空の詩 三編 
詩の創作教室(3時間(読②書①))

指導計画 事象や行為、心情を表す語句の量を増すとともに、語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意して話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにすることができる。(知・技(1)ウ)
比喩、反復、倒置、体言止めなどの表現の技法を理解し使うことができる。(知・技(1)オ)
文章の構成や展開、表現の効果について、根拠を明確にして考えることができる。(思・判・表C(1)エ)
根拠を明確にしながら、自分の考えが伝わる文章になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ)
根拠の明確さなどについて、読み手からの助言などを踏まえ、自分の文章のよい点や改善点を見いだすことができる。(思・判・表B(1)オ)
言葉がもつ価値に気づくとともに、進んで読書をし、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
詩や解説文を読み、考えたことなどを記録したり伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
詩を創作し、感じたことや考えたことを書く。(思・判・表B(2)ウ)
次の教材「言葉3 さまざまな表現技法」と併せて扱うと効果的である。
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
三つの詩を音読する。
新出漢字を調べる。
二次元コード「漢字の練習」
2
詩について、感じたことを交流する。
「よさやおもしろさを感じたところ」や、「どういうことだろうと思ったところ」のような観点で、感じたことや考えたことを交流する。(課題1-①、②)
いずれも空の詩であることを確認させる。
3
詩の情景や表現の効果について話し合う。
それぞれの詩について、提示された観点から考えをもつ。(課題2-①)
三つの詩の中で、最も印象に残った表現とその効果について、話し合う。(課題2-②)
友達の意見との共通点や相違点を確認させる。
季節や時間(朝・昼・夜)を想像させてもよい。
4
最も印象に残った詩について発表する。(課題3)
選んだ詩のいちばんのよさ(おもしろさ)や印象に残った表現などの観点に沿ってメモを作り、発表する。
5
学習を振り返る。
詩のどの言葉や表現に着目して読み味わったか挙げる。
詩の情景を想像するうえで、特に効果的だと感じたのはどの表現かをまとめる。
詩の創作に生かしたいと思ったことを挙げる。
6
空の詩を作り、「空の詩 三編」に加える。
どんな空を取り上げるか考える。
思いや考えを書き出し、空についてのイメージを広げる。
「空の詩 三編」を参考に、表現を工夫して詩を書く。
P268「語彙ブック」(情景を表す言葉)
P68「言葉3 さまざまな表現技法」
読み合って感想を伝え合う。
P67下段「他にもある! こんな楽しみ方」を参考に、クラスの実態に応じた活動を行うとよい。
評価規準

 ・ 事象や行為、心情を表す語句の量を増すとともに、語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意して話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにしている。((1)ウ)
詩の中の語句の意味を捉えながら、語感を磨き、語彙を豊かにしている。
 ・ 比喩、反復、倒置、体言止めなどの表現の技法を理解し使っている。((1)オ)
表現の技法を理解し、表現を工夫して詩を書いている。




「読むこと」において、文章の構成や展開、表現の効果について、根拠を明確にして考えている。(C(1)エ)
詩に描かれている情景を想像し、具体的な叙述を取り上げて表現の効果を考えている。
「書くこと」において、根拠を明確にしなか?ら、自分の考えが伝わる文章になるように工夫している。(B(1)ウ)
自分の思いが読み手に伝わるように、言葉や表現を工夫して詩を書いている。
「書くこと」において、根拠の明確さなどについて、読み手からの助言などを踏まえ、自分の文章のよい点や改善点を見いだしている。(B(1)オ)
読み手の助言から、創作した詩のよい点や改善点を理解している。
詩の構成や展開、表現の効果について積極的に考え、学習の見通しをもって詩を創作しようとしている。
日本語を味わう名詩入門④山村慕情   詩ってなんだろう   だれでも詩人になれる本