合意形成に向けて話し合おう
課題解決のために会議を開く(4時間)
指導目標 具体抽象など情報情報との関係について理解を深めることができる。(知・技(2)ア)
進行のしかたを工夫したり互いの発言を生かしたりしながら話し合い、合意形成に向けて考えを広げたり深めたりすることができる。(思・判・表A(1)オ)
言葉がもつ価値を認識するとともに、読書を通して自己を向上させ、我が国の言語文化に関わり、思いや考えを伝え合おうとする。(学びに向かう力、人間性等)
互いの考えを生かしながら議論や討論をする。(思・判・表A(2)イ)
「目標」や「学習の見通しをもとう」で本教材のねらいを確認し、学習の見通しをもつ。
学習活動 1
議題を決める。  
地域社会や学校生活の中から課題を見つけ、クラスで一つ議題を決める。
P262「発想を広げる」
二次元コード「表現テーマ例集」
2
グループで提案を考える。  
ブレーンストーミングでアイデアを出す。
グループごとに提案を一つに絞り込む。
P267「話し合いの方法」
ブレーンストーミングでは、自由にアイデアを出させる。
出たアイデアについて、根拠や意義を考え、説得力のある提案に絞らせる。
タブレット端末などを使用し、グループの考えをスライドにまとめ、発表させるのもよい。
必要に応じて、提案時のための資料などを用意させてもよい。
3
全体会議を開く。  
司会と書記を決め、クラスで話し合う。
①グループごとに案を発表する。
②提案を分類整理し、観点を決めて検討する。
③互いの意見を生かし、合意形成を図る。
P183「[話し合い(進行)]話し合いを効果的に進めよう」
二次元コード「会議を開く」
P187カギ「合意を形成する」
P188言の葉
P260「『学びのカギ』一覧」(話す聞く)
P267「話し合いの方法」
P337「ICT活用のヒント」
二次元コード「学びの地図」
提案が目的に合っているか、実現可能かなどの観点から分析させる。
タブレット端末などを使用し、座標軸などで提案を可視化しながら整理させてもよい。
話し合いで出た提案を思考ツールで評価し、クラスで共有させてもよい。
4
合意形成のポイントを振り返る。  
グループやクラスでの話し合いを振り返り、合意形成のために必要なことや改善点を伝え合う。
どのような共通点を基に、複数の発言を抽象化したか、自分の言葉でまとめる。
互いの意見を生かして合意を形成する際に、どのような発言が効果的だったか、確かめる。
合意形成するために、自分が今後大切にしたいと思ったことを挙げる。
P186「生かす」を読み、学んだことを今後どのように生かしていきたいかを考えさせるとよい。
評価規準

具体抽象など情報情報との関係について理解を深めている。((2)ア)  
複数の発言の共通点を結び付けて、一つの提案にまとめたり、複数の発言の中からよい点を取り上げたりしている。




「話すこと聞くこと」において、進行のしかたを工夫したり互いの発言を生かしたりしながら話し合い、合意形成に向けて考えを広げたり深めたりしている。(A(1)オ)  
提案を分類整理し、観点を決めて検討したり、互いの意見の長所を生かしたりして話し合っている。
合意形成に向けて粘り強く考えを広げたり深めたりし、学習の見通しをもって話し合おうとしている。