未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。




店主:ten.の
日々雑感

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20111231
いよいよ大晦日です。ten.は昨日30日が御用納めでありまして、昨日の最後の最後まで奔走しまして星見どころではありませんでした。さて、「恒例の今年を振り返る日々雑感」のコーナーです(笑)。まずは1月。2月に行う個展の準備でバタバタしていました。写真はマット紙に収めて展示する予定だったのですが、ちょっとしたチャレンジ精神を出してしまい、禁断と言われる「マットカット」に挑戦。一つのマットに2つの窓を45°でマットカットをし、展示の準備を頑張っていました。そして2月、自身初となる個展星景写真展the1st.「円窓の宙〜まるまどのそら〜」を開催。未経験ながら、展示に関しては自分の中では考えに考え抜いて、手作り感と遊び心と星空への気持ちを表したつもりであります。会期は2週間でしたが、本当に幸せな時間を過ごす事が出来ました。その「円窓の宙〜まるまどのそら〜」の巡回展として3月12日から諫早市コスモス花宇宙館の2F通路にて展示をさせていただきました。その準備をしていた最中にあの東日本大震災が起きました。TVでは生中継の映像が流れ続け、「自分が今、出来ることってなんだろう?」と一生懸命に考えるきっかけになりました。そのような中、4月の末までの長い期間、コスモス花宇宙館では「円窓の宙〜まるまどのそら〜」巡回展としてたくさんのみなさんに見ていただける機会を得ました。春スタパーも良く晴れました!また、地元で長くお世話になった天文ハウスTOMITAさんの福岡本店がオープンし、SHOPとして大きく羽ばたいた事も嬉しい事であります。そして5月。正確には4月30日からでしたけど、長崎市科学館「スターシップ」でも厳選19点の「円窓の宙〜まるまどのそら〜」の展示をしていただけました。実は....6月に素晴らしい方にお会い出来ました。ビクセンの社長です。本当に視野の広い方で、星空を見上げる人を増やしたい、宇宙に興味を持つ人をサポートしたい、アウトドアや野外演奏をする人=他の趣味の人たちにも目を向けていました。また、言葉の一つ一つを大切にしていて、ten.自身も深く感銘いたしました。6月の下旬には一つのツールが増えました。7月にはその使いこなしを楽しんだのですけど....そのツールとは「スマートフォン」です。今年は梅雨明けが早かったのですけど、その星空を説明するのに「googleskymap」は本当に役に立ちます。8月はスタパーに加えて佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」での天文祭で楽しみました。その天文祭でも写真展示の依頼をいただき、額装四切で19点の展示をいたしました。ところが....写真展三昧で突っ走ったのが影響したのか分かりませんけど、9月以降に写欲がさっぱり湧かず、観望も撮影もサッパリ行かず....ヒノサワカメラの小改造やスマートフォンのアプリを増やしたりなどの動きしか出来ず....結局のところ、短焦点屈折のパーン棒を作ったり、邦画「はやぶさ/HAYABUSA」を見に行ったりしてエネルギー充電したのが10月初旬であります。そのおかげか白木峰のコスモスと星空の撮影には行けましたが....フィルムの選択を間違って大失敗したのも記憶に新しいところ。まあ、そのお笑いネタは11月のスタパーで笑っていただけたので良いとしてー、11月の下旬には「はやぶさ」のカプセル実物と対面できたり、ビクセンの「星空雲台ポラリエ」発売が大きなニュースでありました。そして12月。何と言っても半ば諦め気味だった「皆既月食」を見る事が出来たのはラッキーでありました。天空高く昇った場所での赤銅色に輝く月は綺麗でした。もちろん師走ですから例年のごとくぶつぶつ呟いているだけの月になるのか?と思っていましたが、この12月は帰宅前に撮影を敢行するというチャレンジを致しまして....現像結果はまだ出ていませんけど例年にない出来事でありました。ともあれ激動の2011年が終わります。今年一年、てきとーな拙HP「喫茶ten.」へのご来店、いつもありがとうございます。みなさま良い年をお迎え下さい。店主:ten.(2011.12.31 134941)

