見かけ視界はそこそこ(50°)普通の広さでヌケが良いし、何より昔は「プローセルタイプのオルソスコピック」と呼ばれていたオルソタイプ(整像)です。安価ですが像質の安定感は良いのですよ。さて、最近見かけなくなってきたPL32/25mmですが、とりあえず一本イットク?(微笑)

20100821
最後までスケジュール調整を試みていたのですが、残念ながら不参加になってしまったイベント「天文祭り」が、今夜8月21日夜に佐賀県立宇宙科学館開催されています。参加表明したかったけど仕事が入っていたので表明できず、そして翌日の予定が入る可能性があったので夜の部の参加も諦めました。車載している機材はスタパーの時、そのままなので一気に走れば何て事ないんですけどー....今の時点で不参加とあいなりました。参加している皆さん〜、楽しんでいますかぁー!って、今夜は暑いだろうなぁ。(汗

20100820
やってみたい撮影とやらなければならない撮影があります。今月はどちらになるかわかりません。すべて月齢と天候との相談だからです。今の時期だと天頂付近に夏の大三角。西空低くにあまのがわの中心部があります。そのそれぞれを撮影するならロケーションが必要であります。ただ、双方の必要とするロケーションは(ten.的に)別々な場所になるので月齢と天候と「交通アクセス」の問題もあります。さて、8月は何処で撮影をする事になるのでしょうか?それは私自身にも分かりません。(え?)

20100819
もう数日前になりますが、TOPページに置いてあるコンテンツ「ten.的、てきとーな天体写真」を更新しました。今回のコンテンツでお見せした写真のほとんどはHPのTOPの画像に置いたり、掲示板に貼り付けたりしたものばかりなので、みなさんも「見飽きた」感が大きいと思います。ただ、コンテンツ化して撮影した一連の写真を改めて見ていると....(私は)撮影時の想い出が蘇ってきます。これらの写真の他にも「てきとーな天体写真」群があるのですが、これらは別の機会にでも。で、これらの写真の他にも....で思い出した事がひとつ。この前の神の島で撮影した写真....プリントしたけど、まだ応募していなかったー!応募用紙を書かなきゃ。(汗)

20100818
続々と気になる望遠鏡が出てきます。次はBORGです。フローライトレンズをつかったシステム鏡筒「71FL」(口径71mm/焦点距離400mm)です。BORGの特徴として鏡筒のシステム化が完成している事に加えて、対物レンズを交換する事で別の望遠鏡として活かせる事。特に「φ80mm鏡筒システム」による接眼部や付加光学系の組み合わせは無限とも言われるほどです(実際は無限ではありませんが。笑)。ここで、ten.的に驚いたのはBORG初のフローライトレンズの採用です。昔、高橋製作所がフローライトF8シリーズを発売して以降、ビクセンもFLシリーズを投入しましたが、数年前にそのビクセンもフローライトレンズを使用した望遠鏡はカタログから姿を消しました。また、先駆者となった高橋製作所もここ数年はFSシリーズ(78mm、102mm、128mm、152mm)の販売を終了し、フローライトレンズを使った鏡筒はFS60とSKY90のみ(FETもありますが、現実離れしているので割愛します)。世の中の高性能アポクロマート屈折望遠鏡のラインナップはFPL53スーパーEDレンズに移管しているものとばかり考えていたからです。昔は「憧れのフローライトレンズ」とか「フローライトショック!」と言われたほどの高性能レンズの代名詞な訳ですが、フローライトレンズの選択肢が少なくなった今になって新発売されたBORG「71FL」は何とも言えない(言葉を見つけるのに苦労する)ほのかな魅力があると思ってしまう....のは歳をとった証拠かなぁ〜(微笑)

20100817
今度は「ロクマルキュー」だそうです。口径60mmの鏡筒で、焦点距離600mm(F10)、370mm(F6.2)、255mm(F4.2)の3つの焦点距離について、高度な収差補正と撮影性能を両立させています。タカハシの新発売鏡筒「FS−60Q」です。全長550mmのコンパクトな鏡筒にエクステンダーCQ(×1.7)とフラットナー、レデューサーC(×0.72)の付加光学系で色々な選択ができます。口径60mmの小口径望遠鏡に何が出来るのか?と考えると、コンパクトな鏡筒でカメラ三脚でのお手軽観望やガイド鏡、そしてCCDなどを使用した広視野撮影、それに今回のエクステンダーCQは日食撮影や野鳥撮影などのカテゴリーが含まれます。「一本の鏡筒が使用用途に合わせて変幻自在」これはQシリーズの共通するコンセプトのようですが、この小さな鏡筒にウズウズする人が多いのではないでしょうか?

