根拠を明確にして書こう
資料を引用して報告する(5時間)
指導目標 比較や分類、関係づけなどの情報の整理のしかた、引用のしかたや出典の示し方について理解を深め、それらを使うことができる。(知・技(2)イ)
根拠を明確にしながら、自分の考えが伝わる文章になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ)
根拠の明確さなどについて、読み手からの助言などを踏まえ、自分の文章のよい点や改善点を見いだすことができる。(思・判・表B(1)オ)
言葉がもつ価値に気づくとともに、進んで読書をし、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
本や資料から文章や図表などを引用して説明したり記録したりするなど、事実やそれを基に考えたことを書く。(思・判・表B(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
授業の導入として、「書くことのミニレッスン」に取り組ませるとよい。
二次元コード「書くことのミニレッスン」
学習活動 1
課題を決め、調べる。
P144~145の資料などを参考にしながら、課題を決め、情報を集める。
二次元コード「表現テーマ例集」(「書くことのミニレッスン」内)
P144「統計資料の例」
P282資「発想を広げる」
2
構成を考える。
レポートの体裁や引用のしかた、出典の示し方を確かめる。
集めた情報を整理し、レポートの項目ごとに、書く内容と順序を考える。
P52「情報整理のレッスン 比較分類」を再読し、情報の比較分類のしかた、順序や流れの整理のしかたを確認させるとよい。
「『言葉』をもつ鳥、シジュウカラ」や「思考のレッスン1 意見と根拠」での学びを生かし、根拠となる事実と、意見のつながりを確かめさせるとよい。
P137カギ「構成や展開の効果を考える」
3
レポートを書く。
タブレットなどを活用し、引用のしかたに注意して、調べたことや考えたことを文章にまとめる。
P341「ICT活用のヒント」
引用のしかたや、根拠の明確さなどについて助言し合い、推敲する。
P78「情報収集の達人になろう」
P141カギ「根拠を明確にして書く」
P280「『学びのカギ』一覧」(書く)
二次元コード「学びの地図」
P143言の葉
P144「統計資料の例」にある資料を使ってまとめさせてもよい。
P142の文例を参考に、レポートの完成イメージをもたせるとよい。
引用のしかたや出典の示し方を確認させる。
P143「達人からのひと言」
4
レポートを読み合い、交流する。
友達とレポートを読み合い、資料を適切に引用できているかなどについて、伝え合う。
タブレットのコメント機能などを使って交流するとよい。
P341「ICT活用のヒント」
学習を振り返る。 
どのようなことに注意して、資料を引用したか、自分の言葉でまとめる。
根拠を明確にして自分の考えが伝わる文章を書くために、どんなことに注意したか、自分の言葉でまとめる。
説明や報告の文章を読むときに、引用のしかたに注意することで、どのようなよいことがあるか考える。
P140「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準

比較や分類、関係づけなどの情報の整理のしかた、引用のしかたや出典の示し方について理解を深め、それらを使っている。((2)イ)
情報を整理し、自分の考えを裏づける資料やデータを選び、出典の示し方に気をつけながら引用している。
「書くこと」において、根拠を明確にしながら、自分の考えが伝わる文章になるように工夫している。(B(1)ウ)
集めた資料やデータを根拠として明確に示しながら、自分の考えを書いている。
「書くこと」において、根拠の明確さなどについて、読み手からの助言などを踏まえ、自分の文章のよい点や改善点を見いだしている。(B(1)オ)
読み手の助言をもとに、引用のしかたや根拠の明確さなどについて、よい点や改善点を見いだしている。
根拠を明確に示すことを粘り強く考え、学習の見通しをもってレポートを作成しようとしている。