20111230
プレートに穴を空けてネジで固定する。これは比較的簡単な方法ではありますけど、プレートを取り外す時にはネジを外さないといけませんで、ネジの数が多くなればなるほど面倒になります。そこで、ネジを完全に取り外さなくてもプレートを固定できる方法として「ダルマ穴」を使った部品があります。ネジの頭が通るくらいの大きめの穴とボルトが通る穴を繋いで固定する穴の事です。ダルマ穴を使うとネジを緩めてプレートをスライドさせるだけで取り外しや固定が出来るので非常に便利なのです。ただ....自分でダルマ穴を作ろうとすると面倒でして....ボルトが通る穴と固定用の穴を繋ぐ時にヤスリがけが地獄....なんです。つくづく自分でダルマ穴を作るのはやめておこうと思うほどであります。(笑)

20111229
夕方、仕事を終えて外に出ると西の空には月と金星が綺麗でした。さらに天頂付近には木星が輝いています。そして東の空には冬の星座たちが煌びやかです。一年の中でこの時期は西空に残る夏の大三角形から冬の星座までが見られ、今年は木星と金星と、そして月が加わって凄く賑やかです。今日の夕方は眼福でした。明日は今年最後のお勤めです。年賀状もまだ手つかずのままですが明日以降に頑張りまする。(汗)

20111228
目の前に未現像のモノクロネガフィルムが2本あります。1本はマミヤプレスというくそ重たい(笑)中判カメラを首から下げて長崎市内をぶらぶらして撮影した街並みスナップです。このフィルムの現像は標準現像を精度良く行う必要があります。露出計の無いカメラでISO100の勘露出をやったためで、自分の露出感覚がずれていないかどうかの確認をするためにはISO100という感度を精度良くやってこそ勘露出のズレが分かるからです。もう1本のフィルムは先日の星景写真の分です。これは増感現像を前提に撮影したので現像処理自体は比較的ラフでよかろうと思ってはいるものの、やはり後々のDATA作りを考えるとキチンとした現像をやってしまうのがten.らしからぬところ(笑)。「やっぱり、てきとーに現像しなきゃよねー」なーんて考えてはいますけど、モノクロフィルムの現像って、現像タンクの攪拌が身に付くといいましょうか、変な癖が付いてしまうと精度良い現像が出来なくなってしまうのです。日中撮影をした分はせっかく身に付いた現像処理を錆び付かせないための現像処理の練習台にもなるのです。星景写真の分は失敗したくないですからねー。ただでさえ、やれホコリが付いたとか傷が入ったとかでお笑いネタにもならない失敗をしやすいのも現像処理ですし....で、目の前のモノクロネガフィルムの現像は年越しになるのは仕方がないとして、来年の初現像は「初お笑いネタ」にならないよう決意するのでありました。(汗)

20111227
お仕事が終わるのが遅かったのです。この時期、かなーりストレス溜まりまくりなのは例年の事ではありますけど、今日のten.はひと味違いました。勤務終了してイライラしたまま外に出ると....晴れています!西空には金星と細い月が見えています。月は地球照も見えています。「ぬ....空気の透明度がかなり良いなぁ。ここはひとつ....」ストレス解消とばかりに帰宅途中に撮影を敢行。「チャンスを見つけて撮影してやるー!」とカメラにはフィルムが入ったままになっています。撮影地はナトリウム灯が何本も立っている場所です。でも、撮影したい景色はそのナトリウム灯に照らされています。もちろんカラーバランスなんてあったもんじゃないってのは分かり切っているんですけど、今夜の撮影はストレス解消です!良い写真を撮るためではなくストレス解消です。帰宅途中ですから数コマの撮影で終了です。でも、でも、でも、星空も綺麗で気持ちよかったー。今夜のところはイライラ解消ですー(笑)