20100816
今年に入って、短焦点屈折で直焦点撮影をしたのは2回です。去年懸案だったピント合わせについては自作ピントチェッカーの活躍で概ね良好であります。気になる点は、本体部分がプラスティックで出来ていて取り付けに若干のガタがある事です。これは鏡筒の取り付け部分にあるカメラアダプタ「ワイドマウント」とピントチェッカーの本体である「リアレンズキャップ」の相性が悪いためです。本物のマウントをよく見ると、マウントの歯にはスリ割りがあってカメラマウントとの接合を補助しています。リアレンズキャップはプラスティックなのでマウントの接合部はスカスカになり、これがガタの原因になるようです。ピント合わせの時にはちょっと押しつけてチェックするので、このままでも撮影に支障はありませんが、ガタのない金属製のマウントがあればと画策中。さて、これからどうなるやら。(微笑)

20100815
今日はお盆。それぞれにお墓参りや家の仏壇にお参りをされた方も多いと思います。ここ長崎では故人を西方浄土へお見送りする”精霊流し(しょうろうながし)”が開催されており、爆竹の音と花火の光、多くの見物客が賑やかです。そんな中、明日8月16日は旧暦の七月七日で「伝統的七夕」となっています。新月から数えてちょうど七日目、天空に輝くお月様は半月で、その月は22時を過ぎれば西空に低くなり、その傾く姿から織り姫・彦星が乗る船とも言われる地方もあります。今年の7月7日は晴れて星空を見上げた人が多かったようですが、それでも見逃した方は明日の夜に再度チャレンジして良いのではないでしょうか?もしも天の川を狙って見るなら22時過ぎてから街灯りが少ない場所へ移動すると良いかもしれません。明日の天気が良い事を願います。

20100814
「あ、やば....。こいつに乾燥剤を入れていなかった〜」乾燥剤を入れていなかったのは先日のスタパーでデビューしたフィールドスコープです。ten.の場合、対物レンズ蓋の内側に両面テープを使って乾燥剤を貼り付けています。大事なのは乾燥剤が剥がれない事と乾燥剤と対物レンズの空間があることです。後者については、最近の対物レンズフードは伸縮式となっており、収納のためフードを縮めると対物レンズとの距離が近くなる(あるいは隙間が無い)物が多いからです。85mm屈折の対物レンズキャップの隙間は大丈夫(もちろん以前から乾燥剤は貼り付けています)。で、今日、フィールドスコープの対物レンズ蓋の空間を確認して乾燥剤を蓋の内側に貼り付けました。こうなるとちょっと怖いのは接眼部分の乾燥で、フィールドスコープの内部は窒素ガス封入されているので安心なのですが、85mm屈折については後部レンズ群のカビ類が心配なのです。やはりこういう時には小さな穴を空けたフィルムケースですかねぇ。

20100813
今夜の話題はスタパーで使わなかった物、パート2です。え〜....持参して使わない物ってのは不要な物と思われがちでありますが、実はそうではなく、晴れたので使えなかったのであります。あ、これも違うか....。使うのを忘れていたっつーか、ん〜....使わない方が良かったというか....。まず使わなかった物の一つは、いつものMP3プレーヤーであります。午前3時過ぎのマッタリした時間帯にBGMとして活躍するのですが、今回のスタパーでは大快晴に恵まれたのでアっという間に朝になってしまったのであります。で、もう一つの機材というのが円形写野アストロカメラでありまして、「スタパーの景色を撮影できたらいいかも?」と思って、例のISO800ネガを持参しておりました。結局はカメラを取り出す事すらしていませんで、面倒な裏紙外しをしていなかったのも敗因なのかもしれません。その他、ten.の「てきとー」な性格と、撮影に没頭してしまうとみなさんと楽しめなかっただろうと頭によぎっての事でもありますが、そう言いながらもスタパー常連の「中●ですさん」のカメラをお借りして撮影した一コマがその唯一であります。もしもten.が円形写野アストロカメラを手にとって会場の雰囲気と星空の撮影をしていたら?と考えると....整いました!円形写野アストロカメラと掛けて、会場で撮影するten.と説く。そのココロは「みんなの輪(円形)の中に入れなかったでしょう。」おそまつ。(苦笑

