魅力的な提案をしよう
資料を示してプレゼンテーションをする(5時間)
指導目標 言葉には、相手の行動を促す働きがあることに気づくことができる。(知・技(1)ア)
自分の立場や考えが明確になるように、根拠の適切さや論理の展開などに注意して、話の構成を工夫することができる。(思・判・表A(1)イ)
資料や機器を用いるなどして、自分の考えがわかりやすく伝わるように表現を工夫することができる。(思・判・表A(1)ウ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
説明や提案など伝えたいことを話したり、それらを聞いて質問や助言などをしたりする。(思・判・表A(2)ア)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
提案内容を決める。
誰に(相手)、何を(話題)、何のために(目的)提案するかを確かめる。
現状の課題を見つけ、その解決策を基にするなどして、提案内容を決める。
二次元コード「表現テーマ例集」
相手が何を知りたいのかを考えさせるとよい。
2
話の構成や表現を工夫する。
グループで進行案を作り、話の構成や提示する資料、役割分担などを考える。
P35言の葉
P286「グラフの見方/引用・出典
提示資料の情報は必要最低限に絞らせる。
写真などを引用する場合は、出典を明記させる。
資料を提示しながら話す練習をする。
P33カギ「資料や機器を活用して話す」
P280「『学びのカギ』一覧」(話す・聞く)
二次元コード「学びの地図」
資料を提示するタイミングを考えたり、聞き手を意識して話し方に変化をつけたりさせるとよい。
3
プレゼンテーションをする。
クラスの人たちに向け、グループごとにプレゼンテーションをする(録画する)。
二次元コード「プレゼンテーションをする」
P29「[聞く]意見を聞き、整理して検討する」
P35「達人からのひと言」
P341「ICT活用のヒント」
聞き手には、話の構成や話し方に注意させ、質問を考えながら聞くようにさせる。
4
学習を振り返る。
いちばん心が動かされた提案をクラスで選び、理由を含めて話し合う。
録画したプレゼンテーションを視聴し、よかった点や改善点を話し合う。
話し方や話の構成、資料や機器の使い方など、振り返りの観点を明確にするとよい。
言葉には、相手の心を動かし、行動を促す働きがあることを、学習のどのような場面で実感したか、自分の言葉でまとめる。
聞き手の印象に残るプレゼンテーションにするために、話の構成や資料の作成において、どのような工夫をしたか、自分の言葉でまとめる。
クラスでの発表を振り返り、次に何かを提案するときには、どんな点を工夫したいか考える。
P32「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準

言葉には、相手の行動を促す働きがあることに気づいている。((1)ア)
相手が自ら行動したいと思えるような言葉や表現を用いることを意識している。




「話すこと・聞くこと」において、自分の立場や考えが明確になるように、根拠の適切さや論理の展開などに注意して、話の構成を工夫している。(A(1)イ)
重要なことが効果的に伝わるように話の構成を工夫している。
「話すこと・聞くこと」において、資料や機器を用いるなどして、自分の考えがわかりやすく伝わるように表現を工夫している。(A(1)ウ)
プレゼンテーションソフトやフリップなどを用いて、提案内容が視覚的にもわかりやすくなるよう工夫している。
自分の考えがわかりやすく伝わるように粘り強く表現を工夫し、学習の見通しをもってプレゼンテーションをしようとしている。