未熟故、言葉が足らず。未熟故、表現に不手際もあり。
時に、誤解を招く表現もあれど、本人に悪意はありませぬ。
店主:ten.の
日々雑感
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20160531
先ほど、21時のNHKのニュースではTOPに「火星最接近」の各地観望会の様子を報道していました。火星の再接近は本日5月31日ではありますが、実際の最接近は本日の朝だったようで、一番大きい火星を見るなら昨夜でした。....なんて書いてしまうと「んじゃ、今夜は小さい火星なの?」と言われそう。いやいやご心配なく!昨日どころか明日も明後日も火星の大きさの違いに気付く人はいませんってほどその差は小さいです。昨日や今夜、天候や自身の都合で見られなかった場合でも、なるべく早い時期にに今期の火星を是非ごらんくださいね。ちなみに今夜の長崎市は曇りで明日は曇り/雨の予報です。昨日は肉眼で見ただけで望遠鏡は出せませんでしたので、今後はなるべく近い夜に望遠鏡で火星を見たいです。なんてったってマイナス2.1等の木星よりも火星の方が明るいんです。現在の火星はマイナス2.2等だそうですよ。夜空に乳白色の明るい木星と橙色の明るい火星、そしてちょっとだけ暗いけど0.0等の土星が見易い時間帯に鎮座しているのです。明るい惑星ですから街中でも良く見えます。是非、機会を見つけて明るい三惑星のそろい踏みを観望しましょう。ところで、今回の火星に関して色々な表現があるようで、twitterのトレンドには「スーパーマーズ」なる言葉が入っています。今回の最接近は「中接近」です。なので「この表現はどうなん?」と異論を唱える人も少なくありません。一般向けには興味をひく言葉として天文普及には良いのかもしれません。ただ....2年2ヵ月後の大接近の時には何という言葉になるのでしょう?まさかまさか「スーパースーパマーズ」とか言わないですよねー。そのあたり、5月31日に記念日(BD)の人、どう思う?(とりあえずおめでとう。笑)
20160530
「顕微鏡と望遠鏡は変えられる、基本的に双眼鏡は変えられない」項目があります。顕微鏡は対物レンズを変更、接眼レンズを交換することで倍率を変える事ができます。望遠鏡は接眼レンズを交換することで倍率を変えられます(おっと、BORGは対物レンズも交換できますし、タカハシにもエクステンダーを中間に組み込むFC60Qがありましたね....)。では双眼鏡は?というとズーム式はあるものの、個人的に星見用としてはズーム式をおすすめしないので倍率は変えられません。まあ、倍率の選択肢としては「手ブレをしない倍率の低いもの」ということで、手持ち用双眼鏡としては6倍から8倍の物をおすすめしますし、高くても10倍までだと考えます。そうなると次の選択は口径です。星見用としては最小口径30mm以上、口径50mm以下をおすすめしますが、さすがに口径70mm双眼鏡を手持ちで使用する人はなかなかいらっしゃいませんで(一人を除いて)、ten.自身は口径50mmでも手持ちはキツイです。より大きい口径で、なおかつ手持ちし易い重量で、手ブレしない双眼鏡....となると選択肢はさらに狭くなります。手ブレしにくい6倍で軽量となると6倍30mm、若干大き目にすると7倍35mmや7倍40mm(7×40は現在市販されておらず死滅状態)、スタンダードと呼ばれていますが星見用として8倍40mmや7倍50mmでしょうけど、7倍50mmあたりは女性には重量がつらいでしょうね。口径と倍率を変更することができない双眼鏡ですから、用途によって手持ち用必要最小限のものを使いたいときもあれば、出来る限り口径が必要な時もあり、また三脚に搭載しても倍率が欲しいこともあります。一台で全てを賄うことが難しいので....万能機があれば相談を受けた時点でそれをおすすめしますよね....。ちなみに、現在ten.的に注目している機種はビクセンの「SG6.5×32WP」です。手ブレしなさそうな倍率にある程度の口径、そして絶妙なひとみ径....みかけ視界も広くて....だれか人柱になってくれませんかねぇ....(爆笑)
20160529
