立場を尊重して話し合おう
討論で視野を広げる(4時間)
指導目標 意見と根拠具体抽象など情報情報との関係について理解することができる。(知・技(2)ア)
互いの立場や考えを尊重しながら話し合い、結論を導くために考えをまとめることができる。(思・判・表A(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
それぞれの立場から考えを伝えるなどして、議論や討論をする。(思・判・表A(2)イ)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
テーマについて情報を集める。
テーマと用語の定義を全体で確認する。
各自、現状やメリット・デメリットを調べ、根拠となる情報を集める。
P14「続けてみよう」
P282「発想を広げる」
二次元コード「表現テーマ例集」
賛否や是非の分かれるものを選ばせるとよい。
2
立場に分かれ、考えをまとめる。
立場(肯定側・否定側)を決め、意見と根拠、理由づけを整理する。
P130「思考のレッスン1 根拠の吟味」
P132「適切な根拠を選んで書こう」
3
グループで討論する。
司会1名を決め、肯定側2名・否定側2名で討論する。
グループの中で役割を交代しながら討論を行うとよい。
P116「聞き上手になろう」
P183「[話し合い(進行)]話し合いの流れを整理しよう」
P187カギ「互いの立場や意見を尊重する」
P280「『学びのカギ』一覧」(話す・聞く)
二次元コード「学びの地図」
二次元コード「討論をする」
タブレット端末などを用いて、討論の様子を録画させておくとよい。
P341「ICT活用のヒント」
4
討論を振り返る。
相手側の意見や質問などを通して得られた新たな気づきを報告し合う。
司会は、肯定側・否定側のよかった点を伝え、共有する。
録画を見て振り返るようにするとよい。
5
学習を振り返る。
意見を裏づける適切な根拠を示すために、どんなことに気をつけたか、自分の言葉でまとめる。
異なる立場や意見を尊重しながら話し合ううえで、どのような発言が効果的だったか、確かめる。
実際に体験してわかったことを基に、討論が役立ちそうな場面を挙げる。
P186「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準 知・技
意見と根拠具体抽象など情報情報との関係について理解している。((2)ア)
適切な根拠となる情報を集め、意見と根拠、理由づけを整理している。
思・判・表
「話すこと・聞くこと」において、互いの立場や考えを尊重しながら話し合い、結論を導くために考えをまとめている。(A(1)オ)
互いの意見の共通点や相違点、話し合いの論点を踏まえて質問したり反論したりし、振り返りにおいて自分の考えをまとめている。
進んで互いの立場や考えを尊重し、学習の見通しをもって討論しようとしている。