20100812
スタパー当夜は8月上旬という事もあり、ペルセウス座流星群に伴う流れ星が期待出来ました。会場のあちらこちらで「流れた!」の声が上がります。その度に「今のは○○だったよねー」と確認し合う声。そう、ここでは一人で見た流れ星は流れたと認定されず、複数人で見た流れ星が認定されるというローカルルールがあります(笑)。こうなると一人で見た流れ星はいくら明るいものでも長いものでも認められずに悔しい思いをしますので、「ねね、今の見た?見たよね!」とそれぞれが確認し合う訳であります。「うん、見たよ。今の凄かったよねー」と言えば、逆に見ていなかった人達が悔しがる訳で、この会話がまた楽しいんです。ペルセウス座流星群は今夜がピークを迎えると言われています。今夜はスタパー番外編として歴史が動きました。長崎市大橋町の「ビッグN球場」で初の観望会が開催されています。先ほど、ほんの少しだけ球場の芝生の上で夜空を見上げてきましたが、360°を客席で囲まれていますので、強烈な人工光が少なく、予想以上にヨサゲな場所でありました。長崎市内の星空観望イベントとしてビッグN球場が使われた事が驚きでありまして、初の試みは今後への第一歩として成功といえるのではないでしょうか。ほんの少しだけ顔を出しただけのビッグN球場、観望会をお手伝いされているみなさん、後かたづけしなくてどうもすみません。そして、お疲れ様でした。

20100811
天候が回復して素晴らしい星空が広がったスタパーでは、皆さんあちらこちらで色々な天体を色々な望遠鏡で見ています。スタパーでの機材は、大口径望遠鏡や高級機材だけではありません。安価でも良く見えるように調整していたり使い易いように工夫をしているものが多いんです。福岡のTさんが持ち込んでいた古い8cm屈折赤道儀は「まるでミシンの様な艶」と言われるまで磨き込まれ、むき出しのウォームホイールにも埃の咬み込みもなく滑らかな微動を再現していました。もちろん光学系も素晴らしいほどに調整されていてF15の口径比と相まってアクロマートとは思えない艶っぽい木星の像にビックリしました。また、星見人さんも15cm短焦点屈折の紫色の色収差をキャンセルする自作付加光学系を作っていまして、その使用時・未使用時の大きな違いに更にビックリ!安価でも調整次第で素晴らしい見え味を示すこんな機材が目白押しなのも「スタパーが楽しい」と言われる所以なのかもしれません。今回のスタパーには日々雑感20100708で紹介した職場の人が初めての観望会として参加されまして、持ち込んだ「ビクセン・ハリーR1000L」の光軸が、参加している皆さんの手であれよあれよという間に調整されて良い見え味になっていきました。話変わって、ten.は宣伝しませんでしたが、実は今回のスタパーで私の85mm屈折にもひと工夫したんです。そう、アルミ棒を加工して極低頭ネジで取り付けた短焦点屈折用「パーン棒」のデビューでありました。今回は鏡筒を赤道儀に搭載したのであまり目立ちませんでしたが、経緯台に同架した時に違いが判るのかなぁ。あまり目立たない改良なので以後、使うのを忘れていたりして。ten.は使うのを忘れるのが得意だし。(笑)

20100810
今回のスタパーへten.が持ち込んだ機材ですが、いつものBOX−DOB1580と85mm屈折、そして初お目見えのフィールドスコープです。このフィールドスコープは日々雑感20100531に記載した「う〜む、いかんなぁー。いかんぞ。これはいかん。」と独り言をしたブツ(物)であります。広角アイピースの接眼レンズに正立像、加えて45度対空のブツでありました。45度に折れ曲がった鏡筒の中間部分はレンズ構成に合わせたかのように絞られたデザイン。そのフォルムが醸し出すもの、それは....天体を「導入しにくい」のであります。視野方向へ伸びる直線部分はなく、天体の導入には少々....いや、かなりの慣れが必要だと感じました。一方、85mm屈折は赤道儀に同架しモータードライブで追尾していましたので、木星やら球状星団をてきとーに天体を導入しておけば好き勝手に見られる状態でありました。今回は、初お目見えしたフィールドスコープに付属していた72°広角接眼レンズにアダプターを使用して85mm屈折へ取り付けて散開星団などを見ました。ten.にとって初めての広角視野接眼レンズであります。鏡筒の相性は「まあまあ」というところでありましたが、ウィークポイントをどうこう言うよりも視野一杯に広がるスバル(M45)を眺めた時に「あ、いいかも。」と素直に思えた事が良かったです。気付けばその他に双眼鏡(3台)やらテーブルやらイスやら七輪やらといつものように店開きしてしまっていました。その分、お片づけが大変な訳でありますが、楽しいからいいでしょ(笑)。で....なんだか忘れ去られている機材がありそうな....。BD1580よ、すまん!キミを持ち込んではいたものの、結局朝まで箱のままでありましたな。(汗)