20111226
昨日はパソコンを全く触れず、日々雑感をお休みしてしまいました。年末の日曜日でしたからあっちウロウロこっちウロウロ。そんな中、時間を見つけてはアルミアングルを見ては妄想したり工作用のラフスケッチに勤しむ時間もありました。ラフスケッチをした後は頭の中で3Dにします(....って、出来るんかいっ?笑)。想像の中で出来上がった物をあっちから眺めこっちから眺めて不具合や格好の悪い所を探します。いや、あくまでも想像の中です....。頭の中で穴を空けては妄想し、「あー、こりゃダメだ....」とボヤいては穴を塞いで他の場所を探す....。頭の中でグルグルと回る回る....そして....寝るーー。(ぐー。)

20111224
何か作ろうとするときにはまずラフスケッチを描きます。大体の雰囲気をつかんだ後はフリーハンドで(ラフな)製図を書きます。そのときには具体的な寸法が欲しくなる事が多いのでいろんな計算(といっても簡単な+−÷×の四則計算)をします。また、鏡筒などは円なので円周率(3.14159)などの円の定理を使うこともあり、中学校程度の頭も無いten.はかなーり苦労します。もう一度、中学生からやりなおさなきゃかなぁ....(汗)とはいえ、いろんな作図がなんとなーく書けるのも「自分しか見ない図面」ということで、書いてはボツ、書いては手直し、書いては....書くだけで作っていない....。(笑)

20111223
アストロカメラが2台になったという事は....吸引ポンプがもう一台必要になります。実はそのカメラが到着した時に単2乾電池用の吸引ポンプも一緒にあったのですけど、電池の種類が違うし大きいので(予備としてとっておいて)使わない事にしました。そこで....以前使用していた不調の吸引ポンプを修理・調整する事にしまして、先ほど分解掃除いたしました。結局のところ、不調の原因は電池BOXの電極の接触不良でして、電極を少し曲げて乾電池のプラス・マイナス極にキチンと接触するように調整するだけの作業でありました。あとは吸引のためのゴムチューブを準備すればOKです。....実は先日の撮影の時、吸引ポンプは一台しかありませんで、元々あったアストロカメラには吸引ポンプを使い、もう一台のアストロカメラはゴムチューブをを口にくわえて(相変わらず人間吸引ポンプ。笑)撮影したのでありました。

20111222
詳細ってほどではありませんけど、「撮影用の機材についてはまた後日。」と書いた以上は書かなきゃいけませんねー。こんなに勿体ぶって書いていると、「あー?もしかして一眼レフデジカメをついに購入したのか?」なんて憶測が飛び回ってしまうので正直に書きます。えーっと、カメラが一台増えました。その名も「ヒノサワさんちのアストロカメラHB120T」です。はい、つまり2台目のアストロカメラです。11月に友人から連絡が入りまして、「をい、例のアストロカメラって、もう一台使うか?使うなら確保しておくぞ。」と言う有り難い情報が入りまして、今はten.の手元にあります(ちなみに代金はまだ支払っていません。汗)。このデジタルの時代にアナログな銀塩カメラを増やすなんて酔狂な?と言われそうではありますが、逆に「ten.らしくて良いかもー?」と思っています。ともあれ、アストロカメラ2号機がten.の手元にあるのですけど、昨日記載したとおり同じカメラなのに操作感に微妙な違和感があるのです。ネジの締め具合とか工夫とかで調整できそうなのもアナログなカメラの面白さなのかなぁ。(笑)

20111221
いつものポジフィルムといつものモノクロネガフィルムをカメラに詰めて撮影したのは月曜日の夜。あれから一向に晴れる気配はありません。ひょっとすると、いやおそらくこのまま年を越してしまうのではないかと考えています。年末年始にはお休みがありますしちょうど新月期に入るので、それはそれでいいんですけど、ちょっとだけ心配なのがモノクロネガフィルムを装填したカメラであります。使い慣れているとはいえ、今回初めて実践投入されたカメラなのです。構造も知り尽くしているのに違和感がある....なんだか変な言い回しでおかしいのですが....やはり違和感があるんです。で、少し調整をしたいなあと思っているけどフィルムが中に入っているのでそれも出来ない(汗)。年末年始のお休みの間に調整が出来るといいなぁ。実は日々雑感20111026で「撮影用の機材についてはまた後日。」と結んでいた機材の事なのです。その機材についての詳細は明日へ続きます。