ten.自身は双眼鏡が好きです。この趣味を長くやっていると「どんな双眼鏡を選んだら良いですか?」などとご質問を受けることもあります。大抵の場合「出来るだけ倍率が低いものを選んでください」といいます。そうするとほとんどの場合「え?低いほうが良いんですか?」と返答がある場合と「どうしてですか?」と理由を聞かれる場合に分かれます。その双方ともその答えには「倍率が低い方が手振れが少なくてブレて見えないよりもブレない方が良く見えるからです。」と言います。二つの質問はその人それぞれの感覚なのでしょうけど、倍率が高いほうが良く見えると考えている人と、本当に双眼鏡を選ぶために選択方法を聞きたいと考えている人の違いなのかもしれません。次の質問は「では何倍くらいだとブレなく見えるのでしょうか?」と聞かれる場合が多いので....ten.自身が所有する7倍の双眼鏡と6倍の双眼鏡(僅かな違いですが)を手渡して、倍率は言わずに「どちらがブレが少なくて見易いでしょうか?」と実際に見ていただく場面もあります。たった1倍の違いですが初めて双眼鏡を見せられて「こっちが見易いです。」とハッキリと6倍機を選ぶ場面が多いです。7倍機は「こちらの方が大きく見えて良いですね。」と言われますが「手ブレは7倍機の方が影響がありますね。」と答えることが多いです。種明かしとして覗いた双眼鏡は6倍と7倍の僅かな違いであるという事と、販売している双眼鏡は8倍から10倍が多いことを伝えると....6倍の方がブレなく気持ちよく見えたことに気付いて「そうすると....8倍とか10倍だとブレるんでしょうねぇ。」とおっしゃる人がほとんどなので「カメラ三脚に取り付ける方法もありますよ。」と案内します。そうすると手持ちで使用する双眼鏡は「高い倍率の物を購入する場合には慣れと工夫が必要」と理解してもらえるみたいです。本来なら....6倍機と「10〜12倍機」ほどの比較をしてもらいたいのは山々なのですが....ten.自身が10倍機はもとより8倍機すら所有していないので....微妙な比較をしてもらうしか方法がなくてですねぇ....。(微妙な終わり方ですみません。笑)
20160528
昨夜は職場の飲み会があり、日々雑感をお休みいたしました。その飲み会の途中から雨が降ってきました。「飲み会の時ほど良く晴れる」というジンクスは今回には当てはまらなかったのは良かったのでしたが、大抵の場合、このジンクスは「星を見に行きたいと思っていた日が飲み会になった場合ほど良く晴れる」という雰囲気でありまして、昨夜の場合は最初から行く予定も作っていませんでしたので晴れていても悔やむこともなく....まぁ、どうでもよいことか(笑)。ところで、最近のten.は星見に行く時の機材として、今年完成したcube1350を選択しています。お手軽である程度の口径があり、観望するときもフリーストップの経緯台なので大型の天体であればサクサクと導入できるのと使用感の癖をつかむためだったり不具合を見つけるが理由であります。ただ、あまりにもcube1350ばかりを使ってしまうので、(ten.としては)驚くことに「双眼鏡を使っていない」という事実もあるんですよ。ただ、某所で双眼鏡の話題を振られたので、明日辺りから双眼鏡のネタを日々雑感で展開しようと思います。
20160526
昨日のリンク先、『「天体観測を始めるにはどのような望遠鏡がいいのか?」と悩んでいる人への初心者向け望遠鏡ガイド」』記事の最後付近に◆まとめ◆として8項目ほど記載されている部分が思いのほかten.自身に当てはまる事が多くて....びっくりしています。1から8までの8項目のうち、4点ほどちょっとピックアップすると、「1.双眼鏡は望遠鏡の代わりとなり得るうえに望遠鏡観測の良いお供になる」いやいや、おっしゃるとおりで望遠鏡を使っているときも双眼鏡は良く使いますし、望遠鏡を出さずとも双眼鏡で観望することも多々ありますよね。「3.初心者も可能な限り大口径を選ぶこと。口径6インチのドブソニアンが初心者にはピッタリである。」あー、ten.の初めての望遠鏡は6インチ(15センチ)のドブソニアン(BD1580)ですです!おっしゃるとーり初心者にはピッタリでした(笑)。「5.アイピースは良く吟味して選んだ最初の3〜4本以外はとりあえず必要ない。〜以下略〜。」最初の接眼レンズは....選びましたねぇー。LE30とかLE18とかLE7.5とか....かなり高価でしたが、おかげさまで今でも常用アイピースとして役立っています。「7.日中に陸地の観察を行うのであれば、望遠鏡ではなくスポッティングスコープ(またはフィールドスコープ)を使うのがベター。」ええ、日中だけでなく夜間にはフィールドスコープを経緯台やカメラ三脚へ載せて観望もしています。正立像だし、なにより楽に使えてコンパクトです。....と、まあ、いろいろな部分がten.自身に当てはまっており、どのような望遠鏡が良いのか?と悩んでいる人へのアドバイスとしては良い記事だと思います。とはいえ、結局のところ望遠鏡を選んでも....次のような記述に気付いてしまうんです。「趣旨から外れてしまうかもしれないが、天文観測家は次第に「自分にとってベスト」な1本を絞り込むことが無理であると気づき、2本目、3本目の望遠鏡に手を出してしまうものである。」....ここで一句。「気が付けば いつのマニヤら 3本目」....(おそまつ様でした。)
