鍵(2時間)

指導目標 抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにすることができる。(知・技(1)エ)
詩を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
詩歌を読み、引用して解説したり、考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1 詩を音読する。
2
印象に残った語句や表現を話し合う。(課題1)
詩の中の印象に残った語句や表現を挙げ、感想や疑問を出し合う。
3
表現の意味を考える。
詩の中に書かれた「鍵」の特徴を発表する。(課題2-①)
「鍵」によって「ひらかれる」「扉」の向こうには、どんなものがあるか考える。(課題2-②)
4
作者のものの見方について語り合う。(課題3)
「私」は「この世」をどんな世界と捉えているのか、自分が考える「この世」との共通点や相違点を基に、作者のものの見方について考え、友達と語り合う。
詩から読み取った作者のものの見方について、自分のこれまでの知識や経験と結び付けて考えさせるとよい。
5
学習を振り返る。
詩の中で使われているどのような語句に着目したか、挙げる。
作者のものの見方を考える手がかりとなった友達の発言にはどんなものがあったか、振り返る。
「鍵」という作品との出会いで自分の考えがどう変化したか、ひと言で表す。
出典  『自分の感受性くらい』茨木のり子/作(花神社)
評価規準

抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにしている。((1)エ)
抽象的な概念を表す言葉に着目し、詩の中での意味を考えている。




「読むこと」において、詩を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ)
自分の知識や経験と結び付けて、作者のものの見方について考えている。
詩を読んで理解したことや考えたことを進んで知識や経験と結び付け、学習課題に沿って作者のものの見方について話し合おうとしている。
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