20111220
とか何とかありまして、昨日の顛末は書いた通りです。そして本日は曇り。そう考えると昨夜の出撃は正解で、明日あたりから寒気が入り込んでくるらしいので次の晴れ間ってずいぶん先の話になりそうです。で、結局は年末で忙殺されそうな気がするんですけど、暇....もとい時間を見つけて工作の作業もやっていきたいのになぁ。工作自体はそんなに難しい事ではありませんで、小さなドリルで穴を空けたり材料にヤスリを掛けたりの暇つぶし的な作業であります。年末は「晴れたら出撃、時間があれば工作」を念頭にして過ごす事になりそうです。

20111219
「チャンスを見つけて撮影してやるー!」とほざいた昨夜の日々雑感。「この時期だから晴れてもそこまで良くないだろうけど、昨日ほざいた以上はフィルムと一緒に出勤せねばなるまいなぁ。一応ね、一応。」と、撮影したい時刻の星空の配置だけはステナビでチェックしておいて、半ば「てきとーモード」で出勤した本日でありました。ところが....大陸からの高気圧は予想以上に張り出してきたらしく、午後から素晴らしい透明度となりまして....慌てましたよ、ほんと。「とりあえず撮影したい場所」ってのはロケハン済みだったので、仕事が終了して迷うことなく一直線に向かいます。今夜、撮影したい風景と星空が重なるのは19時30分でした。車の中ではあれやこれやと撮影のあれこれを考えながら運転。「この時刻とあの景色を重ねて....むふふ。」ところが現地に到着してten.の目論見は脆くも崩れ去りました。「....無いぢゃん....。遅かったのか?いや、遅かったのね(泣)。」撮影したい前景はこの時期は既に終わっていました(泣)。とはいえ、こんな時でもten.は「不戦敗はイヤだ」が基本です。せっかく来たのだから来年に繋がる撮影をしておこう、でないと来年も「お笑いネタ」の撮影をする羽目になるよーってね。準備したフィルムはいつものポジフィルムとモノクロネガフィルムの2本。急いで裏紙を外して撮影の準備が整うまでの時間は20分でした。いつものカメラと初めて使うカメラの2台を三脚に取り付けて撮影を敢行します。なんだかんだ言っても2台のカメラを同時並行で撮影するのは難しく、ここでお笑いネタを作らないようにしなきゃいけません。2コマほど撮影して、あっという間に撮影終了時刻となりました。フィルムの残りはまたチャンスがあれば頑張ってみます....。

20111218
「そろそろ年賀状の準備をしなきゃ....」と思って、ふと気づいてしまいました。「あー、年賀状に使えるような画像が無い....」。例年ten.の「てきとーな星景写真」を使う事があるのですが、今年は星空撮影に出撃すること自体が少なく、撮影した本数も少なく....無いんですよ、画像。まあ、それはten.の問題だからいいとして、来年は撮影に行く回数を増やす事がひとつの目標ですかねぇ。とりあえず撮影したい場所がボチボチありますし、撮影に行かないので「お笑いネタ」も作れないしー、何より当の本人が一番面白くないです。通常、この時期は撮影に行けないのでありますが「こうなりゃ意地でも撮影に行ってやるー」とも思っていたり....当分の間はフィルムと一緒にお仕事に行こうと思っています。チャンスを見つけて撮影してやるー!(おーっ!)