20160525
たまたま目に入ってきたウェブの記事『「天体観測を始めるにはどのような望遠鏡がいいのか?」と悩んでいる人への初心者向け望遠鏡ガイド」』を読みました。主に多くの望遠鏡レビューをなさっているEd Tingさんのサイトを要約した記事ではありますが、ten.的に共感できる部分が多かったのでご紹介いたします。ten.的にピンポイントで琴線に触れたのが....「Tingさんはいきなり天体望遠鏡を買いに行くのではなく、まずは星についてよく知識を付けること、Sky & TelescopeやAstronomyのような専門雑誌を継続購読して読むこと、そして実際に観測を行っている天文クラブなどに加入して色んな人がどんな機材を使って観測しているのかを知ることが重要である」と記載している部分です。望遠鏡ガイドなのに望遠鏡の購入を思い留まらせるというところがさすがです。さらに「天体望遠鏡を買う前に双眼鏡を入手することをお勧めします。〜中略〜双眼鏡のサイズは最低でも7×35、できれば7×50くらいの口径を持つものが望ましい」と記載が続きます。個人的に7×35を愛用しているだけに「イイねー、よく分かっているぢゃん。」と自分の好みと共感する部分が多く、記事を最後まで読んでしまいました。最後の「まとめ」に書かれている部分も共感できます。みなさんはこの記事を読んでどのように感じるのでしょうね。ちなみにten.が一番笑った部分は....「機材オタクには陥らない方がベター。」....Ed Tingさんてば機材オタクなのにー!(大笑。記事はリンク切れにご注意を。)
20160524
代替部品が無い場合、強度に不安があるけど救済策(予備策)でやることになったとして、救済策(予備策)に使用する部品は主に在庫の材料を使用します。そうなると加工の行程がかなり増えてしまいますが仕方の無いことと自分を納得させるしかないでしょうね。その加工工程の罫書きに絶対に必要な工具を是非とも探さねばならなくなりました。その工具とは「スコヤ」です。材料に対して精確な直角を出せるスコヤが無いと罫書きに不都合が生じます。何時から見かけなくなったのか記憶を呼び覚ましながらありそうな場所を探さねばなりません。もし本当に見つけ出せなかったら....買うしかないんでしょうねぇ。こういう場合、大抵は購入後に探し物が見つかるというパターンになりそうで....(絶対に見つけてやるぅー。)笑
20160523
求めている「別な部品」というのが無いことが分かり、代替部品を探そうとホームセンター巡りをしたくても出来ず、フラストレーションが溜まりまくりのten.です。その代替部品が無い場合....多少(かなり)、強度は落ちますが別な方法を考えました。ただし、部品点数も増えるし強度的に出来ればやりたくない方法であります。とりあえず「別な部品」の入手が出来なかった時に、もうどうしようもない場合の救済策(予備策)として頭の隅に置いておきます。あー、三脚って、強度が大切なのになぁ....。
20160522
本日5月22日、火星が「衝」となりました。そろそろ5月31日に迫った火星接近に向けての準備をしたいのですけど、日常のことがいろいろとあって機材の準備が出来ていません。接近した火星を狙う機材としては....「BD1580を標準としたい」と考えています。2003年の火星大接近の時にめいいっぱい観望して自分の眼の標準としている機材だからです。2003年と比較して違うところは接眼レンズの拡充があります。2003年時にLE7.5mmの160倍をメインにして観望しました。もうひとつ高倍率の物として当時からOr5mmがありましたが、木材トラスフレームで僅かな揺れがあるBD1580に使用するには240倍というのは倍率が高すぎの感がありました。その後、ちょうど200倍となるOr6mmを入手しているので、これ(200倍)が有用なのかどうかを確認する時期がやっと来たと考えています。2003年の火星大接近と比較すると今回の火星はちょっとだけ小さい火星ですけど、火星はBD1580にとって思い入れのある天体だけに自宅でも良いからBD1580で見たいという思いが強くなってきました。さあ....頑張って準備しなきゃ....。
