| 指導目標 |
◎ |
音読に必要な文語のきまりや訓読のしかたを知り、漢文を音読し、古典特有のリズムを通して、古典の世界に親しむことができる。(知・技(3)ア) |
| ◎ |
文章を読んで理解したことに基づいて、自分の考えを確かなものにすることができる。(思・判・表C(1)オ) |
| ◎ |
書く内容の中心が明確になるように、段落の役割などを意識して文章の構成や展開を考えることができる。(思・判・表B(1)イ) |
| ◎ |
言葉がもつ価値に気づくとともに、進んで読書をし、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
| ★ |
漢文を読み、考えたことなどを記録したり伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ) |
| ★ |
本や資料から文章を引用して説明するなど、事実やそれを基に考えたことを書く。(思・判・表B(2)ア) |
| 「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。 |
| 学習活動 |
1 |
| 漢文を、リズムを味わいながら音読する。(課題1) |
| ・ |
P171「矛盾」の上段を繰り返し音読し、漢文のリズムや、特徴的な言い回しに親しむ。 |
| → |
二次元コード「『矛盾』朗読音声」 |
| ・ |
新出漢字を調べる。 |
| → |
二次元コード「漢字の練習」 |
| → |
P174「漢文を読む」 |
|
| 2 |
| 本文を読み、故事成語について理解する。 |
| ・ |
「矛盾」という言葉が、どんな故事に由来し、どんな意味で使われるようになったかを説明する。(課題2-①) |
| ・ |
「推敲」「蛇足」「四面楚歌」の言葉の意味や、基になった故事を調べる。(課題2-②) |
| → |
漢和辞典、故事成語辞典、国語便覧等を使用させるとよい。 |
| → |
P19「言葉を調べる」 |
|
| 3 |
| 自分の生活と結び付けて考える。(課題3) |
| ・ |
自分の体験を思い出し、故事成語を使って短い文章を作る。 |
| → |
P173「故事成語を使って体験文を書こう」 |
| → |
体験文を友達と読み合い、感想や意見を述べ合う活動も積極的に取り入れたい。 |
| → |
体験と故事成語が一致しない生徒がしばしばいる。5W1Hで体験を整理させ、具体的な状況が故事成語と重なるように指導するとよい。 |
|
| 4 |
| 学習を振り返る。 |
| ・ |
音読の中で気づいた、漢文独特の言い回しを挙げる。 |
| ・ |
挙げられている故事成語は、日常生活の中でどのように使われているか考え、自分の言葉でまとめる。 |
| ・ |
故事成語の中で、興味をもったものや日常生活で使ってみたいものを挙げる。 |
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| 評価規準 |
知
・
技 |
| 音読に必要な文語のきまりや訓読のしかたを知り、漢文を音読し、古典特有のリズムを通して、古典の世界に親しんでいる。((3)ア) |
| ・ |
文語のきまり、漢文特有のリズムや言い回しなどについて理解して音読している。 |
|
思
・
判
・
表 |
| ・ |
「読むこと」において、文章を読んで理解したことに基づいて、自分の考えを確かなものにしている。(C(1)オ) |
| → |
「矛盾」や、「推敲」「蛇足」「四面楚歌」の基になった故事を調べ、どんな意味で使われるようになったか説明している。 |
| ・ |
「書くこと」において、書く内容の中心が明確になるように、段落の役割などを意識して文章の構成や展開を考えている。(B(1)イ) |
| → |
故事成語と自分の体験とを重ねて、書く内容の中心が明確になるように文章の展開や構成を考えている。 |
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| 態 |
積極的に漢文を音読し、今までの学習を生かして故事成語を使った文章を書こうとしている。 |
| こども故事成語 |
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