20111217
体が重いのは、昨夜の飲み会だったからです。ten.はお酒はあまり飲んでいないのですが、最後の最後までおつきあいいたしまして帰宅は朝の5時。まあ、スタパーとか星見にいくと朝までコースってのはザラですからねぇ。当然の事ながら、例年、この時期は撮影などの出撃が出来にくい時期であります。忘年会、飲み会、パーティー、加えて繁忙期。そんな中で、先日からロケハンが終了し、帰宅前に撮影をしようかと思っている場所があるにはあるんですけど、昨日から寒気が入り込みまして天気の方もしばらくアウトの様子です。いや、でも今回もなんだか撮影時期を逃してしまいそうな気配もプンプンしています。とにかく少しの時間でもチャンスがあれば....むむ。

20111215
昨夜は、ふたご座流星群で盛り上がっていたようですね。長崎市科学館では「ふたご座流星群特別観望会」が開催されたらしく、無事に流れ星を見た子どもさんもいたようです。....で、ten.は....見ていません(笑)。夜半前には晴れていたようですが....見ていません。見たかった気はしていたのですが....見ていません。まあ、こんな夜もあるさー....です。あちらこちらから「ふたご座流星群ってどうやって見ればいいの?」と質問を受け、いろいろと答えましたけどー....「見れました!」とお礼を言われたりメールをいただいたりしましたけどー....私、見ていませんの。(笑)

20111214
BORGのリング地獄に陥り、ついに注文してしまった先週の水曜日。本日、すべての部品が揃ったとSHOPの人から伝えられました。SHOPで注文品を見るとBORGカラーの小箱がずらりと並んでいます。「....これを支払うのか....。」自分で注文しておきながら支払いの心配をしなければならないほど、いつの間にか注文してしまった「リング地獄の恐ろしさ」に今更気づいてしまいました。購入した以上は完成に向け動かねばなりません。前へ進むためのエネルギーにします....。(汗)

20111213
明治7年12月9日と言えば、ここ長崎には非常に縁のある日付であります。そう、1874年の同日に金星日面通過の日でありまして、アメリカ隊は星取山(当時は太平山)、フランスの観測隊が長崎の金比羅山(当時は琴平山)が観測点になりました。金比羅山には、フランス隊が金星観測に成功した記念に「長崎金星観測碑」があります(リンク先は拙HPです)。実は今日、友人二人が遠方よりこの金星日面通過の二つの観測地を訪れました。「いやあ、来年は金星日面通過がありますし、出来れば12月9日に合わせて来たかったんですけど....とにかく来ました」....らしいです。来年の6月6日(水)の金星日面通過を逃すと、次は105年後の2117年12月11日となります。今回を逃すと一生見られない珍しい現象ですし、長崎に縁のある現象です。5月21日の金環日食と並んでビッグイベントとなりますので準備を怠らないようにしなきゃですねー。

20111212
「円に交差する直線の座標を求めよ。」....なんて、中学校の教科書に出てきそうな問いですけど、私の場合は違います。「円を描いて、直線を描き、交差する点を定規で測る」です。三角形ならピタゴラスさんとかtanさんとかの色んな定理がありますけど、いろいろと計算するのはめんどいので紙に直接描いて実測するのが楽なのであります。で、ラフスケッチを描いてー....作図してー....測る。「んん〜、まあまあでないの?(笑)」今夜は、次の作業の確認中ー。

20111211
皆既月食の夜が終了。みなさんの住む場所ではいかがでしたか?昨夜は冬型の気圧配置でしたので、天気が残念で見られなかった場所もあれば、快晴に恵まれて素晴らしい月食を楽しまれた方も多いのではないでしょうか?東シナ海から流れ込む雲(+雨雲)に悩まされた九州北部地方ですが、ten.は長崎市科学館の皆既月食特別観望会へ参加して月食を楽しみました。当夜の長崎市内は「小雨〜曇り〜晴れ間」が短時間に繰り返される天気でした。逆に、小雨が降っていても20分も待てば必ず晴れ間が見えるだろうと確信できる天候でした。前日までは撮影一辺倒の事ばかりを考えていましたが、天候がこのような雰囲気であればなるべく大人数で楽しむのが良い事かも?と思い、市科学館での観望会参加を決めたわけです。機材は双眼鏡2台とフィールドスコープ。思いの外、フィールドスコープが活躍しまして、子どもさん達を中心に参加した人たちに見て頂く機会もあり、覗いた瞬間に歓声を上げる人を目の当たりにして「少しは世の中のためになったかなあ」と満足しています。ともあれなんとか見られた皆既月食ですが「やっぱり皆既月食は良いなぁー」と素直に思いました。