20160521
部品を探そうと、まずはネットで検索しました。欲しいのは「コの字アルミチャンネル」なのですけど、欲しいサイズの物が無いんです。おそらく製造されていません。つまり、ホームセンター巡りをしても欲しいサイズの物は売っていないと思われます。それならば....設計変更しか方法はありません。それにしても、アルミチャンネルや角パイプは定尺4000mmなので購入する訳にもいきません。とりあえず、昨日と同様に「ホームセンター巡り」が基本行動となりそうです。
20160520
何とか別な部品を....探さなきゃです。それを見つけたら工作が一気に加速するようにと思いつつ、もし見つからなかったら....三脚の自作が頓挫します。我ながら、「自らにプレッシャーを掛けるのが好きなのか?」とヒリヒリするようなタイトなスペースを見つけながらの工作設計なのでありますな。とにかく....ホームセンター巡りをしなきゃー!(笑)
20160519
「やはりちゃんと図面を描いて、正面からと横からの図を描いてみなけりゃ分からない....」cube1350用三脚の罫書きが済んではいるものの、頭の中では上手くまとまらなかったのでPCの画面で製図してみました。その結果、全体的な「長さ」についてはちゃんと収まるんですけど、いざ組み立てようとすると部品同士の干渉で収まるところへは収まらない事が発覚しました。対処方法としては別な部品を見つけるか、部品が見つからなければ断念するかという判断を迫られました。ここまできて断念とかは考えたくないのでなんとか別な部品を見つけようと足掻いてみます。(むぅ....上手くいかないものだなぁ。)
20160518
通勤用のリュックに取り付けている小さなLEDライト、これは日々雑感20160218で記載した白色・赤色のLEDライトで、小さいし赤点滅もするしで明るさは8ルーメンですけど、まぁなかなか便利な品物でした(安かったし)。リュックに取り付けておくと、ちょっとした時に取り出して使えるし、夜に自転車に乗るときに背中のリュックで赤点滅モードにしておけば他の運転者から認識され易いだろうと重宝しています。昨夜のこと、ビクセンのHPにリンクしている「宙びとstyle(星とあなたをつなぐ店)」を徘徊していたら....「ん?なんか見たことがある品物だなぁ....。」と、そのLEDライトが商品として掲載されていました。「スイッチを押すと、白点灯−白赤点灯−赤点灯−赤明滅−消灯」となるライトなのですが、商品概要を良く読んでみると「1hオートオフ機能」などと書かれています。LR44電池を3個使う仕様ではありますが、小さなボディーに思いのほか便利な機能が付帯していた事が判明しました。何より、ビクセンさんの宙びとstyleで天体観測用ライトとして販売しているというのもさらにビックリです。これ、まあまあ使えますよ。
20160517
夜空の撮影を最後に行ったのは2015年の2月24日が最後です。社員Iさんと一緒に見て撮った「カノープス」の撮影以来、フィルムでの撮影はおろかデジカメ(コンパクトデジカメ)ですら撮影をしていません。別に、撮影を止めた訳ではないのです。単に撮影に行く時間が取れないのと写欲が湧かないという理由です。撮影する機会と写欲があれば撮影したいのは変わりありません。そうは言っても、世の中、私じゃなきゃ駄目だという写真撮影をしてたか?と言われれば、誰でも撮影できる時代になっているので「ウェブで撮影したみなさんの星景写真を見て満足している」自分もいます。フィルムの時代と違って、一眼レフデジカメは微恒星まで良く写っていますし。....もうちょっと撮影はお休みするだろうなぁ。
20160516