20100809
今回、スタパーのオープニングは「稲光」から始まりました。下界(?)からやってきた●●はんさん、「下(諫早市)は、すげぇ〜豪雨だったよ。降らないだろうって思うまでしばらく機材を出すのはやめとこ。たぶんもう少ししたら晴れるよ。」薄明の中、諫早市にはピンポイントで雨雲が雨を降らせている様子が見て取れます。ten.の自宅からもメールで「こっちは凄い雨!早く畳んだ方がいいよ〜」....だそう。もちろん、こっちは「気温が落ち着いたら晴れるはず。それも快晴に....」その晴れ間を待つ間にスタパーの受付が始まります。ten.が名簿に記載していると、「あの、ten.さん、良ければここにサインをいただきたいのですが。」とおっしゃる方がいます。「ここって....(あ、私の作品だ。天文ガイドの5月号)....」サインをするのも初めてであれば、私のような者でよかったのだろうか?」と瞬時に自問自答してしまいます。で、入選したページの傍らにサインペンで私の本名ではなく「ten.」と記載させていただいた訳ですが、果たしてよかったのでしょうか?でもその直後、「ありがとうございます。天ガって久しぶりに買いました。大事にします。」とおっしゃる言葉を聞いて、ten.は幸せな気分になりました。こちらこそ重ねてお礼を申し上げたいんです。で、その後は期待通りに22時前頃から晴れ間に変わってきた訳ですがー、局地的ではありますが、あのゲリラ豪雨(稲光・豪雨)で白木峰に来るのを諦めた人もいるのかもしれないなぁと思うと何だか複雑な気分であります。そして晴れ間が広がるとみんな一気にスタパーハイテンションになります。「でかい!」と言われるドブソニアン式反射望遠鏡がそびえ立ち、また、あちらこちらに「!!!」と思うような機材が並びます。こうして楽しい時間を過ごせるスタパーの夜が刻々と流れていくのでありました。

20100808
楽しみにしていたスタパーが終了しました。宵の時間帯には下界(?)の諫早市や長崎市方面で豪雨だったようですが、会場の白木峰は、機材を出すタイミングを図る程度で雨は降らず助かりました。その天候も22時前には快晴の状態になりまして、透明度の良い空に濃い天の川が頭上に舞いました。こうなると後は一気に「スタパーハイテンション」の状態ですから〜....あっという間に朝!な訳であります。ちょこちょこした内容は明日以降の日々雑感で「小出し」に致しますー(笑)。

20100807
さて、今夜はいよいよスタパーであります。遠方からお越しの方は日中の強烈な陽射しの中で移動して白木峰に到着される訳ですが、疲れた時には休み休み運転して下さいね。では現地でお会いしましょうー!<参加される皆様。

20100806
明日のスタパーの準備のため、実家に立ち寄って機材を車に積み込んできました。いやぁ〜久々にBOX−DOB1580と対面しましたよ。んでもって、実家に立ち寄ったもう一つの理由があります。以前より懸案になっていた短焦点屈折のパーン棒の加工です。アリガタプレートの溝に収めてしまうには若干長かったので少し切断しなければならなかったのです。そうすればおそらくアリガタプレートに取り付けたまま鏡筒のケースにも収まるはずだと。で、切断したのですが結果は....惨敗。ほんの5mmほどパーン棒が長くてケースに収まりませんでした。あー....作り直しかよ〜(汗)。で、スタパーにはケースから取り出してパーン棒を取り付けようかと思っています。あ、明日のスタパーですが、ten.の到着時間は....21時を過ぎるかなぁ。天気については夕立が若干の心配事ですが、夜半過ぎれば気温も落ち着くから大丈夫でしょ。(希望)

20100805
昨夜の話でありますが、日々雑感をアップした後に自転車で水辺の森公園へ行きました。ポルトガルの帆船「サグレス号」が寄港しているからです。ウエストバックの中にはミニ三脚とコンパクトデジカメ入れて走りました。サグレス号は夜23時を過ぎてもライトアップされており、コンデジで撮影すると感度ISO200・絞り3.6・シャッタースピード1/5秒で簡単に撮影が出来るほどの明るさ。これがライトダウンされていれば....ひょっとすると「星空と帆船」なんて言う長崎らしい風景が撮影できるのになぁ〜と思いつつ....もちろんten.は撮影していません。あ、一眼レフデジカメをお持ちの方、比較明による星景写真として是非チャレンジして欲しいなぁと思ってみたり....。(望)

20100804
職場の試験が終了しましたので久々の日々雑感であります。先月末、現像から仕上がったポジフィルムを受け取っておりましたが、試験が終わるまで我慢我慢....。で、やっと今夜になって撮影した写真の一コマをTOPのページに置きました。もう少し雰囲気が違う写真もあるのですが、他のコマは後で掲示板にでも貼り付けておきますね。試験が終了したten.がご褒美とばかりに楽しみにしているのはもちろんスタパーです。土曜日の夜〜日曜日の朝にかけての濃い一晩、今回のスタパーはどんな楽しい事が起きるのでしょう?白木峰でお会い出来る皆さん、今回もよろしゅーに!





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