20111209
明日の夜はいよいよ「皆既月食」であります。天気関係のウェブを見ると....むむぅー長崎は曇りっぽいです。そして、見る場所すら悩んでいます。天気....曇り、ひょっとすると諫早あたりから有明海沿いが雲が出ないのか?いや、これは風向きしだいで変わるはず。どこで見るのかというと、候補1.長崎市科学館、候補2.ロケハン済みの場所(撮影メイン)、候補3.諫早界隈(どうしても見たい時)候補4.自宅で様子をみる、雲の切れ間から双眼鏡で観望....の4つです。そして機材については....7×35双眼鏡(メイン)、6×30双眼鏡(貸出用)、20倍フィールドスコープ(カメラ三脚へ取り付け)、アストロカメラ(快晴なら撮影する)で、あります。ten.の観望機材が双眼鏡中心なのは、そりゃ「綺麗だから」ですよ。皆既月食は肉眼で見ても良いものです。それが6倍であっても双眼鏡になると皆既中の月が「球体に見える」んです。さらにその背景には星空が見えており、宇宙の奥行きを感じる事ができるんです。これはten.が双眼鏡が好きだとかの以前に、毎回、皆既月食を見た時に感じている事なのですよ。....いや、機材の事はどうでもいい、とにかく晴れてくれー!(汗)

20111208
昨日、ショートパーツの注文の他に入手した物があります。えー....「いつもの」ポジフィルムと「いつもの」モノクロネガフィルムと....友人から強制的に(笑)つかまされた「初めての」モノクロネガフィルムであります。いつものフィルムとの違いは....「感度」。そして極めて限定された使用方法。今、フィルムメーカーのデータシートを見て読んで、ちょっと楽しみにもなりました。それはフィルムの「分光感度」です。これ、使ってみたらどうなるんだろうなぁー。久しぶりにR64フィルターも使ってみたくなり....あわわわ....やりたい事がまた増えたー。(汗)

20111207
TOPリング周りの部品は難しいですね。本日は、2004年以来続いている妄想計画のひとつに終止符を打ちまして、部品の一部を注文しました。あ、もちろん高価なものではありませんで....今回はBORGのリング地獄に堕ちました。ショートパーツを5点ほど....。重量、光路長、価格、現在考えられる条件がすべて揃っていたのもBORGのパーツでありました。長い道のりをリスタート始めたばかりですし不安もあります。でも今は少しずつでも良いから前へ進もうと藻掻き足掻いています。そう、これからは止まらない、少しずつでも進むんです。そう自分に言い聞かせています。

20111206
帰宅前の僅かな時間を使って、久しぶりのボール盤作業をしました。アルミアングル、アルミ棒、アルミチャンネルに穴を空けるだけの作業。事前に準備をしていたので作業は比較的スムースに進みました。今回のドリル作業で終了の箇所もあれば、次回のタッピングの作業に備えて下穴のサイズまで広げる箇所もあります。そして次回はタッピング、さらに次は部品切り離しのカナノコ作業と続きます。いつもなかなか進まないのがten.の「てきとー」自作作業でありますが、実は今回はちょっと気合いを入れています。ま、この気合いがいつまで続くのかは疑問ではありますけど....(笑)。ちなみに今、作っているのは「TOPリング周り」なのであります。