あ....ルーターとかトリマーとかの購入を妄想してスミマセンでした。購入の予定はありません、と断言します。もし必要ならルーターとかトリマーを購入するよりも木材加工のネット業者へ注文したほうが安価ですし、工具を購入した後に使うかどうか分からないからであります。ten.は何かを作る妄想もしますし、工具を購入することもしますが、基本的にビンボーなので不必要な資金流出についてはちゃんと見極めるようにし(ようとし)ています。とりあえず、ルーターとトリマーの事は問題解決した事にして....頭の中では何かちょっとだけ妄想しています。あまり妄想しすぎると....作らなきゃならなくなるのでアイデアだけ考えるようにします。ちなみに、現在の工作着手中の物はあくまでもcube1350用専用三脚であります。これは少しずつだけでも良いから工作作業を進めていきたいです。現在は材料の切り出しが終了し、先日は採寸ができたので罫書きませ終了しております。あ、そうそう、本日、沖縄・奄美地方が梅雨入りしたそうで....こちらもあとひと月以内に梅雨入りな季節に入ってしまいましたですね。
20160515
Φ600mm程度の円盤を切り出すのってどんな風に作ればいいのだろうか?糸ノコ台だとウネウネしてしまいそうだし、ルーターやトリマーとか購入する予定も無いし....。と、なるとネットで木工加工を引き受けている業者さんに注文をするか....。なーんて言っていますが、具体的な何かを作ろうとかではなくて、もし作るとすれば「こんな雰囲気で....」と考えている中でΦ600mm程度の円盤が必要になりそうだな....と思っただけです。もしも、ルーターやトリマーがあれば....鏡筒上部のTOPリングの穴空けや主鏡セルの土台を作ったりとか、ドブソニアンのロッカー下部とか色々なものが作れそうな気がしますけど、何より使いこなすのにも知識や経験が必要ですし、作る前の準備や片付けに時間が掛かりそうで....やはり購入は無理っす。
20160514
接眼レンズを選ぶにあたり、以前からここ日々雑感には書いてきたことなのですが....アイレリーフはメガネ使用者か裸眼使用者かで分かれるのは良いとして、みかけ視界って人それぞれの好みがあるんですよねぇ。接眼レンズを選ぶとして一点だけ共通する条件を挙げるとすれば「焦点面」です。出来る限り接眼レンズスリーブ上端の部分に視野環があるものを選びたいです。これは接眼レンズを交換したときにピントの移動が少なくなる事を示します。cube1350用標準接眼レンズにしている「フォトンED」ですが、元々がスリーブ上端にピントが来ていないうえに8mmと25mmの接眼レンズ取替えの時にピントの移動が思ったより大きくて、倍率を変える毎にちょっと苦労しています。レンズを交換すると....ピントは違うし、合焦させようとするとドブソニアンの場合、鏡筒を動かして観望対象をロストすることが多くなるし、みかけ視界やアイレリーフも大切ですけど、接眼レンズそれぞれの「ピント位置」も重要ポイントであります。
20160513
これから仕事に就いて、お給料をもらうようになり、これから接眼レンズを揃えていこうと考え、接眼レンズの選択に悩んでいらっしゃる方がいます。8cmあたりの口径だと高倍率をどうしようか?低倍率はどうしようか?と考えそうですが、結局のところ、口径ではなくて主鏡の焦点距離と誰が何を見るか?を決めてからになりそうな気がします。オーナーのみが使用するのであれば(高倍率側は)アイレリーフが短くて見づらくても個人の自由でありますが、不特定多数の人が見る観望会用となれば適切なアイレリーフ(覗きやすさ)も必要となります。いくら「これ、良いですよ!」と言っても、見づらいとか狭いとか高価だとか、鏡筒に見合っていないとか、接眼レンズの選択においては色々な要素があるわけですから、何かをお奨めしようとしても非常に難しい問題になります。
20160512
先日の雨の日、長崎駅に付帯する大型商業施設「アミュプラザ」へ行ってみました。目的は先日オープンしたばかりの「東急ハンズ」の商品を見に(見るだけ)です。「何か材料になるものはないか?」「便利そうな物はないか?」と散策するも、(ten.が目的とする)材料も無ければ便利そうなものもありませんで....極めて残念です。んじゃあ、ten.が欲しそうな材料ってなに?と言われそうですが、期待していた物としては10mm厚5052アルミ板とか、Φ6mm真鍮丸パイプとか....モゴモゴ....。昔(2000年)に新宿の東急ハンズを訪問した際に感動した材料などは見当たらず....残念です。(苦笑)
20160511
