指導目標 |
◎ |
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにすることができる。(知・技(1)エ) |
◎ |
観点を明確にして短歌を比較するなどし、表現の効果について考えることができる。(思・判・表C(1)エ) |
◎ |
短歌を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表C(1)オ) |
◎ |
表現の効果を考えて描写するなど、自分の考えが伝わる短歌になるように工夫することができる。(思・判・表B(1)ウ) |
◎ |
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を生活に役立て、我が国の言語文化を大切にして、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
★ |
短歌などを読み、引用して解説したり、考えたことなどを伝え合ったりする。(思・判・表C(2)イ) |
★ |
短歌を創作するなど、感じたことや想像したことを書く。(思・判・表B(2)ウ) |
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。 |
学習活動 |
1 |
P62「短歌に親しむ」を通読する。 |
・ |
注意する語句新出漢字を調べる。 |
→ |
二次元コード「漢字の練習」 |
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2 |
短歌を音読し、解説の内容を捉える。 |
・ |
歌われている情景を想像しながら、短歌を声に出して読む。(課題1-①) |
・ |
短歌とはどんなものか、筆者がその形式や歴史について説明している部分に線を引く。(課題1-②) |
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3 |
短歌に用いられた、表現の効果を考える。 |
・ |
それぞれの短歌に描かれた情景や心情と、筆者が着目した表現、その表現の効果として示されていることをまとめる。(課題2) |
◇ |
筆者が着目した表現やその効果の他に、生徒自身が着目した部分があれば、それを書かせてもよい。 |
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4 |
好きな短歌を選び、感想を書く。(課題3) |
・ |
本文やP68「短歌を味わう」から好きな1首を選び、自分の知識や経験と結び付けて感想を書く。 |
◇ |
グループごとに1首ずつ担当したり、グループの中で各人が1首ずつ担当したりするなど、状況に合わせて活動させる。 |
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5 |
学習を振り返る。 |
・ |
情景や心情を描写する語句のうち、感想を書くときに特に注目したものはどれか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
筆者の解説を読んで初めて気づいた着眼点や表現の効果には、どのようなものがあったか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
短歌の創作に生かせそうなことを挙げる。 |
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6 |
P66「短歌の創作教室」に取り組む。 |
・ |
「準備体操」に取り組み、短歌を作る練習をする。 |
・ |
出来事や場面を決めて、短い文章を作る。 |
・ |
作った文章を基に、最も伝えたいことを決め、短歌を作る。 |
・ |
言葉の順序を入れ替えたり、比喩や体言止めなどの表現技法を使ったりして、表現を工夫する。 |
◇ |
言葉を集める際、P9「思考の地図」のマッピングを活用することもできる。 |
→ |
P14「続けてみよう」 |
→ |
P268「語彙ブック」(感覚で捉えた言葉) |
・ |
完成した作品を集めて、感想を伝え合う。 |
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評価規準 |
知
・
技 |
抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに、話や文章の中で使うことを通して、語感を磨き語彙を豊かにしている。((1)エ) |
→ |
情景などを表す語句に着目して作品を読み深めている。また、情景や心情が生き生きと伝わる言葉を選んで短歌を創作している。 |
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思
・
判
・
表 |
・ |
「読むこと」において、観点を明確にして短歌を比較するなどし、表現の効果について考えている。(C(1)エ) |
→ |
複数の短歌を比較し、言葉の選び方や順序にどのような特徴や効果があるかを考えている。 |
・ |
「読むこと」において、短歌を読んで理解したことや考えたことを知識や経験と結び付け、自分の考えを広げたり深めたりしている。(C(1)オ) |
→ |
好きな一首を選び、自分の知識や経験と結び付けて感想を書いている。 |
・ |
「書くこと」において、表現の効果を考えて描写するなど、自分の考えが伝わる短歌になるように工夫している。(B(1)ウ) |
→ |
自分の思いが伝わるように、学習した短歌の形式や表現の工夫を参考にして短歌を作っている。 |
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態 |
表現の効果について進んで考え、学習の見通しをもって短歌を創作しようとしている。 |
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