20111205
日中はちょっとだけヌケが悪かったものの、このまま夜になれば撮影に行けるくらいの透明度でした。「このまま晴れておいてくれー....」と半ば諦めモードに突入しながらも僅かな期待を持っていました....この願いは届かず、夕方から薄雲となり、半月過ぎの月もおぼろげとなりアウト。実はスクランブル発進をかけようとフィルムと共に出勤していたのでありました。もちろん!次の願いは「皆既月食」の夜が晴れる事であります。当然の事ながら普段の撮影よりも皆既月食が晴れる事の方が大事です。今回の月食は天空高く、冬の星座たちのど真ん中での現象です。どうにかして「撮影したい・観たい」のは皆さん同じだと思います。そして今、晴れたらどうするかを考えるのが楽しい時期であります。「双眼鏡で観たい」「直焦点で撮影したい」「広角星野で撮影したい」と考えてはいるものの、さて天気はどうなるのー?

20111204
「絶対に行きたい!」そう思っていた機会に恵まれ、長崎総合科学大学シーサイドキャンパスでの「小惑星探査機はやぶさ帰還カプセル展」へ行きました。長崎総合科学大学は地元の人間ですから場所は分かっているんですけど....ん?シーサイドキャンパスって何処だ?と謎でありました。実際、大学の入り口まで車で行ってウロウロしたり、スマートフォンの地図アプリで確認したりと右往左往。結局のところ、旧:長崎水族館跡の建物が大学のキャンパスになっていました。現地へは午前10時前に到着し、大学が準備していたはやぶさ関連のDVDを見たり、諸々の展示を見たりと時間をつぶすにはちょうど良かったです。展示開始の午前10時、いよいよカプセルと対面です。展示物は7点。1.インスツルメントモジュール(実物)、2.搭載電子機器部(実物)、3.パラシュート(実物)、4.背面ヒートシールド(実物)、5.前面ヒートシールド(レプリカ)、6.「はやぶさ」帰還カプセル・カットモデル模型、7.「はやぶさ」探査機1/8模型です。5の前面ヒートシールドは仕方ないとして、これら1〜4が実際に宇宙に行って60億kmの旅から帰還した物と対面できたのは感動もの。ten.は2003年5月9日MUSES−C打ち上げには立ち会えませんでした。「がんばれー、もどってこいよー」と生で見送った友人らもいます。もちろんウーメラ砂漠での帰還にも立ち会っていませんけど、今回、生でカプセルに対面して言ってきました。「おかえりなさい、はやぶさ」

20111203
昨夜は職場の忘年会で、帰宅したのは午前3時30分。一次会からたくさん食べたのでさほど酔いもせず、天気も小雨だったので「新月期なので出撃したいー」とも思う事もなくゆったり過ごしました(笑)。今日は長崎市茂里町にある「みらい長崎ココウォーク」という大型ショッピングモールへ足を運んできました。目的はお買い物ではなく写真展を見るためです。長崎で撮影された日々の風景で、展示には星景写真も入っています。私も星景写真を撮影していますので勉強のために見に行ってきました。ネタバレするので詳しい感想を書く事は控えますけど、主に冬の星座たちが良く撮れています。みらい長崎ココウォーク5階ぶらぶらギャラリーにて12月3日(土)から来年1月上旬まで。久保岳穂1st写真展「365Days」です。お時間のある方は是非どうぞ。

20111201
先月は接眼レンズの清拭をしたのですけど、接眼レンズを保管する木箱(ケース)の必要性が発覚しました。実はあれから色々と考えているのですよ(笑)。そのうちの一つですけど、ひとつの鏡筒には何種類の倍率が必要なのでしょう?一般的にざっくり言うと「低倍率・中倍率・高倍率・超高倍率」の4種類くらいかなぁ。それに加えて好みのひとみ径(使用する望遠鏡の口径や観望地の明るさ等)の条件もありますね。使う鏡筒が二本になるとさらに複雑になってきます。そう、ten.には主に二本の鏡筒(BD1580とアポ屈折)があり、その複雑に絡み合う倍率をどうシンプルにしていくか?が課題なのです。なかなか答えは出ないんですよねー。なので....この話題はしばらく封印しまーす。(笑)




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