備忘録的に記載しておきます。本体のみ151gでした。この重量は現在使用しているcube1350用標準接眼レンズフォトンED8mm/25mm(180g)よりも軽いことを指しています。「本体のみ151g」に「部品」を加えるとおそらく同等の重量になりそうです。ひょっとすると、TOPリングにあと180gくらいの部品を載せても良いのではなかろうか?と考えると、部品の工作に対してのモチベーションが上がりそうな気配であります。とりあえず、やってみるか....。(謎)
20160510
遅くなりましたが、今日はGWの懸案だったcube1350用三脚の図面上での採寸をしてみました。寸法上はホンの数ミリの差で何とかなりそうです。これからは突起などの不具合を見つけだす作業が始まります。頭の中ではかわせそうなのですけど、実物を合わせながら微妙な部分を見つけるなど「頭の中の空間」をフル回転させねば....。また、今回の穴空け箇所は57箇所にも及びます。罫書きからポンチ打ち(ピンバイスによる揉み付け)をし、穴空け後のタップ(ネジ切り)していく予定です。それにしても実質的作業時間が取れない中....三脚として組みあがるまでどのくらい掛かるのでしょう?またも根気との戦いになるのかなぁ。(汗)
20160509
今、大西洋付近で「水星日面通過」が見えているようです。インターネットの動画サイトではその様子が伺えます。ご存知のように今回の水星日面通過は日本では見られません。日本で見られた水星日面通過ですが、前々回は2003年5月7日、前回は2006年11月9日に見られました。ten.の場合、2003年は雨で見られずでしたが2006年にそのリベンジを果たし、無事に見ることができました。今でも鮮明に思い出せますが、もう10年近く経ったのですねぇ。ちなみに日本で見られる次回の水星日面通過は2032年11月13日であります。ten.的に....次回が楽しみです....(元気でいようね....。)
20160508
ここ2〜3年のことですね。→「は●●さ Mark3」としてオークションなどで販売されている架台ですけど、実物を見たのは初めてです。構造については星空撮影架台「Ten-10改」と全く同じなので使い方は簡単です。微動ハンドルに逆回転時計を取り付けているところまでTen-10改と同じです。所有する若い方は「どうも、使い方が良く分からなくて....単に雲台になってしまっています。」なんて事をten.とほうき星さんの前で言っちゃったものですからさあ大変。「ちょいと見せていただけますか?」と架台をチェックします。(むぅ、そりゃ写らんわ。)と、パッと見ただけで分かりました。ten.「お兄さん、この覗き穴から覗いて北極星を導入れるんですけど、さてここで問題です。この空のたくさんある星の中で北極星はどれでしょうー!?」....そこからのお話です(微笑)。覗き穴が向いていたのは雲仙の方向だったものですから。最終的にはちょっとした時間を使って無事にガイド撮影の画像を得る事ができたようになったので何よりです。それにしても最近のデジタルカメラは良く写りますねぇ。
20160507
もう一つ良いものを見たものとは....リニア彗星(252P)です。スタパーの時に見られなかった同彗星ですが、今回やっと見ることが出来ました。予報光度は9等ほどで見るのに困難だと思いつつも「9等だったら見えるよね....」と淡い期待をしながらcube1350を向けました。へびつかい座の頭部近くに向けて視野を動かしながら探すと....ボワァーっと拡散した姿が見えました。一緒にいたほうき星さんも「拡散しているけどリニアに間違いないよね」と確認していただきました。その時間帯に....白木峰モミュメント付近で星景撮影をしていた若い人達に声を掛け、主だった天体を見ていただきました。これもまた面白い話題となりまして....若い人達のうち一人が使用していた機材が「ハ●●サ」とかいう星空撮影架台だったものですからさあ大変。ten.もほうき星さんも星空撮影架台には一言あるものですから....。この話題も明日へ持ち越しましょうかね。
20160506
新月期、GWの出撃を果たしたten.です。当夜は口径13cm反射望遠鏡で楽に見える星雲星団をたくさん見ました。最近、挨拶を交わすが如く最初に見るのはM81/M82です。今回も大気の透明度は比較的良くて「ハの字」に開いた両銀河が同一視野に見え、素通しパイプのファインダーにも慣れてきたように思います。また、先日の観望でM51の伴星雲が見えた「ような気がした」のも気のせいではなく、かずはんさんに見ていただいたところ「おっ!視野に2つ、ポンポンってあるね。見えてんぢゃん。」の一言で救われました。その他、M101銀河も「ホワッ....」と見えましたし、こぎつね座のM27も面積がある中の濃淡も分かり、メジャーどころの球状星団も散開星団も視野に入ってきた瞬間に「おっ!導入った!」と分かる明るさで見えました。空(透明度と光害の無さ)さえ良ければ入門用ニュートン反射が口径13cmとなっているのもうなずけます。午前3時になろうかとする時刻に、もう一つ良いものも見れました。その話題は....明日へつづきます。
