指導目標 |
◎ |
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、類義語と対義語、同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにすることができる。(知・技(1)エ) |
◎ |
登場人物の言動の意味などについて考えて、内容を解釈することができる。(思・判・表C(1)イ) |
◎ |
文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ) |
◎ |
根拠の適切さを考えて説明や具体例を加えたり、表現の効果を考えて描写したりするなど、自分の考えが伝わる文章になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ) |
◎ |
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
★ |
小説を読み、引用して解説したり、考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ) |
★ |
多様な考えができる事柄について意見を述べるなど、自分の考えを書く。(思・判・表B(2)ア) |
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。 |
学習活動 |
1 |
全文を通読する。 |
・ |
注意する語句・新出漢字を調べる。 |
→ |
二次元コード「漢字の練習」 |
◇ |
初読の感想を書かせておくと、課題3で作品の魅力を語る際に、学習の初めと終わりで作品の印象や自分の考えがどのように変わったかを振り返ることもできる。 |
|
2 |
作品の設定と場面の展開を押さえる。(課題1) |
・ |
作品の設定を確かめ、人物、時、場所、出来事などに着目して幾つかの場面に分ける。 |
|
3 |
場面の展開に即して人物像を読み取る。 |
・ |
冒頭からメロスが王城を出発するまでの場面で、メロスと王はどんな人物として描かれているかを考える。(課題2-①) |
・ |
村から刑場に向かう途中、メロスの考え方や心情は、どんな出来事をきっかけに、どのように変化したかを考える。(課題2-②) |
・ |
刑場で、王の考え方や心情は、何をきっかけにどう変化したかを考える。(課題2-③) |
→ |
P221カギ「人物像に着目する」 |
→ |
P276資「『学びのカギ』一覧」(文学) |
→ |
二次元コード「学びの地図」 |
◇ |
場面の展開と人物像の変化を結び付けて読み取らせるとよい。 |
|
4 |
作品の魅力をまとめ、語り合う。(課題3) |
・ |
自分が感じた作品の魅力を文章にまとめる。 |
・ |
まとめた文章を基に、作品の魅力をグループで語り合う。 |
→ |
P221言の葉 |
◇ |
原作(詩「人質」シラー作)を合わせて読み、構成や表現の特徴について、共通点・相違点を整理し、「走れメロス」の魅力を考える学習も考えられる。 |
→ |
P179カギ「観点を明確にして文章を比較する」 |
|
5 |
学習を振り返る。 |
・ |
どの語句に着目して、作品の魅力を語ったか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
友達との交流で新しく気づいた作品の魅力にはどんなものがあるか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
他の文学作品を読むときに生かせそうな、分析の観点を挙げる。 |
|
評価規準 |
知
・
技 |
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、類義語と対義語、同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにしている。((1)エ) |
→ |
作品中の漢語を和語に置き換えると、印象がどのように変わるかを考えている。 |
|
思
・
判
・
表 |
・ |
「読むこと」において、登場人物の言動の意味などについて考えて、内容を解釈している。(C(1)イ) |
→ |
メロスや王の言動に着目して、考え方や心情の変化を読み取っている。 |
・ |
「読むこと」において、文章を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ) |
→ |
メロスの行動や考え方で共感できたところ・できなかったところを、自分の知識や経験と結び付けて考えている。 |
・ |
「書くこと」において、根拠の適切さを考えて説明や具体例を加えたり、表現の効果を考えて描写したりするなど、自分の考えが伝わる文章になるように工夫している。(B(1)ウ) |
→ |
登場人物の人物像や表現のしかたなど、観点を明確にして作品の魅力を文章にまとめている。 |
|
態 |
登場人物の言動の意味などについて粘り強く考え、学習の見通しをもって作品の魅力を文章にまとめようとしている。 |
|
指導目標 |
◎ |
第1学年までに学習した常用漢字に加え、その他の常用漢字のうち350字程度から450字程度までの漢字を読むことができる。また、学年別漢字配当表に示されている漢字を書き、文や文章の中で使うことができる。(知・技(1)ウ) |
◎ |
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
学習活動 |
6 |
P222「漢字に親しもう5」に取り組む。 |
→ |
二次元コード「漢字一覧表」 |
→ |
P260「小学校六年生で学習した漢字一覧」 |
→ |
P308資「二年生で学習した漢字」 |
→ |
P321資「二年生で学習した音訓」 |
◇ |
言葉の意味がわからないときは、国語辞典等で調べさせるとよい。 |
◇ |
P257「[練習]小学校六年生で学習した漢字」に併せて取り組み、これまでに学習した漢字の書き取りをさせてもよい。 |
|
評価規準 |
知
・
技 |
第1学年までに学習した常用漢字に加え、その他の常用漢字のうち350字程度から450字程度までの漢字を読んでいる。また、学年別漢字配当表に示されている漢字を書き、文や文章の中で使っている。((1)ウ) |
→ |
文や文章の中で漢字を読んだり書いたりしている。 |
|
態 |
学習課題に沿って、積極的に漢字を読んだり書いたりしようとしている。 |
斜陽 |
|