指導目標 |
◎ |
自分の生き方や社会との関わり方を支える読書の意義と効用について理解することができる。(知・技(3)オ) |
◎ |
文章を批判的に読みながら、文章に表れているものの見方や考え方について考えることができる。(思・判・表C(1)イ) |
◎ |
提言の内容や論理の展開、表現のしかたについて評価することができる。(思・判・表C(1)ウ) |
◎ |
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を通して自己を向上させ、我が国の言語文化に関わり、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等) |
★ |
論説の文章を比較して読み、理解したことや考えたことについて討論したり文章にまとめたりする。(思・判・表C(2)ア) |
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。 |
学習活動 |
1 |
3人の筆者の提言を通読する。 |
・ |
新出漢字を調べる。 |
→ |
二次元コード「漢字の練習」 |
◇ |
通読後は、二次元コード「基礎資料」「筆者インタビュー」を確認・視聴させてもよい。 |
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2 |
文章の要旨を捉える。(課題1) |
・ |
3人の筆者が、環境問題を解決するために、今、何が必要だと考えているか、それぞれの提言の要旨をまとめる。 |
◇ |
題名や文章の結論に着目させ、筆者が読者に最も伝えたいことを捉えさせるとよい。 |
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3 |
文章を比較して評価し、グループで討論する。 |
・ |
観点を決めて文章を比較し、それぞれの特徴を表にまとめる。(課題2-①) |
・ |
提言の内容、論理の展開、表現のしかたなどを、自分の経験や読書などで得た知識と照合して吟味し、評価する。(課題2-②) |
・ |
三つの提言をどう評価するか、グループで討論する。(課題2-③) |
→ |
P135カギ「文章を批判的に読み、評価する」 |
→ |
P258資「『学びのカギ』一覧」(説明文) |
→ |
二次元コード「学びの地図」 |
→ |
P54「論理の展開を意識して書こう」 |
◇ |
P134に示された観点別の表をワークシートにして配付し、文章の比較から明らかになった特徴をまとめさせてもよい。 |
◇ |
3人の筆者のものの見方・考え方について、自分の知識や経験、他の人の考えなどと比べながら、批判的に読ませる。 |
◇ |
三つの提言をどのように評価したか、根拠を明確にさせる。 |
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4 |
提言に対する評価を基に、自分の考えをまとめる。(課題3) |
・ |
討論を踏まえ、自分の考えをまとめる。 |
◇ |
教科書に示された書きだしを参考に、三つの提言に対する自分の考えをまとめさせる。 |
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5 |
学習を振り返る。 |
・ |
文章を吟味するとき、読書を通して得た知識をどのように役立てたか、自分の言葉でまとめる。 |
・ |
文章を批判的に読み、評価するときに留意すべきことは何か、考える。 |
・ |
今回身につけた文章の読み方の中で、次に論説を読むときに役立ちそうだと思うものを書き留める。 |
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評価規準 |
知
・
技 |
自分の生き方や社会との関わり方を支える読書の意義と効用について理解している。((3)オ) |
→ |
一つの課題に対して書かれた複数の文章を読み比べることが、自分の生きている社会について深く考えるきっかけとなることに気づいている。 |
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思
・
判
・
表 |
・ |
「読むこと」において、文章を批判的に読みながら、文章に表れているものの見方や考え方について考えている。(C(1)イ) |
→ |
文章の語句や表現を根拠に筆者のものの見方や考え方を捉え、自分の知識や経験、他の人の考えと比べながら批判的に読んでいる。 |
・ |
「読むこと」において、提言の内容、論理の展開、表現のしかたについて評価している。(C(1)ウ) |
→ |
提言の内容、論理の展開、表現のしかたなどについて、根拠を明確にしながら評価している。 |
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態 |
三つの文章を批判的に読むことに粘り強く取り組み、学習課題に沿って自分の考えを文章にまとめようとしている。 |
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