20160505
風邪気味で頭痛があり体調はよくなかったものの白木峰に星見に行ってきました。黄砂があるとかないとかの情報は入っていましたが、とにかく星を眺めたかったのであります。木星も火星も土星も綺麗だったし、星雲星団も沢山見ました。cube1350で懸案だった標準接眼レンズ(フォトンED8mm・25mm)以外の接眼レンズ(Or6mm・Or5mm)での火星も確認できました。結果は....綺麗に見えました(笑)。ただ、フォトンED接眼レンズとの光路長が大きく違うらしく、ドロチューブをタカハシ31.7ADに交換しないとピントが合わず....「あー、やはり標準接眼レンズはフォトンEDにしなきゃならないのね....。」と再確認できた次第です。それにしても沢山の天体を見たし珈琲も美味しかったし肉も美味しかったし、やっとGWを堪能した気分であります。(笑)
20160504
連休の中日、ten.にとっては連休初日です。今夜は晴れています。おそらく明日まで良い天気でしょう。ただ、少々風が強くてですね....出撃をどうしようか?と悩んでいましたが、せっかくの連休で明日の予定もありませんので出撃しようと思っています。どこに行くかはまだ決めていませんけど、おそらく白木峰あたりかと。体調を考えながらゆったりしようと思っています。
20160503
ここ最近のten.の星見スタイルは「ミニマム装備で短時間観望」となっています。アルミロールテーブルではなくスツール(簡易椅子)に100均トレーを被せたミニテーブルを使い、七輪もホームセンターに600円で販売しているミニ七輪を使い、湯沸し+手あぶりしながら珈琲を淹れてcube1350でサクサク観望するパターンです。「ミニマム装備でお手軽観望」については以前も同じ事を記載しましたが、だんだんと身に付いていると思います。本来、観望オンリーならばcube1350のみで観望できますが、観望だけというのも寂しく感じるものですからミニマムな装備ですが珈琲を淹れるのも楽しみの一つにしています。ちなみに....珈琲のミニマム装備ですが、500ccのアルミケトル(100均急須)と空き缶で作ったアルコールストーブ(eCHS)にコンビニで販売しているインスタントペーパードリップ珈琲を使用しています。お湯さえ沸かせれば....カップラーメンも作れますしね、お外で飲んだり食べたりするのはインスタントでも凄く美味しく感じます。
20160502
さて、世の中はGWに突入した訳ですが....ten.は明日もお仕事です。まぁ天候も良くありませんし(雷雨の予報)、明後日・明々後日はお休みなので時間がとれたら何かゴニョゴニョしようかと思います。で、そのゴニョゴニョとは何かというと....(あくまでも時間がとれたらの場合ですが....)cube1350用三脚の材料を採寸したり、罫書きしたり....できるといいなぁーと考えております。....ということで、まずは材料の採寸な訳ですが、具体的には現在考えている事に対して材料の長さが足りるのか?という検証をしなければなりません。また、その検証次第では材料の選定をし直さなければならなくなる訳で、キチンと採寸して見極めたく考えています。
20160501
金曜日の夜は、木星を見てM81・M82を見てM51を見てM104を見て、珈琲を淹れて....ゆったりとイスに座って良い時間を過ごせました。ほんの2時間程度のうち、火を熾して望遠鏡を組み上げるのに時間を使いました。そして後片付けに30分弱掛かります。出撃から帰宅までは3時間です。その3時間のうち、実質、星を眺めて望遠鏡を操作して天体を見たのは1時間程度です。その1時間がten.にとって命の洗濯と言いましょうか、ストレス解消と言いましょうか....充実した時間であったのは間違いありません。また次の機会まで....星空を見るまで頑張れます。
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